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【草日記】アデニウム オベスム+その他

しとしと雨が心地いい。
適度に湿気を含んだ涼しい空気がそよそよ部屋を抜けていく。

今年の夏は本当に暑くて、今も大して温度自体は下がっていないのに何故だか「もう冬が来るなあ」なんて先走ったことを考えてしまいます。全然来週も30℃予報2回あるみたいなんですが・・・。

そんな今年の酷暑も乗り切って、元気いっぱいの草が居ます。

実生したアデニウムたち。
ちょっと前まで種だったはずなのに、もうしっかり幼苗の姿。

種を蒔いたのはちょうど8月上旬、まだその頃は小さいプラポットにぎゅうぎゅうにひしめき合って狭苦しい鉢の中で頑張って発芽していました。

今年の8月の姿

まだひょろひょろで、本当にこれが大人になれるのかと心配したものです。
この後ちょっと早めにプラポットに植え替えて、それからはカンカン照りの屋外に放り出されるという何とも愛のないスパルタ栽培。

それから2カ月ぐらい、もっと枯れると思ってたんですけど案外全員生き残ってくれました。

ただ、植えた鉢によって成長速度が全然違う。
こちらはアデニウムのブラックステム、見分けが付かなくなるのが嫌でこっちだけ素焼きのミニポットに植えたんです。

が、屋外に放り出されたのは8月のクソ暑い過酷なベランダ。
素焼きの鉢はプラポットに比べればすごい勢いで水が乾くので気付いたら鉢がカラカラで、焦って水やりなんてこともしばしば。

そんなことを繰り返していたら、同じ場所に放り出したオベスムよりも一回り小柄な姿で秋を迎えました。
決して枯れこんでいるわけではないので育ってはいます、ですが過酷な環境に耐えるため株姿は一回り小さくぎゅぎゅっと引き締まりました。

これはこれで、野趣あふれる姿で私は好きです。
現地ではもっと過酷な環境で育ってるでしょうから、それに比べたら毎日お水がもらえるベランダはまだ恵まれていますね。
過酷な真夏も乗り越えてこれから涼しくなる長雨の季節にひと時の休憩といった感じです。いっぱい水飲んでね。

一方、乾きにくいプラポットで水をたっぷり吸ったオベスムはブラックステムよりも何倍も太い。
茎にたっぷり水を蓄えて何とも幸せそうです、幼苗の時期は水をあげたらあげただけゴクゴク飲みますからネグレクト気味に育ててしまったブラックステムと比べれば何とも締まりのない甘やかされた姿になりました。

ですが、実際は幼苗の時代を水たっぷりで過ごして大人になったらカラカラ、というのが通説っぽいのでどちらかといえば此方の苗の方がセオリー通りの育ち方になってます。
実際ブラックステムは4株ぐらい枯れましたが、オベスムはほぼ全鉢生き残ってますからね。

来年までは甘やかし栽培、以降はカラカラ気味にして間延びした軸を詰めていく感じになると思います。
既に先端部が幾重にも枝分かれしているカッコいい子もいるので、将来の姿が楽しみですね!



2024/09/29 Az

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