#観測者ログ : 【本】に関する思考実験 / 人事ファイルK_Ka_83
Tag : #VRC #観測者ログ #ss
Name : Azusa_Hutahari
ID : K_Ka_83
Date : CC202311xx
観測者に採用されてひと月ほど経ったある日。天候は雨。
薄暗い部屋の窓からは、折り重なるような広告ネオンに不夜城のごとく照らされた、ヴィルーパ中層の街並みが見下ろせる。
そんな局員寮の一室で、独りタブレット端末を覗き込んで社内データベースを漁る。何か特定の情報を探しているという訳ではなく、手当たり次第に片っ端から目を通していた。必要なもの、有益そうなものは詳細まで読み込み、そうでないものは概要を把握するにとどめて次へ移る。
観測者の社内サーバーに保管された情報量は、一介の企業が持っているそれの比ではない。社内の人事ファイルに始まり、区画調査の計画、作戦行動の記録、情報操作の経過、各監視対象組織の勢力や動向、ヴィルーパ内各層の経済・人口・天候およびそれらの予測。
およそ惑星の上で起こっている全てに観測者の眼が及んでいるのでは、とさえ考えられるほどのデータを端末ひとつで閲覧できてしまう。これでさえクリアランスによる制約がかかった状態というのだから、『調査と言えば観測者』の風評は伊達ではないようだ。
そんな膨大な量の資料を相手に、義手で画面を手繰り光学素子を介して活字を読むという、非効率極まりない生活をここ数日間続けている。電脳を端末に繋いでしまえば当然もっと速く済むのだが、それにはいくらか抵抗がある。
こちらにその気がなくとも、不正なクローラーか何かと誤認したセキュリティが義体のプロセッサを焼かないとも限らない。身代わり端末は福利厚生課に予算申請中。ファームウェアの初期化やインプラントの再施術といった"治療"で済まない私にとっては、自分が働く会社のファイアウォールでさえ命に関わるのだ。
「大鳥居」と呼ばれるオーパーツがある。私はそこから生じた情報生命体だ。
大鳥居は時折、誰かを何処かから連れてくる転移門として機能すると聞いている。局員にもその門を通って来た者はいくらか居るようで、"大鳥居による知性体の出現"それ自体はさほど珍しくない、とも。
しかし私が他の局員と違うのは、"大鳥居を通って来た"のではなく"大鳥居によって生み出された"らしい、という点だ。
廃棄されるスクラップの山、そこに埋もれたアンドロイド義体のひとつに偶然宿った知性。虚空を行き交う電磁波の奔流から零れ落ちた、ヒトのごとく振る舞う電子的情報。それが自分の全てなのだと、最初に目覚めたときから本能的に理解できた。
だが同時に、自分を自分たらしめる記憶が、私には一切無いということにも気が付いてしまった。
一人の知性体として完成しておきながら、そこに至るまでの過程が存在しない。何かないのかと自らの内に問いかけてみても、この人格の元となった残滓すら見当たらない。さながら自切された蜥蜴の尾だ。もっとも、切れた尾には元になった蜥蜴の身体があるはずだが。
つまり大鳥居は私のことを高度な知性として創り出しつつも、そうなるまでに生物が獲得すべき肉体や記憶を何一つ与えなかったというわけだ。
ヴィルーパに眠る多くの遺物がその性能に見合った対価を必要とするのと同じく、大鳥居とて無条件で使える便利なテレポーターなどではない。オーパーツそのものが恣意的な選り分けでもしているのか、実際に転移してきた者の多くは何かしらの代償を支払うような経験をしているのだ。
そして、それは私も例外ではなかったということなのだろう。
したがって私は本来であれば物理的な身体など持っていないが、アンドロイド義体の電脳に居座るような形で人間と同じ活動を可能としている。
義体を使い捨てることも可能ではあるが、依存しているハードウェアが破壊されれば死ぬという点では通常の生物と大した差はない。電気的に繊細であることや細胞分裂のような再生能力を持たないといった点を考慮すれば、より脆弱な身だとさえ言える。
だが実際のところ、肉体や記憶が無いことなど直接的にはどうでもいい。それだけならば、他にも似たような性質を抱えつつ働いている局員は少なくない。
しかし、自身が何者なのかすら曖昧なまま私に与えられた境遇は、そのように創られた我が身を心底呪うに十分だった。
廃品の山とともに叩き落とされたのは、法や秩序が行き届くことなどない無法の地。地盤プレートに天を塞がれ、汚染物質が降り注ぐ錆色の世界。
それが"下層"と呼ばれる領域であることは後に知るが、そんな場所で私は生物でもロボットでもない中途半端な存在として彷徨い続けることになる。
下層に住む者がそれを傍から見れば、そこらを徘徊する野良ドロイドとさしたる違いなどない。ましてや所有者など居らず、比較的よい状態の"まだ生きている"人型アンドロイドなど、どのような末路を辿るか知れたものだろう。
あるいは人間のように振る舞おうとしても、皮の下にある無機質な躯体を隠し通せるものではない。その知性を古代遺産の一種かと疑う技術者連中から解剖されそうになったり、ヒトでないというだけで怪しげな思想家くずれに壊されかけたことさえあった。
ロボットとして過ごすに私の内面は人間的がすぎ、またヒトとして生きるに私の身体は機械的すぎるという現実。先の見えないその日暮らしの中で、誰に聞かせるでもない自問自答を恨み言のように繰り返す。
"我々はどこから来たのか 我々は何者なのか 我々はどこへ行くのか"。
私は何者でもなくなる事が怖いのだ。
何者でもないまま消えたくないのだ。
——結局、私は自分が何者なのか分からないままこの世界に存在している。それは観測者に入った今でも解消することはない。
入社にあたって要求された義体稼働ログと一部記憶データの提供、チューリングテストに精神分析、健康診断という体でクラッキングの試み。
様々な技術的調査を受けたものの大した結果は得られず、口頭での事情聴取と大鳥居の観測データから状況証拠的に「大鳥居に由来する知的存在」だと結論付けられたのみだ。
『全ての事象、物体を観測し記録すること、それに伴い会社の役に立つものの確保』
ふと、入社のときに聞かされた観測者の社是を思い起こす。山と積まれた観測結果と数多くの人員の中にあって、私は一体どういった立場なのだろうか。
役に立つ者と見込まれて"採用"されたのか、それとも役に立つモノとして"確保"されたのか。下層暮らしでいささか荒んだ経験則では、美味い話には何か裏があるのではと勘繰って当然だ。地面の下に生きる者が何の犠牲もなく中層や上層へ昇ることなど、本来あり得ない事なのだから。
頭を上げて自分がいる部屋を眺める。局員寮として標準的な設備が整えられたそのままの殺風景なところだが、慎ましく暮らすに不足はない。下層の多くを占めるスラム街の環境に比べれば天国のようだ。
中層ではこれがごく普通なはずだが、いささか落ち着かない場所のようにも感じてしまう。野良暮らしの長かった保護動物とはこんな気分なのだろうか。これでも自分の意志で就職したはずだが、餌に釣られて罠に囲い込まれてはいないかと疑いたくなってくる。
しかし、以前目にした募集要項には『“観測者”に利益をもたらすものであれば、それは何で在れ歓迎される』ともあったはずだ。
身分証明書どころか戸籍すら無かった私でも、手続き上は一人の知的存在としてまともな局員証が発行されている。実際にどう思われているかはともかく、さしあたってヒト並みの扱いくらいは期待していいのだと思いたい。
最悪、情報だけ持ち逃げして他所の企業にでも転がり込めばいいのだ。そういう意味でも、ある程度好きにインフラを使える今の条件は恵まれている。生き抜くためなら使えるものは使うべきだろう。
そんなことを思いながらアーカイブの一覧へ顔を戻すと、ある報告書が目に留まった。
【本】というオーパーツに関する報告らしい。
単なる本ではなく【本】という別の存在。字面も発音も全く同じであるにも関わらず、それぞれが別のものだと何故か理解できてしまう。そういう特性があるようだが、それはこのオーパーツの真価ではない。
曰く、概念の出し入れが可能な書物だとか。
操作者の意思に応じ、対象とした人間の識るあらゆる概念を【本】へ抽出・保存し、あるいは保存されている概念を出力する。
使用例として、ある人間が「火」という概念を本へ入力するケースが示されている。この場合【本】の中にはその人物にとっての「火」という概念が保存され、概念を取り出された人物は「火」を知覚・認識することができなくなる。
しかしその人物が受ける影響は本人の認知能力ばかりではなく、この例でいえば「火」が伴う現象からの物理的影響をも一切受けなくなるようだ。
たとえ火災が広がる家屋の真っ只中にその人物を放り込んだとしても、当人は火傷のひとつも負わずに平然としていられるらしい。もっとも火災であることを認識できないために、煙や有毒ガスでやられる可能性は否定できないようだが。
使い方次第ではそれなりに強力な遺物だが、今のところその実物が観測者の手中にあるわけではない。現在【本】を所持するのはト是と呼ばれる下層の闇組織。彼らはその特性を利用して「概念の取引」を行うとされており、その所業から違法グループとしてマークされている。
そして彼らの取引に応じて自らの概念を手放した者は、ほとんどがロクな末路を辿っていないようだ。報告書の末尾には【本】が関係しているとみられる事件・事故がいくつも羅列されている。
これらの事例を見るに、【本】の扱う「概念」とはいわば世界のルールそのものに近い。あくまで個人が持つ概念の取引に限定されてはいるものの、それによって影響を与える範囲は個人の認知や物理現象にとどまらず、果ては因果律さえ捻じ曲げているような事案もある。
中には自らの「時間」を売り渡し、いわれのない罪を死してなお擦りつけられ続けている人物までいるようだ。
その特性は様々であるにしろ、このような人智の及ばない物品はヴィルーパに数多く存在している。それゆえ惑星に眠る資源のように扱われ、企業をはじめ多くの勢力が追い求める対象ともなっている。
この報告書も、観測者が把握する遺物の一端——すなわち「観測対象」のひとつとしてリストに載っているだけでしかないのだろう。
だが報告書を読み進めるうちに、私の内にはある予感が芽生えていた。
概念の取引を可能とするオーパーツ。その存在は、私の胸中に燻る問いかけのひとつに回答を与えてくれるものなのではないか。そんな気がしてならないのだ。
もちろん実物が無ければ、そのオーパーツが実際にどういったものなのか、私の期待に適うものなのかは分からない。
しかし実態が分からなくとも、いま得られる情報をもとにどうなるだろうかと考えてみるだけならいくらでもできる。幸いというべきか、その特性や実験結果・傍証となりそうな大量の事案も合わせ、十分にオーパーツの情報は手元にある。
少しばかり、思考実験でもしてみようか。
最初に前提条件の確認からだ。【本】が複数存在しうるオーパーツなのかはわからないが、観測者の報告書に記載されている個体を前提に考えてみよう。
まず【本】は概念の入出力を行うことが可能だが、これには「入力の際は勝手にページが書き加えられ、出力の際は紙が破かれたように無くなる」という動作が伴う。すなわち、本来の【本】は使うほどに消耗していくオーパーツということだ。
しかし、観測者が把握している唯一の個体には「"価値が等しい"概念の相互取引でのみ効力を発揮する」という制約が追加される。これはページの消費に伴う機能不全を防ぐために【本】自身が課している保護措置だと考えられている。
つまり【本】に保持されている概念が大幅に失われるような、一方的な出力といった操作はできないことになる。同様に、概念の出力を伴わない一方的な入力も白紙のページが無いために不可能だと予想できる。
2つの概念が等価な必要があるのは、保存されている方の概念が占有している部分をそのまま新たな入力に置き換えることで物理的にはページを失わないようにするためだろう。
ここで疑問になるのは、どのような基準をもって2つの概念を同じ価値としているのかだ。
例えば「時間」などの定量的な単位が存在するものならば、「人物A/Bそれぞれのとある1時間」のようにおおむね等しい価値を持っていそうだと言えるだろう。
しかしト是によるものと思われる取引事例では、概念を手放した人物への対価としてまとまった金銭が提供されていることが多い。取引されたであろう概念の内容やその人物によって金額はまちまちだが、それこそ「時間」を売った例では暮らすに困らない金額を対価として得ているようだ。
思うに【本】が扱うのは"概念"が持っている情報そのものであり、その"情報量"や"品質"を通貨のように扱うことで取引を成立させているのではないだろうか。
基本的に概念とは形而上のものであり、必ずしも物理的な実体が伴うとは限らない。だがそれを表現するための情報はすべからく存在して然るべきだ。それをもとに概念の価値を推し量るのだとすれば、単位や金銭的価値の異なる概念の間で取引できることにも辻褄が合う。
先の例でいえば、実際に取引されたのは「人物Aの時間」とそれに見合う「一定量の金銭」という"情報"であり、その取引による影響が「人物Aの所持金」という形で現実になったと解釈すればいいわけだ。
この「情報量の天秤」を基準とすれば、【本】の能力で可能な、あるいは不可能な行為も予想することができる。
例えば、取引対象の人物が持ち合わせていない概念を【本】へ抽出することは可能なのか。
これはおそらく不可能と考えられる。天秤を釣り合わせるための情報が無ければ一方的な抽出と同じになってしまい、【本】はページを失ってしまう。同じ理屈で、一度【本】によって取り出された概念を再度の取引に使えないであろうことも想像に難くない。
よって、最初から持っていない概念を取引の対価とすることは不可能とみるのが妥当だろう。【本】が取引を実行するのは、あくまで天秤の皿に乗せるものの存在が前提となるはずだ。
他には、【本】に扱えない概念はあるのかという疑問もある。どんな取引を望んだとしても、機能的に不可能ならば意味はない。
だが報告書に添えられた、このオーパーツによって奪われたとみられる概念の種類は極めて多岐にわたる。それも観測者が把握している範疇での話であり、ここに載っていない取引などまだまだ存在するはずだ。
その知られている内容を読んだだけでも、およそ思いつく限りの概念で取引が行われているのだ。時間すら歪める能力の前に、今更なにか特殊な制限があるとは考えにくい。
強いて言えば「相互取引」と同様に、【本】の機能を損なうような取引は禁じられているかもしれない。そういった基本的な制約を除けば、【本】が扱える概念の種類についての限界は特段無いとみてもよさそうだ。
例えばの話、機能的には「人間の魂」だって扱えるのだろう。
——では、物理的にはただの電子情報にすぎない私が「自分の魂」を対象として【本】の能力を行使した場合、その取引はどのような結果をもたらすのか。
仮に【本】に保存された何かの概念と"私の魂"との取引が問題なく行われるようならば、私は「魂」という概念を持ち合わせていることになる。
もしくは、誰かしら"ごく普通の人間の魂"と"私の魂"とを対象とした取引が可能であるのならば、少なくともその二つは等価だと【本】が見なしたことになる。
仮にそのような取引ができるとすれば、それは私がヒトであることの証明になりはしないだろうか。
あるいは、ヒトはすべからく私と同じ自己保存のプログラムだと、霊長の地位から引き摺り下ろすことにならないだろうか。
逆に、私や他の人物から「魂」を取り出す取引が不可能であるなら、それはそれで構わない。ヒトは唯物論に則った存在であり、私と人間との間には鉄と油・肉と血のどちらで動くかの違いしか無いというだけだ。
別に魂やら知性やらの存在証明だったり、その逆がしたいという訳ではない。それで何か分かったとして、ヒトの営みが変わる訳でもないだろう。
要するに私が知りたいのは、私の在り方はヒトの枠に当てはまるのかどうか。
「私はヒトなのか」どうかなのだ。
【本】の取引基準において私がヒトであるならば、それは私を表現する情報と普通の人間のそれとの間には大した違いがない——つまり、互換性があるということになる。
あわよくば、私の在り方そのものを他人に押し付けることも出来るかもしれない。完全な機械の体とでも表現してみれば、不老不死だなどといって飛びつく輩も案外いそうなものだ。
この在り方を手放すことが可能であるならば、人間として生きてみるのも悪くないかもしれない。「互換性のある部品の交換」くらい、【本】の能力の範疇だろう。
もしも人間になれるというなら、私は——
——そこまで考えて我に返った。
義手の中で、タブレット端末がアラームを鳴らしながら小刻みに震えている。ディスプレイには予算申請が承認された旨のメッセージ通知が表示されていた。
薄暗い部屋に響く雨音が、空白となった意識のうちに戻ってくる。
詮無い考えだ、とため息を吐く。
私の中に蟠る疑問は、そんな大層な願いに繋がるものではない。これはもっと俗物的な欲求であるはずだ。
仮に私の手元にオーパーツの実物があったとして、それを自由に使う権利など与えられるはずもない。正当な理由や申請・承認なしに遺物の私的利用でもしようものなら、執行部の世話になることだろう。
そもそも、追われる暮らしに嫌気が刺して観測者に居場所を求めたのだ。あちらが私を使い捨てるつもりならばともかく、そんな下らない理由で下層の頃に逆戻りなど御免被る。
別に今の生活に不満がある訳でもなく、それを手放すつもりもない。何の変哲もない中層暮らしをささやかな幸せとして享受する、それで構わないはずだ。
それにオーパーツで魂を抜き取ろうなど、考えようによっては邪悪な発想だろう。いくらでも応用の効きそうな"技術"と言えば聞こえはいいが、その利便性と同程度に人間の尊厳も踏み躙れてしまう。
ヒトの魂なんてものは、悪魔の証明のままにしておいた方がいいのかもしれない。
だが、もしも。
もしも、その【本】が目の前に現れて、
「魂を売ってくれないか」と聞かれたら、
私は、何と答えるのだろうか?
了
関連資料
氏名:弍張 アズサ
種族:情報生命体 / アンドロイド
クリアランス:2
所属:開発部 (K_Ka_83)
【来歴】
物理的な身体を持たない情報生命体。本人の自己申告によると「大鳥居を行き交う情報の中で発生した」とのことだが、真偽も含めて詳細は不明。その出自・性質によりヴィルーパの様々な組織から追われる立場にある。そういった脅威からの庇護と拠り所を求めると同時に、自らの在り方を模索することを目的として観測者に所属している。
《能力》
アンドロイド義体の制御システムに「憑依」することで活動している。義体ではなくともある程度の記憶容量がある電子機器ならば憑依できるが、身体能力は使用する義体等に依存する。
憑依する機器の障害に対して弱点を抱えることから劣悪な環境下でのフィールドワークや近接戦闘を嫌い、任務においては実弾による精密狙撃や情報管制など、情報処理能力を活かした後方支援に回ることが多い。
《価値観》
自らの本質が情報そのものであることから「忘れる / 忘れられることが死」だと考えている。その価値観に加えて大鳥居から出現する以前の記憶を持たないため、記憶喪失や消滅に繋がるリスクを極端に恐れる。
対策として大容量の記録デバイスを常に携帯しており、必要に応じ自身の情報を退避させることで危機を回避する。しかし情報の伝送には相応の時間を要するため、咄嗟の退避による部分的な記憶喪失は免れない。
公開 : 2024-02-29
最終更新 : 2025-01-29 グループ名称の変更に伴う修正
VRChat創作グループ『ヴィルーパ観測機構』X/Twitter
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