27歳、気分屋女
27歳になって、今までの大切をもっと大切に思える出来事があったり、新しい出会いをしたり、慣れない環境に飛び込んで心を病んだり、1ヶ月で目まぐるしく感情が変化した。
そのひとつひとつの感情が大切でしかたがなくて、どうにかと思って言葉に残す。でもその言葉も、すぐに抜け落ちて忘れ去ってしまう。そんな冷たい自分が切なかった。
わたしはわたしでしかなくて、1人きりであるという事実が付き纏う。1人にならなければいけなかった。誰かに、何かに縋ってる場合ではなかった。そうして弱い自分が見えるたびに、綱渡りをしている。
2週間言葉が綴れず制作ができなかったのは、体調の変化のせいだ。新しい職場に転職して1ヶ月間、いろんな感情を味わって、それでもなんとか自分を保つことに必死で。朝はなぜか4時に目が覚めた。二度寝なんてできない。夜が長い。
それでも仕事を休むことなく、めげずに負けずに闘った。1ヶ月経って慣れてきて、朝までぐっすり眠れるようになって、やっと言葉を綴れる状態まで戻ってくることができた。
わたしは気分屋で、言動も行動も気分によってころころ変わる。人から見たら信頼できない人だと思われるのは当然だ。でも、わたしにとってはそのときの本心、全力だった。だから許してくれ、なんて言えないけど、わたしはそういう人間なのです、というしかなかったのだ。
あなたが大切です、なんて言えない。わたしのそばで生きていてよ、なんて言えない。熱しやすく冷めやすい気分屋なわたしのことを信頼しないで、って突き放せたらどれだけ楽か。過去に言った言葉たちは、もう二度と綴れなくなってしまった。
個展まであと3ヶ月。頭の中は、個展のことでいっぱいだ。言葉を書くために選んだ本業はちゃんと大切にする。ちゃんと守る。だから、わたしは言葉を書くのだ。
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【初の言葉の個展をやります】
「痛い、心臓、」
日時:2024年12月28日(土)〜30日(月)
13:00〜20:00 (LO19:30)
※ワンドリンク制になります。
場所:喫茶星時
住所:〒500-8833
岐阜県岐阜市神田町3−3 カンダマチノート2F
名鉄岐阜駅から徒歩10分。お車は周辺のコインパーキングへ。
「わたしたちは、どこまでいっても1人きりである。」
弱いわたし自身について、弱いままで強くあろうとする姿勢を、言葉を通してお見せします。感じ方は人それぞれ。決してきらきらしていません。もがき苦しみながらも前に進む言葉たちを、ぜひ体感しにきてください。
5年間言葉を綴り続けてきて、初の個展をご縁のある岐阜という土地で開催させていただくことになりました。これは集大成でなく、わたしの言葉の表現の始まりです。
この個展に展示する詩と、書き下ろしのエッセイを掲載したZINEを会場限定販売する予定です。個展に来たお土産として、ぜひお手元にどうぞ。
12月28〜30日は岐阜でお会いしましょう!
「温かで穏やかな光を見失わず、貴方が生きていけますように。」 そんな気持ちでnoteを届けています。 気に入ってもらえたら【スキ】【フォロー】 さらに【サポート】で応援して頂けるととっても光栄です。