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GCAPとFCASの統合は愚の骨頂ではないか

(上記の画像はGCAPの先代となるF-2)
エアバスのギヨム・フォーリCEOは日英伊+サウジとの間で開発が進められているGCAPと
仏独西白の間で共同開発が始まろうとしているFCASとの統合を提唱しています。
実現の可能性は未知数ですがもし実現するとすれば8カ国による共同開発となります。
しかしはっきりと言わせて頂きますが当方はGCAPとFCASの統合には反対です。
理由として共同開発する国が増えるのはトラブルの元となります。
F-35では共同開発国が肥大して開発国同士でトラブルが発生し開発遅延の原因にもなりました。
また開発が終了した後もトルコがロシアからS-400SAMを導入して
F-35開発プログラムから追放されたりとトラブルは続いた経緯もあります。
特にGCAPでの開発が予定されているサウジアラビアでは人権問題を巡って
ドイツがユーロファイター・タイフーンの輸出をつい最近まで渋った事案も発生しています。
日本も人権問題では死刑制度や漫画やゲーム、AIイラストなどの表現の問題もあり、
表現の問題に神経質なEUとの間でトラブルになるのは目に見えています。
それは国連女子差別撤廃委員会での顛末を見れば明らかです。
また英BAEはステルス技術では日伊を上回っているという自負もあり、
これが仏ダッソーとの間での主導権争いに繋がれば開発遅延は避けられません。
その意味からしても無用なトラブルは避けるためにもGCAPとFCASは統合すべきではないとの結論に
行き着かざるを得ないと見ています。



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