巡航ミサイルの迎撃は戦闘機が有効である
F-15EXで新たに設置されたハードポイント・ステーション1と9のAAMの発射テストに成功した。F-15EXではこれまでのF-15シリーズでは8発までしか搭載出来なかったAAMを新たに増税したハードポイントにより12発まで搭載が可能になった。F-15MJ改修でもハードポイント増設で12発の搭載が予想されるだけにこのテストの成功には意義がある。
CSISのレポートによれば台湾侵攻では中国軍は日本本土にもミサイルで攻撃してくるのを示唆している。中国ロケット軍のTELやH-6Kから発射されるCJ-10巡航ミサイルは中国東北部から発射されれば日本全土への攻撃が可能になる。空自の高射部隊は現在BMDに特化された状態であり、巡航ミサイル迎撃には適していない。では巡航ミサイルはどうやって迎撃するのか。それは戦闘機でしかない。F-15J改修型がその主要任務に就くと思われる。現在ではF-15MJを改修予定な68機として8発搭載とすると合計544発のAAMが発射可能となる。これが12発までに拡大すると816発まで拡大される。中国軍の巡航ミサイルは一説には500発と言われてるからこれで完封は可能になる。
現にウクライナ空軍はMiG29でロシアからの巡航ミサイル・クラブの迎撃を行っている。巡航ミサイルは戦闘機では迎撃出来ないという風説があるがAWACSやAEWで探知し、その情報をデータリンクしてCAP中の戦闘機に伝達しAAMで迎撃すればいいだけの話だ。空自は米ソ冷戦時代からソ連からの巡航ミサイル迎撃の訓練を行ってきた。まして日本本土ならば戦闘機部隊にはかなりの余裕がある。さらにF-15MJにはAN/APG-82AESAレーダーが換装されるので巡航ミサイルの探知もかなり容易になる。
さらにF-15MJ改修型のライフサイクルコストは68機で6500億円程度。破棄まで26年と換算すると1機あたり3億円程度だ。ちなみにイージスアショアだと2基で6500億円。しかもF-15MJは対領空侵犯措置や災害での現地の偵察など多用途任務も可能なのもイージスアショアとの大きな違いがある。どちらが税金に見合ってるかは比較するまでもなかろう。
■ソース
https://www.aviationwire.jp/archこives/268221
https://globe.asahi.com/article/11534967
https://m.youtube.com/watch?v=_yM-tcvkn5s
https://www.fnn.jp/articles/-/2112?display=full
https://aviation-space-business.blogspot.com/2020/01/f-15jsif-35a.html
https://note.com/azurri1972/n/nffde7a2c0285
https://www.jwing.net/news/48476
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00179/060900059/?P=2#:~:text=%E9%98%B2%E8%A1%9B%E7%9C%81%E3%81%8C%E3%82%80%E3%81%A4%E3%81%BF%E6%BC%94%E7%BF%92,%E5%86%86*%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
https://grandfleet.info/us-related/csis-releases-report-japan-needs-to-protect-taiwan-from-chinese-military/