空白を埋めていく~美術検定2級受験日記
時に電車の中でテキストを開いて読み、時にソイラテを片手に問題集に挑み…
わかったのは、
「モダン・アート(現代アート)がダメすぎる」
3級でも、情報を入れていくのに苦労したが、2級はそれがさらに倍増し、吐きそうだ。
どうして、「検定」と名のつくものにおいては、3級から2級へと上がると、一気に難易度がアップするのだろう。
応用問題も侮れない。
作品の解釈などについて、これで本当に正しいのか、と自信がグラグラしてくる。
だが、現状一番の問題は、20世紀以降の美術と日本の近代美術だ。
テキストをただ読むだけで、分かった気になるのは一番まずい。
それを自分の中に定着させるには…二つ方法がある、と最近発見した。
一つは、問題集を解くこと。解説も読んでおくとさらに良い。作品の写真が載っていれば、それもセットで覚えられる。
そして最近発見した二つ目は、マインドマップを使うこと。
A4の紙を一枚用意し、「エドゥアール・マネ」「フォーヴィズム」など思いついたキーワードを一つ書く。
そしてそこを起点に、思い浮かんだ単語を書いて、繋げて行く。新たに書いた単語からは、さらにそこから連想したキーワードを同じように書いていく。
フォーヴィスム→1905年アンデパンダン展→1894年にスーラが中心になって開始→アンリ・ルソー
と言った具合に。
とにかく思い浮かんだものを書く。最初のキーワードからは全く想像のつかないものが出てくるかもしれないが、それはそれで良い。
もしも、途中で詰まったり、何か別の気になる単語が浮かんだら別の場所に新たに書き、そこからまた始める。
そして、最終的にはA4の紙を埋め尽くすことを目指す。
とりあえず、これだけの情報が今自分の中に入っている、と可視化できるし、自身のない箇所も何となくわかる。
問題は、テーブルと椅子のある場所が望ましい、ということだ。
混雑した電車の中ではやりたくてもできない。
テキストを捲っていると、時々手を動かして書きたい、という衝動がさざ波のように来るので、落ち着かない。
落ち着かないと、最悪それは不安につながる。(これが本当に困る!)
その時は、最寄りのスタバか家に帰ることを考えることにしている。
さて、あと一か月近くで、どこまで知識の「空白」を埋めていけるだろうか。