虚血性大腸炎、ホメオパシーでの初期対応(1)


今日は珍しくセルフメディケーションです。発症が夜中すぎてホメオパスに電話しなかったため。怖がりの人は読まないで下さいね。ちなみに今は元気になりましたので、申し添えますね!



その週2度目の出張、とはいえ特に大きな体調の乱れやひどい疲労も感じないまま、新幹線で美味しくお弁当を平らげて久しぶりに缶ビールも飲んで、今度ごはんでも行こうよ〜なんて職場が近くなった弟にメールをしていたら、突然信じられないぐらいの腹痛で倒れてしまった。私は基本的に強い腹痛に慣れている(昔は生理痛が恐ろしくひどかった、など)が、今回は相当なもので、目の前が暗くなって新幹線の狭いトイレに仰向けに倒れ、1時間ぐらい起き上がれなかった。排便しても腹痛はまったく治らないし、これはなんだかまずい、大腸憩室炎で運ばれた知り合いのことなど思い出したり、腸閉塞のためやはり新幹線で倒れ、縁もゆかりもない岐阜で搬送されそこで入院する羽目になった同僚のことを倒れたままぼんやり考えた。座ると異様に腹痛がひどくなるので、寝るか立つか、とにかくお腹の空間(腹腔内とでも言うのだろうか)をできるだけ広くするのが良さそうだとわかった。とりあえず家に辿り着きたい一心で、そこから1時間半ほど新幹線に乗って(ずっとトイレで仰向けになってた、ごめんなさい)、タクシーに半分寝そべって帰宅した(当たりのドライバーさんで、道選びが素晴らしく、なんと15分ぐらいで帰れた!家がそんなに遠くなくて助かった)。


便はだんだん下痢になったが、大量にでるわけでもないので、細菌やウイルスによる腸炎とも様子が違った。吐き気もしない。熱もない。とにかく腹痛が強く、下腹部全体から左の方へと痛みの焦点が定まってきた。お腹のなかで雑巾絞りでもされているような具合である。とりあえず外食が続いているし、移動の疲れもあるのでとNux Vomica 10Mを取った。しばらく待っても特に変わらない。なんだかまずいな〜と思いながらも、お風呂に入って身体をあっため、寝ようとしたが痛くて寝られない。腹痛はだんだんひどくなるわけではないが、一定の強さでずっと続き、たまに少し強くなる。そのたびに排便に行ってみるのだが、特にたくさん出るわけでもない。


そうこうしてると、排便の時にトイレットペーパーがピンクになった。あ〜こりゃ血が出た!人生初のおしりから血が出たじゃんよ!というところで、私は一気にかなりやべえと思った。1時すぎていたので、ホメオパスにここまでの経過をパソコンからメールして、朝また連絡しますと伝えた。そうこうしている間に2度目、今度は粘液とはっきり赤い血が混じったやつが出てきた。あ〜こりゃまずいやつだわ、ひょっとしたら救急車だわ。人生初の救急車かよ、と思ってとりあえず市の救急相談に電話した。


「動けなければこのまま救急車手配します(えええ!と内心驚いた)。自力で近所のN病院に行けそうですか?でしたら電話をしてから行って下さい。受け入れてもらえないときもありますので。」


は、はいぃ…


というわけでN病院に電話したところ「今、急患続きで対応無理です。N区の夜間救急診療所に行くか、救急車に乗って下さい」と言われた。夜間救急診療所は、文字通り夜間しかやってないので、朝になったら別の病院にもう一度行かねばならない。救急車だったら、広い市内のどこの病院に連れていかれるかわからない。この時点で3時ぐらいだったと思う。けっこうお腹は痛いが、もしかして朝になってから自分で病院に行けるならそれに越したことないのではと考え、とりあえず下血が続く感じもなかったので、いったん洋服に着替え、入院できる荷物を作りながら、Arnica 10Mを取った。


私のホメオパスはセルフメディケーションを積極的に勧めないし、私もそのつもりは全くない(レメディの見立ては本当に難しい、種類だけでなくポテンシーが合わないとてんでだめ)が、緊急事態である。出血や組織のショックに効くレメディの話を聞いたことがあったと、かつてのホメオパシー勉強会のノートを検索したらArnicaだった。キットには10Mしかないが、今回はずれてはいないだろうということで、取ってみた。大きな変化はないが悪い感じもしないので、30分ぐらいしてもう一度取ってみた。仰向けで膝を曲げているのが一番楽で、とにかくその姿勢で寝ていた。


すると、痛いながらもふと2時間ぐらい眠ることができて、気がついたら7時ぐらいになっていた。ああ、Arnica間違ってなかったな。もうすぐ近所の病院も開くだろう。こんなに朝の光が有難いと思うこともなかなかない。まだお腹の痛みは続いているし、さすがに病院だよなあ。とほほ。8時すぎたらホメオパスに電話しよう、と思っていたら8時前にホメオパスから電話がかかってきた。


続く〜。

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サツキアオ
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