人生に心地よさを① 〜誰かのせいを「おかげ」に変換すると・・・?〜
20代の頃務めていたデザイン会社の社長が言っていた。
「人材を採用するのも、この会社を選んで入って来た奴も、責任は50/50(フィフティフィフティ)だ。」って。
こう言われると、「めっちゃ会社としての責任を放棄してるやん!」て思う人もいるかと思うけれども、私はこの考えに賛成なのです。
つい数ヶ月前の話しですが、私は、仕事に必要なある分野のプロを雇ったのですが、思ってたのと全然違うーーーーっ!!!!!となったんです。(詳細は割愛)
「あ”〜失敗した〜><」と心の中で、一瞬、呟いてしまいました。。。(笑)
でも、私が選んだのですよ。その”プロ”を。
最初に感じた、ちょっとした違和感を無視してしまったのが原因だと思います。この部分については完全に自分の責任だと思っています。そして、その方とのやり取りにおいて、過去の不要な信じ込みが浮き彫りになり、それをきちんと手放すことが出来たのも事実です。それでも、仕事をお願いする気にはなれなかったので、残りの仕事をお断りして契約終了にいたしました。
もちろんコレは、私の判断ミスだし、よく知らない人だし・・・。だから責任も自分で取ろうと簡単に思えました。でもこれが、身近な人間となってくると、そんな風にあっさり片付けられない案件も多い訳です。
カウンセリングセッションをしていると、自覚あるなしに関係なく、特に親御さんとの関係において何らかのしこりを皆さんお持ちです。(私も例に漏れず持っていました。)
誰かのせいにしていたら、自分の才能や可能性は開かない。
過去、私は母親がめちゃくちゃ憎かった。
私のプログラムに参加してくれる人たちも、何かしら遠い昔の親との記憶のしこりが、現在まで無意識に引きずっていることは100%に近い確率であります。
それは憎しみだけではなくて、同時に罪悪感なども持ち合わせています。
そして、自分が本当の自分として還っていくために、一旦、思い切り誰かのせいにするというプロセスも必要な時もある。だから、人のせいにしてはいけない、と、私は思わない。
でも、それをし続けていると、苦しさから逃れられないのも事実だということを忘れないで欲しい。そして、あなたのエネルギーを誰かを憎むことに多く使ってしまうことで、本来発揮できるはずの才能や可能性が閉じられてしまうということも。
何処から観るかで、解釈は変わる。
「あなたのせいで」を「あなたのおかげで」と変換して考えてみると良いよ、ということなのだけれども・・・。親御さんやパートナーなど身近な人に対しては、そんな簡単に「せいで」を「おかげで」になんて変換できる訳がないということもよく分かります。
そんな時はまず、相手に理解されない自分、受け入れてもらえない寂しさなど(つまり、相手のせいにしていること)の自分の想いに、しっかりと寄り添ってあげること。
自分以外の人にあなたの感情を根本から癒すことは出来ないし、そうしてもらえたと思ってもそれは一時的なもの。
だから、自分で自分の辛さに寄り添ってあげて欲しいなと思います。
やり方はなんでも良いですが、ぬいぐるみを自分の癒されていない感情と思ってぎゅーっと抱きしめてよしよししてあげたり、紙に思っていることをダーっと書き出したり。
そうしてあげていると、不思議だけれど、「せいで」が「おかげで」と思えるようになるんですね〜。
人のせいにしがちだな〜と思われる方はやってみるといいかも知れませんよ♪
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