ノイタミナ【日々のツイトレ】
※2020.2.6thuのTwitterトレンドワードより
フジテレビ系列の深夜アニメ枠「ノイタミナ」がスタートから15周年を迎えるということで、「東京アニメアワードフェスティバル2020」でこれまでの全70作品から各年代ごとに思い出の3作品に投票するという企画が行われています。
「ノイタミナ」というワードとともに、ノイタミナの多くの作品名がトレンドに出現。多くのアニメーション作品名がトレンドを賑わせました。
「ノイタミナ」という名前は、聞いたことのない不思議な名前で耳に残ります。「animation」の綴りを逆から読んで「noitamina」というローマ字読みになっています。
投票するための全作品がホームページに掲載されていました。
テレビ大好きな私は、全作品を全話観ているわけではありませんが、ほとんどの作品を全話観ていました。少し自分でも引きました。
ハードディスクレコーダーの検索録画キーワードに「ノイタミナ」と入れているほど、しっかりチェックしています。
良質の作品を継続して世に送り出している「ノイタミナ」枠だから、あまりにハズれた作品はないだろうという安心感がそうさせます。趣味嗜好があるので、全ての作品が好きというわけにはいきませんが、少なくとも第1話はチェックしています。逆に、第1話しか観なかった作品はほぼないという70作品です。最初はちょっと食わず嫌いな感じのする作品でも、観ている内に来週が待ち遠しくなってしまうような作品に出会えることもあります。
原作がある作品は、原作を読んだ後だと印象が違ってしまって不満が残る作品もあれば、原作のイメージを越えてアニメーションの素晴らしさを改めて伝えてくれる作品もあり、アニメを見た後に原作を読んで違いに驚くこともありました。
さすがに全部観ていると選出するのも大変で、各年代ごとに1作品に絞るのは難航します。
あえて選ぶとするなら……
2005~2009年度作品 『東京マグニチュード8.0』
2010~2014年度作品 『四月は君の嘘』
2015~2019年度作品 『すべてがFになる THE PERFECT INSIDER』
その中でも特に印象に残っている作品は『東京マグニチュード8.0』です。2009年のオリジナル作品で、東京で起こった巨大地震に翻弄される主人公の少女の目線で描かれるストーリー。
当時は阪神淡路大震災の教訓を元に、東京で巨大地震が起こったらどうなるのかということが、防災などの考えも含めて描かれたのだと思いますが、2年後に東日本大震災が発生。私は東日本大震災当日、お台場から帰ることができなかったことを、この作品と重ねました。
録画した『東京マグニチュード8.0』を家族に勧めるために、ハードディスクレコーダーに残しておいたのですが、あの震災の後、観るのが怖くなってしまい、ずっとHDの中に収められたままでした。
昨年、ハードディスクレコーダーを処分することになり、改めて全話を観ました。涙しながら作品を観て、HDから消しました。
挙げた3作品以外にも、「ハチクロ」「のだめ」「もやしもん」「東のエデン」「四畳半神話大系」「屍鬼」「あの花」「UN-GO」「坂道のアポロン」「サイコパス」「ロボティクスノーツ」「銀の匙」「残響のテロル」「パンチライン」「乱歩奇譚」「僕だけがいない街」「舟を編む」「約束のネバーランド」……ああ、これら以外にも印象深い作品は数多のごとく。
これからも10年、20年と続き、良質のアニメーション作品を生み出していく枠であってほしいと思います。