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【保存版】 飲食店のための、集客できるInstagramの作り方

こんにちは。Instagramにて、ローカルな飲食店をご紹介するメディア「Foodies Oita」を運営している、Azusaです。過去、noteではこういったInstagram運営についての記事を書いてきました。


この記事を書いてからしばらく経った今、世間は外出や外食を自粛するよう要請が出て、多くの飲食店がその影響を受けているといわれています。

そこで、飲食店を紹介するアカウントを3年以上運営する中で、たくさんの飲食店アカウントを日常的に拝見したり、仕事で運用に携わらせていただいた経験を生かして、”飲食店のインスタ運用”に振り切った解説記事を書いてみようと思い立ちました。(思い立ったのはかれこれ数ヶ月前ですが...)

今、すべての項目を執筆し終えて、この導入部分を書いているのですが、なんと25,000字超え...書き終わるまでに季節が変わるくらいの時間がかかってしまったことで公開がだいぶ遅くなってしまったのですが、その分いろんなことを詰め込んだ記事を作ることができました。


私は、インスタ運用を仕事にしている人でもあり、お店のアカウントを頻繁に見るひとりの客でもあり、飲食店メディアを運営する人でもあります。(ちなみに飲食店で働いた経験もあります🍝)

そんな自分ならではの目線で見た”無駄にならない飲食店のインスタ運用”を出来る限り深堀りしてまとめてみました。


お店として効率よく且つ効果的な発信をするためには?

お客様が求めているものって?


そんな様々な角度からアカウントを整えて最大限に活用する方法や、そもそものインスタの役割や頑張り方など、私が数年かけて学んだことを飲食店にフォーカスさせて解説していきます。


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0. この記事を読む前に


まず、読み進めていただく前に、インスタに対して私が抱いているそもそもの考えをご説明させてください。

私は、次の3つのことを念頭に置いた上でインスタ運用に取り組むべきだと考えています。むしろこれらのことを忘れてしまうことは、インスタ運営に置いてリスクがあったり、非効率であったり、後の災いを招く恐れすらあると思います。


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インスタは魔法!!みたいに考える人は、意外と少なくありません。

インスタを頑張っておしゃれにすればお客さんが増える!!というのは当然ですが幻想ですし、その魔法のようにおしゃれに施されたインスタを信じてお店にいらっしゃった方が「インスタと違う...」とガッカリするというのは結構世間ではあるある。

あくまでインスタはお店の延長です。


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「フォロワーがたくさん欲しい!」という考えもわたしはあまりこだわりすぎないほうがいいと思っています。以前書いた記事もたくさんの方に読んでいただきましたが、一番反響が多かったのは「たくさんのフォロワーより、濃いフォロワーを集めよう」という部分でした。(この記事も長いですが、よかったら読んでみてください🙏🏻)

フォロワー数を追い求めすぎるのは、インスタを活用する上であまり本質的ではないのです。


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なんだか精神論っぽく聞こえてしまいそうだな、と思いつつもインスタ運用の仕事をする際は絶対にお伝えすることなのですが、本当にズルせずに誠実に真面目にやるのが1番の近道です。

特にインスタには若いユーザーがたくさんいます。息をするようにSNSを使う彼らには、胡散臭いことや、ずるいことはすぐにバレます。それは若い世代に止まらず、どんどん広がっていく現象だと思います。

フォロワーが欲しくて特に興味もない人を大量にフォローしにいったり、写真と関係ないハッシュタグを付けたり、実際のお店とはかけ離れた盛りに盛った写真を投稿したり...そういうやり方は絶対に見抜かれるし、何もいいことありません。


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というわけで、少々熱っぽく訴えてしまいましたが、まず大前提としてこの3つに共感した上でインスタ運営について知っていっていただければなと思います。



そして、単に飲食店といえど色々な種類のお店があるので、全ての項目が全ての方々にフィットするとは言えませんが、共通して活用できることから種類別でおすすめできる方法など、できる限りわかりやすく記しているので、最後まで楽しんでいただると嬉しいです。


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1. 「インスタを頑張る」の具体的な意味って?


まずは、超そもそものお話でありながらあまり触れられることがない部分から触れていきます。


そもそも、「SNSで発信しましょう!SNSの投稿頑張ろう!!」とよく耳にしますが、それって具体的にどうすることが「頑張る」ことになるのだろう?と、考えたことはありますか?

ほとんどの場合の「頑張る」の意味は、「投稿する」ことを指しているのではないかなと思います。もちろんそれは間違いではなく、投稿することも頑張ることに含まれるのですが、もう1つ圧倒的に大切な頑張り方を見逃してはないでしょうか...?


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このように、「インスタの頑張り方」は大きく分けて二通りあります。ひとつは先述した通り、自分自身がお店のアカウントの更新を頑張るという方法。そして見逃されがちなもうひとつの方法は、お店に来たお客様が個人のアカウントで投稿してくれるようにお店が努力することです。

もはやこの概念がなかった方もいるかもしれません。が、インスタ上でよく目にするいわゆる流行っているお店などはこの部分ができている場合が多いはずです。ではその「投稿されるようにお店がする努力」とはどんなことを指すのか?


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(↑すみません、文字が小さめなのでタップして拡大してください🙇🏻‍♀️)


お店によって要素の差はあれど、基本的にはこういったものがいわゆる「口コミ投稿」に繋がることが多いと感じます。ここで考えなければならないのは、

・自身のお店は投稿される可能性があるのか?

・投稿されやすいように“お店自体”に工夫や変化をもたらすことは可能か?

・投稿されにくいお店だとしたらどうSNSを活用していくのか?

という点です。では次に、ご自身のお店が「投稿する」ことと「投稿されること」のどちらを頑張るべきなのか?を検証してみましょう。


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2. 「投稿する」のか? 「投稿される」のか?


自身が「投稿する」ことと、お客様に「投稿される」ことは全く違う、というのは先述の通りですが、では次はどっちをどう頑張ればいいの?というのを考えていきたいと思います。

まずお伝えしておきたいのは、「投稿することを頑張る!!」と意気込んで色々と写真を撮って載せてみる前に、「うちの店って投稿されること可能なの?」という部分を分析してみてほしいのです。


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この図を使ってご自身のお店がどういった位置にいるのかを分析してみてください。(もちろん例外もあるので、あくまで参考程度に🙏🏻)


❶「より強化することが可能」の場合

文字通り、その投稿がもっと増えるように強化していくことが可能だと思います。投稿されている写真や言葉を研究し、「この席で撮られた写真が多いな」「この商品はあまり撮られていないな」など、実際どのようにインスタ上で露出しているのかを確認し、より投稿されるためにはどこを改善すべきかを検討してみてください。


❷「投稿されていない原因を探り改善」の場合

これは、投稿される要素は複数あるのにも関わらず、実際インスタ上に投稿はされていないお店のことを指しています。この場合、なぜ投稿に至らないのかの原因を探る必要があります。例えば、

・客層がインスタを活発に使う年齢層ではない
・店内が暗く、撮った写真がわかりづらい
・写真を撮りたいと思えるものがない

など、考えられる原因はたくさんあると思います。「投稿されること」に力を入れていくのであれば、これらの原因をあげて分析したり、投稿されやすい要素を増やしたり(チェックできる項目をさらに増やすなど)、対策をする必要があります。


❸「工夫や変化を取り入れて実行」の場合

ここでは、チェック項目があまり当てはまらず投稿されづらい状況になっている場合、“お店自体”への工夫や変化を施せるかどうかを考えます。

当然、写真に撮ったときの背景がいまいちだからといって店内の壁紙を張り替えたり、自然光が入らないからと移転するなどは現実的ではないと思います。そういった大袈裟な変化ではなく、もっと身近で手を加えられるものはないかを検討してみてほしいのです。

・照明を増やして店内を明るくする
・テーブルとのコントラストを出すために食器を変える
・会計時に会話をする(インスタの話題でも◎)
・テーブル上やメニューにインスタのアカウントを書いたポップを設置する
・お客様が投稿してくれたものをストーリーズでシェアする

など...ここもお店によって難しい部分とすぐに対応できる部分はあると思いますが、身近なところから「ここに来て食事をした」という思い出(事実・体験)を投稿してもらえる工夫をするのは良い施策といえるはずです。

ここは、同じジャンルや地域で投稿を多くされている飲食店を参考にして、具体的にどういった要素がその投稿するという行為を生んでいるのかをリサーチするのがおすすめです。(具体的なリサーチ方法や参考にすべきお店の基準などは後々ご説明します)


❹「自身のアカウントでの発信の方に注力する」の場合

お店自体の変更が難しく、且つ記述したチェック画像に当てはまる項目が少なく、あまりお客様からの投稿が期待できない場合は、自身の発信力を強くすることに労力を割くという選択肢があります。もちろん全く投稿される可能性がないということは少ないと思うので、できればそちらも頑張りつつ...というのが理想的ですが、主には自身の発信(更新)に力を入れます。

・どんなことを投稿するのか
・投稿する頻度
・ストーリーをどう使うか
・投稿しないほうがいいこと

こういったことを考えて、実際に発信をすることが必要です。無論、「投稿する」と「投稿される」を同時に力を入れることができるとより良いのは言うまでもありません。(「投稿する」頑張り方については後々触れます)


❺「インスタが本当に最適?」の場合

ここに行き着いた方には、今一度本当にインスタを使うべきなのか?というところに立ち返って考えてみてほしいのです。

おそらくこのnoteに興味を持ってここまで読み進めてくださった飲食店関係者の方であれば、少なからず「インスタを活用して集客をしたい・しなければ」と思っていると思います。ですが、インスタの特性である写真を載せる・載せてもらうという部分においてマッチしにくいお店の場合は、インスタが最適解でないことも大いにあり得ると私は考えています。


・お客様の年齢層が高くインスタを使っていない
・インスタを活発に使っている層をターゲットにしたお店ではない
・日々投稿する暇もネタもなく、運営することが難しい

こういったことに当てはまる場合は、無理にインスタを使わなくとも、他にもっと適した方法があるのではないかなと思います。(たとえば紙のチラシをポスティングするとか、同じSNSでもFacebookの方がいいとか、そういうことです)

でも例えば、“今までとは違い、若い層にもお店を知ってもらいたい”などの目的が設けられているのであれば、❹の方法でアカウントの運営を頑張ってみることはおすすめできます。

わたしはインスタをよく使用するので行きたいなあと思った飲食店さんがインスタをやってくれていると情報収集する際とってもありがたいと感じますが、だからといって「時代はインスタ!!!絶対にやるべき!!!」と決めつけるのも違うと思っています。できるのならやるに越したことはありませんが、無理して仕事を増やしてしまった挙句あまり効果を出せない...となるのであれば他の方法を探しそちらに力を注ぐ方が効率的だと思います。


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3. 最低限の使い方をする


ここでひとつ提案したいのは、例え上記の「❺インスタが本当に最適?」に当てはまったとしても、インスタが全く使えないというわけではありません。「❹自身のアカウントでの発信の方に注力する」になったけど、毎日更新するネタ探すのちょっと厳しいなあという場合でも、こんな使い方でとりあえずインスタをアクティブな印象にしておきましょう!というアイデアを2つご紹介したいと思います。

こうやって使用していくうちに軌道に乗ったり、思ったよりお店と相性がいいツールになっていくことも考えられるので、物は試し!という感覚でご覧ください。


【1. メニューとして使う】

文字通り、お店にあるメニューの代わり、もしくはメニューの補足として使用する方法です。時々この方法でインスタを活用しているお店と遭遇しますが、店内に置いてあるメニュー全てに写真や詳細が載っていない場合などに役立つ使い方だと思います。

(例↓)
・商品の写真を投稿する
・キャプションにメニュー名や詳細を記入
・新メニューを都度追加できる
・なくなったメニュー/休止中のメニューはアーカイブに入れて、提供できるときだけフィードに戻せる

シンプルに商品の写真を投稿し、インスタ自体をメニュー化する方法です。この場合、特段日々ネタを更新する必要はなく、期間限定なメニューや新しい商品が追加されるタイミングで更新すればOKです。

ただし、この場合フォロワーを増やすなどの目標は達成しづらいのでご注意ください。

こんなお店におすすめ
・新メニューの追加が頻繁にある
・日替わりなど、レギュラーメニュー以外のものがある
・お店に置いてあるメニューが文字だけで写真が少ない


【2. 更新はせずともお客様の投稿はシェアする】

日々の更新はネタもないし、時間もない、という場合でも、お客様からの投稿などがあった際にストーリーズなどでシェアをする方法です。

“ストーリーズでシェアされる”というイメージをフォロワーやアカウントに訪れた人に持ってもらえると、自分も載せてみようと連鎖的な反応が起きることも考えられます。ストーリーズでシェアしつつお客様とのコミュニケーションを取るイメージで運営していくと尚いいと思います。

ストーリーズが稼働していることでアクティブな印象も抱かせることができるので、アカウントを訪れた人が「ここって更新されているのかな?」という疑問も抱かれにくくできるはずです。

(例↓)
・ハッシュタグや自身のアカウントのタグ付を辿り、それをシェアする
・お礼など一言を添えていると尚◎

参考ページ:
タグ付けされたストーリーのシェア
Instagram 投稿をストーリーにシェア(リグラム)する方法

こんなお店におすすめ
・お客様からのタグ付け投稿がある


※ 投稿する内容については、もう少しあとに記載する「6. 具体的な投稿内容と方法を計画する」のパートでも案を提案しています。この段階で『何もネタないしな...』と思われた方も、何かヒントになるかも?


さて、最低限の使い方として、2通りご紹介しました。重複しますが、飲食店を探す際、1発目にインスタを活用する人も今や少なくありません。今日営業してるかな?定休日いつだろう?どんなメニューあるのかな?場所どこだっけ?そんな疑問を持った人が、インスタの検索欄に店名を入力しアカウントを探す機会があった際に、できるだけ新鮮で確実な情報を届ける意味では、インスタは持ってて損はないと思います。

特に今は営業時間が変動的だったり、テイクアウトなどのイレギュラーな情報を発信しなくてはならないこともあると思うので、自由に告知できる場としていざというときに役立つよう、普段から少しでも運用しておくのはおすすめできます。


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ひとまず、ここまで読んでくださった皆様ありがとうございます。何度か触れましたが、わたしは「今の時代インスタは絶対!!!」とまでは思っていません。

「2.「投稿する」のか? 「投稿される」のか?」の部分で掲載した表でインスタとの相性が合わないかも、と判断された場合などは特に無理をしてインスタ運用する必要はないです。アカウントを持ってないことがむしろ個性や売りのようにすることもできると思いますし、そこはお店の考え方や方向性次第だと思います。

そして、もう1点。

お店側として、「店内で写真撮られるのはちょっと...」「店内で写真撮られたくないから、投稿してもらうことは望んでない」という考えをお持ちの方もいらっしゃると思います。そういった考えが存在することも個人的には理解しているつもりです。そういった方々に対してまでも“投稿されることを頑張ろう!”と押し付けるつもりも全くありません。

あくまで、ご自身のお店のルールや方向性に合わせた部分を選んで参考にしていただければなと思っています。


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4. プロフィールを整える


このパートでわかること💁🏻‍♀️
・インスタのプロフィールページに何を書くべきか?
・避けた方がいいプロフィール
・現在のプロフィールに足りないこと


1番大切な部分でありながら、意外と完璧にできていることが少ない「プロフィール」についてです。プロフィールを完璧にする目的は、お店に興味を持ってアカウントを訪れてくれた方々への負担を減らすため。

お店がどこにあって、何時に営業していて、いつが休みなのか...など、実際に行こうと思ったときに気になる(必要な)情報がちゃんと記されているかをまず確認していきます。

これが用意されていないと、見ている側にとっては”不便さ”を感じざるを得ないという場合もあり、そうなると最悪そのページから離脱されることも。それを阻止しなければならないですし、せっかく興味を持って訪れてくれた方をそんな理由で放してしまうのはもったいないなと、わたし自身日々色々なアカウントを見ていて感じています。

というわけで、ここではプロフィールの完成度を確認できるポイントをまとめました。

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❶シンプルなアカウント名

「@」に続く、アルファベットで構成されたユーザー名。ここはできる限りシンプルにします。他人から見て意味がわかりにくい単語や数字を入れるのはなるべく避けるのが◎

・店名のみで表記するのがベスト
すでに使われていなければ、「@abc_cafe」など店名単品で取得しましょう。

・店名のみが無理なら、地名を付け足す
他に同じ名前のお店のアカウントが存在する場合は、「@abc_cafe_tokyo」など、地名をプラスするのがおすすめです。検索した時にどこにあるお店なのかがわかりやすく、探しやすくなります。
(例:@abccafe_toyko / @abc_cafe_oita等)

・地名も被るなら、意味のある単語や数字を最小限で付け足す
地名を付け足すのも難しい場合は、「official」や創業年「2002」など、意味のある単語・数字を付け足します。ここで注意したいのは、「19890618」など、一体誰の誕生日?と思われるような数字や、「azusa」などの個人名はなるべく避けます。たまにお店の電話番号を付けているアカウントもありますが、長くなりすぎてしまう・一見なんの数字かわからないというデメリットはあるものの、いいアイディアではあると思います。
(例:@abccafe_2002 / @abccafe_official)


❷お店の正式名称

名前として表示される部分は、あらゆる公式で使用しているものと統一します。

・Googleマイビジネス
・Facebookページ
・地図上の表記
・ウェブサイトのタイトル
・お店の看板

これらの表記が微妙に違っている場合を頻繁に見かけます。よくあるのは、大文字と小文字の表記の違いやサブタイトル的な文言の有無。Googleで検索したら「abc cafe」と出てくるのに、インスタでは「ABC cafe」となっていると、もしかすると違う都道府県の同じ名前のお店なのかな...?と混乱してしまう可能性があります。

また、「abc cafe - Specialty Coffee -」のような説明の役割をもったワードがあるかないかでも違うお店のように見えることがあります。店名が特徴的で一切被るお店が存在しない場合はあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、できる限り統一してあるほうが見ているユーザーは迷わず間違えなくて親切だと感じます。


❸トップ画像はロゴ(または外観)

正式なロゴがある場合は迷わずロゴに設定します。画像のデータがない場合などは、お店の外観や看板の写真を使用するのがおすすめです。外観の写真を使用する場合は、あまりに引きの構図にするとわかり辛くなってしまうので、なるべく周りの余計な建物が写らないようにシンプルな構図にしてみてください。

また、特徴的な看板メニューが売りの場合は、その写真を設定してもいいと思います。ただし「このお店といったらコレ!」のようなものがある場合に限ります。そもそも写真を設定してしまうと、”お店のアカウント感”が薄れてしまうので、公式のものであることをわかりやすくするためにも、ロゴの画像に設定できるのがベストです。


❹わかりやすく簡易な説明文

お店についての簡単な説明を記載します。ここも文字数の制限があるので、余計なことは不要です。必要なことを確実に伝えられる貴重な場所なので、重要なことから優先して書いていくといいと思います。

・どんなものが食べられるお店なのか?
・どこにあるお店なのか?
・象徴的なメニュー
・現在やっている期間限定のメニューや企画
・テイクアウトの有無(今の時期重要!)

などを書きます。このあとに出てきますが、住所や営業時間などは別で記載するので、重複する内容は省くことも可能です。できればお店のテーマや特徴、ちょっとした思いやコンセプトなどをうまく文章に落とし込めると最高です。


❺最新の営業時間

意外と多いのが、営業時間を記載していないアカウントです。ここは本当にマスト。わたしはよく、友人とご飯に行く際計画を立てずに落ち合って外で「どこ行く?」となり、お互いがインスタを開いていいところがないか探したり、自分が過去保存した投稿を見てこれから行くお店を選ぶ、という状況になることがあります。その時に候補にあがったお店のアカウントに営業時間が書かれていないと、不安だからやめよ...となることも多いです。

もちろん個人差はあると思いますが、違うサイトなどで検索して営業時間を調べる努力まではしても、今多くの人は(若い層がターゲットであれば特に)電話で問い合わせたりまではしないと思います。

ここでうっかり離脱させてしまうのを防ごう!ということです。

そして営業時間をちゃんと表記する最大のメリットは、電話やメール、DMなどでの問い合わせの対応をする手間を省けることにもあります。特に今、短縮営業していたりと変更している場合も多いので、ぜひその時の最新のものを常に更新してください。お店に行ってみたらインスタに書いていた時間と違った!!というガッカリをなくす対策にもなると思います。


❻定休日と臨時休業のお知らせ

こちらが必要な理由も、❺の営業時間とほぼほぼ同じです。わたし自身よくお店に行ってみたら臨時休業...という場面によく遭遇してガッカリするので、事前にそれがわかればなあといつも思ってしまいます。

・定休日が毎月変更がない場合はプロフィールに「定休日:火曜」などと入れるだけでOK

・不定期で店休日がある場合は、その日付を週か月単位で表記する
(例:「今月のお休み:5, 10, 24, 31日」等)

・日によって営業時間が違ったり、お休みの日が複雑な場合は、簡易のカレンダーを作って投稿やハイライトに入れておく

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(※ハイライトについての詳細は、この記事の後半でストーリーの活用について触れた後に説明します。)

上記の画像のようにカレンダーを使うことで、日替わりや期間限定のメニューの案内や、イベント出店のスケジュールなども入れることができます。(実際このお知らせの方法を行っているお店結構目にします!)

先の営業日や時間がわかることで、予定にも組み込みやすのもお客様にとっては嬉しいポイントだと思います。


❼住所とマップの設定

「ビジネスアカウント(プロアカウント)に設定」することで、マップを表示させることができます。インスタから直接マップを表示できる便利な設定なので、ここもちゃんと準備しておきたいところです。

お店の位置が地図を見ても分かりづらい場合:
・プロフィール文に詳細を書く
(例:「●●ビルの横の道を入って裏側です」等)
・より詳しい地図やアクセスの方法を画像にしてハイライトに入れる

などの工夫をしてなるべく迷わず訪れることができるようにします。これも営業時間や定休日などと同じく、「場所がわかりません」という問い合わせを減らす対策にもなると思います。

住所の登録方法などは、検索するといろいろと記事が出てくるのでそちらを参考にしてみてください。

⬆︎こちらのサイトでは、プロフィールに住所とマップの追加方法が詳しく書かれています。少し古い記事なので、インスタ上での表記が若干変わっている部分がありましたが、そこまで大きな変更はなさそうだったのでぜひ参考にしてみてください。


❽ウェブサイトなどのリンク

プロフィールには1つだけURLを入力できる項目があります。公式のウェブサイトがある場合はウェブサイトのURLを、ウェブサイトがない/機能していない場合は他のSNSページなどを入力します。

・公式ウェブサイト
・その他SNS(Twitter/TikTok/Facebook等)
・ECサイト(ウェブショップのページ)

これらのURLがない場合は、空欄かその他関連のあるページのURLを記入してみてください。

・取材された記事のページ
・参加する予定のイベントのページ 等

これらが複数あり絞れない場合は、下記のようなリンクまとめサービスなどを使用して1ページに集約して表示させるといいと思います。


❾各情報のまとめハイライト

❶〜❽までの項目で触れきれなかった情報や、特筆してお知らせしたい情報などは、ハイライトにまとめるのがおすすめです。

(※ハイライトについてはさらに詳しく記事の後半「9.ハイライトはプロフィールの重要な一部」で解説しています。)

・詳しい場所の説明
・アクセス方法
・駐車場の有無(これはプロフィール文に入れても◎)
・メニュー
・店内の雰囲気がわかる写真や動画
・お客様の投稿をシェアしてまとめたもの
・営業日、営業時間カレンダー
・重要な情報のお知らせ
・コロナ対策についての説明
・お店からお客様へのメッセージ
 等

ここはお店によって必要な項目を選んで追加してみてください。ハイライトがあるメリットは、お客様にとって情報が見やすくまとまっているという点ももちろんありますが、ページの滞在時間が上がることが期待できるなどのいいポイントもあります。

注意したいのは、無駄にたくさん作りすぎたり、細分化しすぎてハイライトの数を増やしすぎる点です。1つのハイライトに複数の関連したストーリーを入れるのは問題ないですが、何十個も作る必要はありません。かえって見づらくなったり、たくさん並んでいてどれを見ていいかわからなくなってしまわないようにしてください。

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では、この章「プロフィールを整える」のまとめです。

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❶シンプルなアカウント名
❷お店の正式名称
❸トップ画像はロゴ(または外観)
❹わかりやすく簡易な説明文
❺最新の営業時間
❻定休日と臨時休業のお知らせ
❼住所とマップの設定
❽ウェブサイトなどのリンク
❾各情報のまとめハイライト

プロフィールだけでこんなにあるのか...と思われた方も多いかもしれません。確かにもれなく隅々まで整えるとすると、これだけの項目があがってきますが、お店によって不必要な項目もあると思います。そこは臨機応変にご自身のお店に合わせた判断をして、その中でできる限り完成度の高いプロフィールを作っていけるととてもいいなと思っています。

まずはここまでを確認して追加・修正してみてください。プロフィールを整えるだけでは、フォロワーを増やす!みたいな大きな目標を達成することは難しいですが、まずは興味を持って訪れてくれた方が求めている情報を、ちゃんと提供できている状態にするのが第一段階です。ここが雑になっていても伸びるアカウントは、おそらくもうすでに伸びているし、この記事を読む必要はあまりないと思います。

ハッシュタグも大切ですし、綺麗に写真を撮れる技術もあるに超したことはありませんが、プロフィールがぐちゃぐちゃで何が正しい情報か不明で今営業しているのかさえわからないお店のアカウントには正直不便さしかありません。まずはここを整えることで、他の様々な技術を駆使できるようにするのが先決です。

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まずは一旦、ここまで読んでくださり、ありがとうございました!ひとまずこのプロフィールまでを、ぜひ参考にして試してみてください!

ここからは有料に設定致しましたが、興味を持っていただけた方はよかったらこの先も読んでいただけたら幸いです!


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5. 実現できる目標を立てる


このパートでわかること💁🏻‍♀️
・自身が目指すべき本当のフォロワー数
・目標を立てるためにするリサーチの方法

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¥ 500

読んでくださってありがとうございます!サポートは、自身のプロジェクトやお勉強などに使わせていただいています。🙏🏻