【高森の桜】信濃境、茅葺きの観音堂に咲く枝垂れ桜(2023.4.9)
はじめに
高森の桜こと、富士見町高森区にある高森愛宕山観音堂にあるエドヒガンザクラが見ごろを迎えました。樹齢はおよそ250年とも300年ともいわれていて富士見町の天然記念物に指定されています。
場所は信濃境駅から線路を越えて北へ徒歩15分ほどになります。この辺りは標高が970メートルです。桜の開花時期は例年4月中旬過ぎが遅いのですが、今年はほかの地域と同様に1週間から10日ほど開花が早くなりました。
高森観音堂
高森観音堂の名称は愛宕山観音堂といいます。茅葺きの建物で高森区によって管理されています。普段は土日に開けて公開しています。
枝垂れ桜は、地元では有名でしたが、少し奥まった場所にあるため、意外に知られていませんでした。フリーペーパー、ネット、口コミなどにより遠方からの見物客が増えております。
さて、この建物について調べると思いのほか情報が少ないです。案内板があるのですが、内容は『富士見町史』を転記したもので、伝承によるところが多く、これ以上の情報がないことを物語っています。
『富士見町史』によれば、薬師堂と地蔵堂を合わせた建物で源基という僧により開かれたとの言い伝えがあるそうです。
隣にこの時期駐車場として開放している諏訪神社があるのですが、享保年間の絵図でその南方に描かれた「あたご地蔵堂」が移されたもののようです。
かつては桜のシーズンには地元高森区の解説ガイドの方がいらしたのですが感染症拡大後はおられませんので、詳細を伺うこともできません。
この高森観音堂は諏訪八十八ヶ所霊場の一番札所になっています。ご朱印も押せるように用意されています。諏訪八十八ヶ所霊場というのも聞き慣れないのですが、解説版によれば1826年(文政9年)に吉右衛門という行者が弘法大師像を八十八カ所へ置いたことが始まりのようです。
中をのぞいてみましたが説明のとおり、数十体の弘法大師の木像が安置されています。
枝垂れ桜
さて、枝垂れ桜ですが、エドヒガンザクラの枝垂れ種で、樹高約15m、幹周(目通り)3.7mに達する大木です。根元は石造物の円柱を抱き込んで成長しています。樹勢が衰えたことがありましたが、2008年(平成20年)に日本花の会による樹勢回復処置が行われ、現在も見事な花をつけています。
高森観音堂のすぐ裏には現在も生活している茅葺きのお宅があったりとのどかな風景が残るところです。また、井伏鱒二の別荘があったのもこの辺りです。
信濃境駅から高森へ
おなじみの信濃境駅ですが、こちらも満開です。駅舎の周りに見事なソメイヨシノがあります。
駅を訪れてカメラ、スマホに収める方たちを見かけました。また、高森観音堂まで、駅の駐車時用に車を置いて歩いて行く方たちも見受けました。筆者も歩いて向かっています。道中の景色を紹介します。
駅から、高森区へ向かいます。以前紹介した、貨物の積み込み場の跡地を通り、線路にかかる橋へ向かいます。
橋を渡って、駅を見下ろすと、その向こうに富士山が見えます。
上り坂をのんびりと進みます。快晴でした。あちこちで桜が満開です。
途中に舗装の無い道への分岐があります。車は侵入できませんが、少し進むと臨時駐車と高森公民館と高森諏訪神社が開放されています。
高森区公民館と諏訪神社
車で訪れる場合は公民館とその隣の高森諏訪神社が駐車場として開放されいます。公民館にある桜も見事に咲いています。
おわりに
標高が高く、冬は寒さの厳しい富士見町も春本番になりました。駅から観音堂へ向かう間にもこれだけの桜を楽しませてもらいました。また道一本入るだけで茅葺き屋根が残る集落であり、のどかな風景と併せて静かに楽しみたい桜の名所でした。
おわりに(note AI版)
note AIにて読み込ませて、まとめの文章を作らせてみました。
少しちぐはぐな文章ではありますが、情報としては的確な文章を作ってくれました。推したい内容が少し違いますが・・・。それでもAIに対して自分の伝えたい情報や要点がちゃんと伝わっているといえそうです。
筆者のような順序だてて書いていくスタイルには、第三者に伝わる内容かどうかを確認するためにAIに読み込ませて文章化させるとよいかもしれません。以下、AIがこしらえてきた文章です。
「この度は、高森愛宕山観音堂の桜の見ごろについてご紹介しました。富士見町の天然記念物であるエドヒガンザクラは、樹齢250年から300年とも言われ、信濃境駅から徒歩15分ほどの場所にあります。また、高森観音堂は諏訪八十八ヶ所霊場の一番札所にも指定されています。桜を楽しむだけでなく、寺社巡りもおすすめです。ぜひ今後もnoteを通して、趣味や旅先に役立つ情報を発信していきますので、引き続きご覧ください。」
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