詞・片割れ
産まれてからずっと存在してた俺達
きっかけは本体が小学生の時に
別居していた母親が亡くなってから5年生の時に初めて陰口悪口言われ バイ菌扱いされ 周りが離れて行った
汚いんだ 気持ち悪いんだ 笑ってたらいけない 生きてたらいけない
仲良かった子も周りと同じ様に避けた
唯一一番仲良しだった子と離されて独りぼっちだった
悲しかった 苦しかった 死にたい気持ちは増していた
我慢の限界で
壊れた
学校に行きたくなかったのに電話が掛かって来る度苦痛で発狂して暴れてた
毎日避けられ 気持ち悪い 菌が移る 来んなよ
色々な言葉が毎日聞こえて聞こえないフリしても心はズタズタで本体を守る為にこの時から複数の片割れ 人格は産まれていた
その後は本体+片割れで動いていた
友達が出来たり 好きな人が出来ても 恋人じゃなくて 都合のいい女になってばかり
愛されたかったんだろう 必要とされたかった
本体が俺達に気付くのが18歳の時
当時の男が本体と同じく人格が居た 本体は後ろに眠って人格が支配していた
それを傍で見ていたけど俺達は本体が危なくなると感じて初めて殆どの片割れ人格を出した
最初は頭がグルグルと廻る位一気に入れ代わるから本体はなんとか自分の自我を保ちつつ片割れと一緒に出れないか 過ごせないか考え試行錯誤
大体の解離性同一性障害は本体の人格が後ろに眠っている事が殆ど
本体は試行錯誤して 自我の負担や人格達の存在出来る様にしてくれた
統合するか、何回か話したけど本体は俺達それぞれ性格や人格を受け入れてくれて本体自身の片割れでも個々それぞれ一人の存在して良い一緒に生きようと決めてくれたから今が有る
人によっては受け入れられない 頭がおかしい 気持ち悪い アニメや漫画の見過ぎ 中二病だと笑われたり言われて離れて行く人は少なからず居る 逆に人格変わるなら証拠を見せてよって言われてしまう
本体と+片割れの人格が代わっても受け入れてくれて普段通り接してくれる人と過ごしたい 人格が代わっても本体の名前と人格の名前を呼んで欲しい
そして守ってくれて 愛してくれる人と幸せになって欲しい
今は昔に比べたら幸せなんだけどな
俺達も感謝してる
生かしてくれて 有り難う
鬼姫キル・颯摩・紅葉(べには)・楼鬼(ろうき)・翠(すい)・ロゼ・恭夜・一夜(いちよ)