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はじめての断食を終えて...
3日間の水・塩のみの断食を終えた。
はじめて断食を終えた感想は、「もう一生やらない!」だ。
死ぬかと思った。
24年の人生の中でも1番と言っていいほど辛かったと思う。
この3日間の断食で得られた知見をまとめて、断食に興味のある人は参考にしてほしい。
準備食
断食に入る前に準備期間がある。
この準備期間では、準備食と言われる食材のみを食べる。
・豆類
・ゴマ類
・ワカメ海藻類
・野菜
・刺し身
・しいたけキノコ類
・芋類
・漬物
・水(ハーブティーはOK)
これらが準備食で、糖質は摂らないほうが断食の辛さが少なくなるからだそう。
断食本番の2日前から、これらの食材を食べた。
準備食 1日目
昼:サラダチキン・豆腐・納豆
夜:サラダチキン・豆腐・味噌汁・あたりめ
準備食 2日目
昼:刺し身
夜:サラダチキン・サラダ・納豆
体調は、以下のような変化が見られた。
・お腹がすぐに空く
・エネルギーがいつもより足りない気がする
・バスケをしたら、全力で走れなかった
それ以外は生活にあまり支障がなく、生理中のだるさに似ていたのであまりしんどくなかった。
断食1日目
そしていよいよ、何も食べずに水と塩のみで3日間過ごす断食が始まった。
前日の準備期間があまり辛くなかったので、思っていたよりいけるのではないかと高をくくっていた。
しかし、朝起きて動いてみると
・心臓の動悸が激しい
・冷や汗が大量に出てくる
・呼吸が浅くて苦しい
という症状が出てきて、高熱が出たときのような状態になった。
「何これ苦しい…」
初日から、断食に打ちのめされた。
とにかく動くと辛かったので、この日はほとんど寝て過ごした。
断食2日目
空腹が辛い1日だった。
1日目よりは動悸が少なくなってきたが、とにかくお腹が空いていた。
大食いYouTuberや料理動画を見て「おいしそ~」と食べたくなり、余計お腹が空くという負の無限ループを繰り返した。
頭の中はご飯のことでいっぱい。
断食2日目に集中力が爆上がりするという記事を読み、楽しみにしていたのに、私の場合は1ミリも集中できなかった。
断食 3日目
断食最終日!
今日でこの苦しい生活から抜けられる!と思うととても嬉しかったが、この日も
・朝起き上がるのが辛い
・お腹が空きまくっている
・頭痛い
と、断食の洗礼を受けまくっていた…。
ちなみに始める前に読んだ、断食をおこなった人の記事によると、本来は以下のような恩恵を受けられるらしい。
・集中力が爆上がりする日がある
・早起きできる
・肌の調子がよくなる
・鼻炎が治る
など…
しかし私の場合、この3日間ではこれらの1つも実感がなかった。
むしろ肌に関しては荒れた…。
これらの恩恵を期待して初めたので、
「コノヤロー!断食!」と、物体のない断食を殴りたくなった。
でもここで止めたら、何の効果も得られない断食に負ける気がした。(謎の負けず嫌い)
最後までやりきってから断食をディスった方が説得力が増すのではないか…。
その方が、断食にも強いダメージを与えることができる。
よし、意地でもやり遂げるぞ!
と、謎な思考になっていった。
そして、3日目の夜。
あと何時間か我慢したら断食が終わるというときに、悲劇が起こった。
このときも、大食いYouTuberを見ながら、「断食終わったら、私もこの人みたいにご飯いっぱい食べるぞ!」と意気込んでいた。
しかし、断食中の大食いYouTuberは危険だ。
先程も言った通り、余計にお腹が空くという負の無限ループに陥る。
おそらくこのときの私は、空腹がピークだったのかもしれない。
急にお腹がギュルギュル言い出し、動悸がしてくると同時に吐き気も襲ってきたのだ。
呼吸も浅くなるので「はぁはぁ」言いながら、吐きたいのに吐くモノがない。
めまいもしてきて、このまま死ぬのではないかと思った。
「あと数時間で断食終了なのに、ここで死ぬなんて、人生はなんてあっけないんだ」とすら考える余裕はなかった。
この経験は、人生で1番辛かったと言っても過言ではない。
今、生きていてこの記事を書いていることがすごい。
倒れ込んだまま布団にくるまり、安静にしていたら治ったので良かった。
そしてそのまま寝た。
起きたら断食が終わっていた…!
回復食
晴れて断食を終えた私は、心が少し元気になっていた。
断食を終えた次の日の朝は、「梅流し」を行う。
梅流しは、梅干しと輪切り大根(皮付き)を大根が柔らかく煮込んだだけの汁を飲んで、断食で出やすくなった宿便を出すため。
宿便:腸にこびりついて体内に長い期間いるコンクリート状の便。
梅干しは苦手だが、断食を終えたあとの梅流しは最高に美味しかった。
でも、宿便は出なかった。
「コノヤロー!断食!(2回目)」
昼は、お粥と味噌汁を食べた。
本当は、胃に優しい食材を少しずつ食べなくてはいけないみたいなのだが、我慢ができずに、夜はうどんを食べてしまった。
でも、30回以上良く噛んで食べた。
一緒に夜ご飯を食べに行った人のハンバーグを少しだけもらったのだが、「肉汁ってこんなに甘いの?」と感じた。
今まで食べた肉の中で1番美味しかった。
断食のメリット・デメリット
【メリット】
・食材の味を感じることができる
・ご飯の美味しさに感動できる
・最後まで達成することにより、自信がつく
・今後つらいことがあっても、断食を思い出せば何でも乗り越えられそうな気がする
【デメリット】
・つらい
・断食の効果を得られないと、さらに辛い
・吐き気、頭痛、めまい、空腹などの症状が起こる場合がある
体内の変化
断食中に、3日間だけ体組成計で計測したので、その変化も載せておく。
【準備食 2日目】
体重 48.1kg
BMI 18.8
体脂肪率 24.1%
筋肉量 34.5kg
内臓脂肪 1.5レベル
基礎代謝量 1107kcal/1日
体内年齢 18才
【断食 1日目】
体重 45.9kg
BMI 17.9
体脂肪率 21.2%
筋肉量 34.1kg
内臓脂肪 1.0レベル
基礎代謝量 1089kcal/1日
体内年齢 18才
【断食 2日目】
体重 44.9kg
BMI 17.5
体脂肪率 20.7%
筋肉量 33.6kg
内臓脂肪 1.0レベル
基礎代謝量 1072kcal/1日
体内年齢 18才
最終的な断食での体内変化は、以下の数値に。
体重 -3.2kg
BMI -1.3
体脂肪率 -3.4%
筋肉量 -0.9kg
内臓脂肪 -0.5レベル
基礎代謝量 -35kcal/1日
体内年齢 -0才
体重やらもろもろ減ったのは分かるが、何が良いのか悪いのかは分からない。
断食をして得た知見
以前から興味のあった断食。
今回、友人を何人か誘い、グループ断食をした。
初めて断食を行う場合は、何人か誘って実施したほうが絶対におすすめだ。
つらい症状が出た時、お腹がすいたとき、暇なときに、グループメッセージをすれば少しは気が紛れる。
それに、みんなも頑張っているんだからと自分を鼓舞できる。
こんなに辛かったのに最後までやりきれたのは、一緒に断食をする仲間がいたからだ。
そしてもう一つ分かったことは、人は他人の挑戦を批判したがり、失敗をあざ笑いたがるということだ。
今回の断食は、途中で断念した人が何人かいる。
断念した人は、断食に挑戦していない人から失敗をいじられたそうだ。
まあ、多少いじりたくなるのは分かるが、何も挑戦していないお前が人の失敗を笑うなよ!と言いたくなる。
断食に限らず、批判し、嘲笑ってくる人たちは、だいたいその批判している事柄に対して、何も挑戦していない人だということを改めて知ることができた。
そういう人たちは、批判しあざ笑うことで、何も挑戦していない自分を安心させ続けていればいいと思う。
ただ、それをし続けてれば挑戦する人との差はどんどん広がっていく一方だけど。
失敗はいろいろなことを教えてくれる。
次に挑戦するときの判断材料にもなる。
失敗は後退しているのではなく、むしろ前進しているのだ。
まとめ
・断食はグループで行うほうがおすすめ
・人の挑戦や失敗を笑う人は、一生その場に停滞していればいい。
※ここまで、断食は「つらいつらい」と書いてきましたが、断食を否定しているわけではありません。
あくまでも私の体に出た症状をそのまま書きました。
参考程度にしていただけると幸いです。
人によって、辛さや症状は異なります。
もちろん、断食の効果が良く出る人もたくさんいますので、興味のある人はぜひやってみてくださいね!
行う場合は、経験者や知識のある人のアドバイスをもらいながらやることをおすすめします。
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