Show&Tellがやってきた~みんなの前で話す大切さ 4歳児、英語習得の道
4歳息子が通うイギリスの学校(Receptionと呼ばれるYear1の前)でShow&Tell の順番が回ってきた。自分の好きなオモチャなどをみんなの前で発表する場だ。
息子は先月のハーフターム中に行ったバルセロナのことについて話したいというので家族旅行の写真や現地で買った絵葉書などを厚紙に貼って持って行った。
この機会、とても素敵な場だなと思う。
1)30人あまりの友達、先生の場の前で話す度胸がつく
2)自分の好きなものをみんなが聞いてくれる
(質問タイムもあるので想定外の質問にも答える訓練になる)
3)友達の話をしっかり聞くという訓練になる
思えば自分自身が日本の小学校でみんなの前で発表するという機会は冬の寒い時期に体育館で親が見に来る「学芸会」。個人ベースでは国語の時間に教科書を読んだり、夏休みの理科の宿題を黒板に貼ってその内容について発表したりする記憶はおぼろげながらある。
このShow&Tellという機会は先生の負担が増えるわけでもなく、生徒の個性をみんなで共有するというとても貴重な機会だと思っている。
幸い3歳から通い始めたナーサリーでもサークルタイムとよばれ小さな円になって友達の話を聞いたり、自分のことについて話す機会があり抵抗はなかったようだ。毎日、今日は○○の番だよ、と楽しみにしている。
大人になっても自分の考えをみんなの前で発表したりする機会はビジネスパーソンであれ、研究者であれ、どんな職業になってもとても大切なはずだ。
ロンドンに来て以来博物館のスタッフで科学実験を披露してくれるスタッフや小学校の先生の表現力に本当に驚かされる。表情豊かで聴衆のアテンションをひきつけるのがとてもうまい。演劇か人前で話す特別な訓練を受けていると思わされる。
現地の習い事でも、ドラマクラスが充実している。人前で演技する、話す度胸が大切だと思っている親が多い故だろう。演技のクラスは相手の気持ちを思いやるという学びにもつながっているかもしれない。
小さい頃の訓練の積み重ねが将来「人に自分の話を聞いてもらう」技や度胸、場慣れにつながっていると思う。
※こぼれ話※
発表につかうために息子と写真を選んだものの、前々日からプリンターのカートリッジ&Maintenance Boxのエラーが続き「もはやこれまで…」というピンチを救ってくれたのは近所のママ。夜ダッシュでコピーを取りに行き、帰る途中に暗闇で「Thank you for your kindness」と送ったつもりが「Thank you for your kidney」(あなたの腎臓ありがとう)という猟奇的なメッセージだったことに笑顔マーク付きのツッコミ返信で気付いた。
何事も事前の準備が大切ですね。
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