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10分日記#7 潤う現象

不思議な現象がある。
私は自分の感情を言葉にして相手にお礼を伝える時、意図せず少し目が潤う。流れるほどの涙ではない。少し目の前が潤う、といったくらいだ。

昨日もピアノの先生に、先日のミニ発表会のお礼をちょっとした感想を添えて伝えようとしたら、鼻がつんとして目が潤った。

それを見ていた娘は、帰り道に「お母さんまた泣いてたね」と言う。それを聞いて内心どきっとした。この目の潤いは、涙には至らない(と思っている)し、ずっと周りに気付かれていないと思っていたから。

先生気付いていたかしら…お母さんが急に目に潤ませて話してきたら困っちゃうよね。しかも大した感想述べていないのに(笑)

これまでこの不思議な現象は何度か経験している。
お義母さんにお礼を伝える時、仕事の先輩にお礼を伝える時、娘の先生にお礼を伝える時、良くしてくれた人にお礼を伝える時…
自分が今お礼を言っている理由は、私がこう感じたからなんですよって相手にも伝えたい時、かな。

自分の実の親や友達に対してはあまり経験した記憶がないのは、改まって自分がこう感じたからということを説明しなくてよいと感じているからか。
それとも対外的にただただ『良い人』ぶっている時なのか。(そうでないと信じたいけれど)

きっとまたこの現象は起きるだろう。その時、また検証してみよう。
今日はここまで。
良き日にしよう!

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