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気になる絵~ハマスホイとデンマーク絵画

 来年1月から始まるハマスホイ展。

 編集部曰くそれに寄せた記事をなるべく早く欲しいとのことで、内心焦っている。(笑)

 理由は簡単。

 よく知らない画家だし、資料が少ないから。

 10年前にも一度展覧会が開催されたらしいが、そのカタログをどうやったら手に入れられるか。(Amazonで調べたら高かったし、上野で一度当ってみるか、大きい図書館に頼るか)

 でも、頭を抱える一方で、「デンマーク絵画」という未知のジャンルに心ときめく自分がいる。

 たとえば、展覧会のメインで、「北欧のフェルメール」と呼ばれるハマスホイ。

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 フェルメールと比べて、どこかひんやりとした色彩。そして、おかしがたい静けさ。針一本落としたら、破れてしまいそうな類の。

 北欧の画家と言えば、まず名前があがるのはノルウェーのムンクだろう。

 ムンクとハマスホイは1年しか違わない。

 ほぼ同じ時代に活動した画家、と言って良い。

 だが、ムンクがパリに留学し、モネなどの影響を受けていたのに対し、ハマスホイの活動範囲は狭い。

 まだまだハマスホイについては知らないことの方が多いが、比較してみるのは悪くないかもしれない。

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 去年の「ロマンティック・ロシア」といい、思わぬ場所の思わぬ画家に心惹かれる。

 その瞬間は、本当にワクワクする。

 もっと本が出てくれれば良いのに。


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