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見てみたい~モネとルドン
印象派の代表格で、移ろう光を追い続けたクロード・モネ。
幻想的で、時に不気味な空想の世界を描いたオディロン・ルドン。
この対象的な二人が、同じ1840年生まれ、ということを知っている人は、どのくらいいるだろうか?
ふと思い付いたことだが、この二人をメインに据えた展覧会を、どこかでやったら面白いのではないだろうか?
タイトルは、『モネとルドン~陽光の世界と夢の世界と』。
年代やテーマ、モチーフで近いものを組み合わせて展示する。
例えば、1878年にルドンが描いたのは、こちらの〈眼=気球〉。
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気球の風船部分が目玉になっている上、よく見れば下の台には人の首が乗っている。モノトーンの色調も相まって不気味だが、癖になる。
同じ年、モネは、パリ万博の開催を祝って賑わう〈モントルグイユ大通り〉を描いた。
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幻想と現実。
黒とカラフルな三色旗。
荒野と都会。
こうまで違うものか、と我ながら驚いた。
現実には作品の確保など難しいかもしれないが、紙やWebページの上なら、どうだろう?
やるなら、無論、自分でやりたい。