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書く力をつけたいなら

 何だこりゃあ…

 今朝、このnoteを開いて一番に思ったことだ。

 大声に出さなくて、正直良かった。家族に聞かれて詮索されるのは面倒くさい。

 昨夜書いた記事に、なぜ「スキ」がつく…。

 正直、不調だったから、短いし薄っぺらい。

 なのに、気合を入れて書いたアートの記事よりも、反応があるのは気のせいだろうか。

 ここを始めた当初は、営業用として通用する記事を集めておくつもりだった。

 しかし、そうと決めるとかえって書きにくくなり、思うようにいかない。

 30日間連続投稿する、という課題をセッティングした時には、非常に困った。

 いっそ、「一日一枚フェルメールについて書く」、などとテーマを決めるのも一つの手かもしれない。

 前にアメブロでやったことがあったが、それなりの効果はあったと思う。

 フェルメールは残っている作品が少ないが、その分、ゴールが見えやすい。人気のある画家でもあるから、読まれやすい、という計算もあった。

 やってみると思ったほど簡単にはいかないのも、却ってよかったのではないか。

 何気なく見ていた一枚でも、それについて書こう、という思いで向き合うと、また違う。どこに着目するか、を決めるのもなかなか難しい。

 そして、思ったことの一つは、「似たような絵」が多いなあ、と。

 同じようなシチュエーションでも持ち物や細部をいじった絵が多い。

 一つの記事につき一枚、という最初の計画を変更し、2,3枚を比較しながら書くこともあった。

 そのうち、似たような絵とにらめっこしては書く、というのもちょっと飽きてきて、他の書きたいテーマを探すようにもなった。

「どうしても見つからなければ、フェルメールを書く」

 そのような発想の転換も時には行ったのだ。

 そうして、シリーズ記事はとりあえず⑬まで、17枚分を書いた。

 それが去年のこと。

 今年に入ってからは…全く進んでおらず、ちょうど全作品の半分ほどで止まっている。

 時折、もう一度一からやってみようか、という思いがきざすこともなくはないが、未だ何も動きはない。


 中途半端なまま放っておくのも具合が悪いが、あの時は、とにかく「書く口実」が必要だった。

 そのための通過点だった、と言えなくもないだろうか。完遂できるかどうかはともかく、それをとりあえず「やってみる」ことが必要だったのかもしれない。

 フェルメールについて書けないなら、他に「書ける」ネタを探す…それは、アートの事とは限らなかった。

 あまり気は進まなかったが、自分の周りのことについても書くことが増えた。

 そして、それはこのnoteにうつってからも、続いている。

 やれやれ。

 このような中途半端な失敗談でも、コンテンツに無理やりにでも仕立て上げてやろう、などと思えるようになったのは、一つの変化かもしれない。

 

 最後に、一つ。

 noteの毎日更新にチャレンジしたい、あるいは毎日でもとにかく書いて、書く力をつけたい、と思う人へ。

 鍛錬メニューとして、「30日マラソン」はいかがだろうか。

 30日という数字が不安なら、10日でも15日でも良い。「余裕でできる!」と思うことの少し先に設定するのがコツだ。

 そして、その間、「一番好きなこと」「気になるテーマ」について、一行でも二行でも良いから、毎日書いて投稿する。

 テーマは、本当に何でも良い。アートでも、車でも、漫画でも。

 どうしても書けないなら、他の何についてなら書けそうか、を考える。そして、その場で一番書きやすい、と思ったことについて書く。それを、習慣として体に覚え込ませる。

 まずは30日をとりあえずの理想に。それが達成できれば、カッコいいんじゃないくらいの気持ちで。

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