見出し画像

【今更】チャーリーとチョコレート工場の感想


前置き

インフルエンザに罹患してしまい、端的に言ってクッソ暇になってしまいました。
でも体調が悪いので初めて見る映画はカロリーが…
そうだ、かつて見た映画を見て感想でも書こう!ということで始めていきます。
調べたら今年新作映画もやるようですしね。
18年前の映画なのでがっつりネタバレしますよ。

……え、18年前?

あらすじ

ド貧乏一家(両祖父母、両親、チャーリー)の子供として生まれたチャーリー。彼は世の子供たちの例にもれず、「ウィリー・ウォンカ製のチョコレート」が大好き。

ウィリー・ウォンカは巨大なお菓子工場の中に一人住んでおり、お菓子の作り方は誰も知りえなかった。
そんな時、ウォンカは「チョコレートの包みの中に5枚だけ金のチケットを封入する。手に入れた者は工場へご招待!さらにその中の一人は豪華景品も!」とお触れを出す。

年に一度、誕生日しかチョコを買ってもらえないウィリー。金のチケットのため少し早めに両親がプレゼントしてくれたチョコには、必然というべきかチケットは入っていなかった。

そんな彼に奇跡が起きる。おじいちゃんが隠し持っていたお金で自分で買いに行ったチョコに、金のチケットが入っていたのだ!

しかし、このチケットがあれば大金が手に入り、その方が家族のためだというチャーリー。家族みんなでそんなチャーリーを説得し、かつてウォンカがまだ若いころ共に働いていた祖父と一緒に工場へ向かうのだった。

この映画では何がテーマだったのか

恐らく、「善人であり努力を怠らなければ必ず報われる。親は子供をそういう風に育てろ」だと思います。

お察しの通り、あるいはご存じの通り一人のみに与えられる豪華景品を手にするのは主人公であるチャーリーです。
勧善懲悪…と言っては脱落した子供たちが可哀そうですが、純粋で人のことを思える少年の努力が報われる、というようなお話であることは確かでしょう。

さて、他に選ばれた四名の子供たち。大袈裟ですが彼ら彼女らにはそれぞれキリスト教における人類の七大罪のうち一つ以上が当てはめられています。

オーガスタス:暴食
ヴァイオレット:傲慢
ベルーカ:強欲
マイク:怠惰

彼らはそれぞれの罪が原因で脱落していきましたが、チャーリーには罪がなかったのです。それどころか人を思う優しさすらある。
これが豪華賞品をチャーリーに与えなければならない要因であることに間違いはありません。

また、他四人の子供たちの親にも、その罪を指摘し正すことをしなかった、或いはその能力がなかったという罪があります。
よって、最初のテーマにつながるわけです。子供向けの作品ですが、その実一緒に見ている親に向けてのメッセージも込められているのかもしれませんね。

(ウォンカの親にも問題があり、それを克服する描写があるため、親へのメッセージが含まれているのはほぼ確実でしょう)

好きなシーン

だいぶ序盤ですが、チケットを金に換えようとしているチャーリーに対し、普段は厳しいことばかり言う方の祖父が説得をするシーンです。

なんか自分の家族とチャーリーの家族を照らし合わせてそのギャップに涙が出ましたね。

あとは従業員のウンパルンパ族による歌。物語をさておいたら一番の見どころと言っていいでしょうね。

あとウォンカのパッパが普通に良い人なのも好き。

気になる点

幼いころ過剰にお菓子を禁じられていたウォンカが、ある時親に隠れて食べたチョコに魅入られてお菓子作りを志したのが、なんだか自分と重なりましたね。自分の場合ゲームですが。

あと脱落する四人がやられすぎで見てられなくてこの映画嫌い、という意見もありますが、派手なシンボリックなやられ方をした方が教訓になるというものです。一応子供用の映画ですしね、多分。
トラウマレベルになってしまうとトラウマを得た人は可哀そうですが、そうならないように気を付けるでしょう知らんけど。

ただ、マイクに関しては怠惰というのはこじつけ臭くて、性格が悪いだけで頭がよい子です。性格は悪いですが。好奇心旺盛でその癖に固定観念にとらわれているところがいかにも理系男って感じですね。性格は悪いですが。

終わりに

結構やってみて面白かったのと、テーマやメッセージなどを文章としてまとめるのは創作の助けになると感じたため、今後もやってみようと思いました。

あと余談ですがチャーリーのお父さんゲームオブスローンズに出てた…?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?