連載復帰【日々のツイトレ】
※2020.3.7satのTwitterトレンドワードより
トレンドで「連載復帰」と話題になるほどの作品ってなんだろう。
あなたが思い浮かべたのは『Hunter×Hunter』ですね。これがメンタリズムです。
そんなネタが横行しそうなほど、多くの人が週刊少年ジャンプで不定期連載(?)されている冨樫義博先生の『Hunter×Hunter』だと思ったようです。私もです。
実際は、元ジャニーズの今井翼さんのニュースでした。
今井翼、4月に松竹エンタ入り!「BAY☆スタ」連載復帰(サンスポ)
元タッキー&翼のメンバーで、2018年9月にジャニーズ事務所を退所した俳優、今井翼(38)が、松竹エンタテインメント入りすることが6日、分かった。熱狂的なDeNAファンの翼は、サンケイスポーツが発行するDeNA応援タブロイド新聞『BAY☆スタ』(第16号、23日発売)で新連載「今井翼のVamos! ベイスターズ!!」をスタートさせることも決定。早速、今季のチームにエールを送った。
メニエール病の治療専念でジャニーズを退所していた今井翼さんが、松竹入りで復帰ということでした。
元ジャニーズの復帰ニュースということで、応援していたファンたちの間で話題になり、「連載復帰」というワードが『Hunter×Hunter』の連載再開を望む人たちに引っかかり、ネタとして広がるという不思議な拡散現象です。
「ネタ」と書きましたが、連載再開がネットでネタレベルに昇華される作品といったら、まずこの『Hunter×Hunter』くらいです。そのくらい連載が望まれているといっても間違いではないと思います。
連載再開が毎回ニュースになるマンガというのも唯一無二。
さすが、CSフジテレビONEで放送されているケンドーコバヤシさんによる漫画専門番組『漫道コバヤシ』の漫道コバヤシ漫画大賞で「そろそろ連載再開してください賞」7年連続受賞でございます。
これまで何度も「また休載かよ!」と思わされたファンが多いということでしょう。
ここであえて言いましょう。
毎号当たり前のように連載があるなどと思ってはならない……定期的に物語が綴られることは普通ではなく、特別なことなのだ!と。
逆にちゃんと完走できる作品の方が稀有な存在だと思っておく保険。
それにしても、他にも数多の作品が連載ストップしている中で、なぜ『Hunter×Hunter』だけが連載が再開されたことで話題になるのか。
他の作品でも話題作ならもちろんニュースになります。最近だと同じジャンプ作品で連載再開がニュースになったのは『ワールドトリガー』など。ちゃんと話題になってるんです。
しかし、『Hunter×Hunter』は格と歴史が違いすぎます。これまで、何度となく連載を中断している実績。1998年の連載開始から、ほぼ毎年のように10回以上は休載していますし、一時期の救済期間は2年や3年を越えるスパンです。
ある意味、芸風と化しているので、こんな感じでいいのかもしれません。絶筆だけはないよう、長く続けていただければと思います。
私は冨樫先生の『レベルE』が好きなので、いつかこっちの方も読み切りとかで描いてくれないかな……なんて思ってます。
理由は様々ですが、世の中に未完の作品は多々あります。でも、やっぱり本音を言えば、ちゃんとした結末が見たいのです。完結せず本棚に置かれたコミックスは寂しいのです。読者のエゴでしょうか。
私が再開してほしいと思っている、というか、完結させてほしいと思っているマンガ作品は『ガラスの仮面』『ベルセルク』あたり。他にもたくさんありそうですが、速攻で思い浮かんだ作品はこの2つでした。
あと、『グイン・サーガ』完結させてくれないかな……天国から。あれこそ、AI栗本薫を召喚していただきたいです。いろいろと各所から文句は出そうですが……。