第三のアレ
35歳頃から毎年専門機関での乳がん検診を欠かしませんでした。乳がんになった知り合いもいるし、妊娠・出産をしていない高リスク群でもあるので。
やったことのある方はわかると思いますが、組織の石灰化は年齢に伴い多少は誰でもありますし、水の入った嚢胞もめずらしくありません。「一応細胞診しておきます」みたいなことも一度ありました。
しかしなんといっても
マンモグラフィは痛いし被曝する
わけで。
アメリカでは確か10年ほど前から、40代女性へのマンモグラフィは、利益より不利益が多いということで推奨されなくなっていたり、フランス方面の知り合いも同じ理由で受けないと言っていたし。
うーん…
と思ってなんとなく納得できずに、3年ほど受けずにおりました。もちろん自分で触診などはやっているので、何かあれば病院へは行く所存で。
が、最近ちょっと気になるしこりができまして、久しぶりに病院へ行ったのです。脇の下と乳房の境目ぐらいの場所で、小さな小さな「ささみ」みたいな感じでした。押すと痛いので、なんとなく悪いものではなさそう、という楽観的な気持ち半分、いやいや、もしかしたら…と思う気持ちも半分で。
先生にあらかじめ心配な場所を伝えて、検査開始。久しぶりのマンモは問題なく終わり、エコーをしていたら「あ、これか。ここ痛いですか?」と先生がおっしゃる。「それですそれです」「悪いものじゃないですよ、副乳です」とのこと。
まさかの副乳!40過ぎて3つ目のおっぱい!
生理前、いつも右の脇の下が痛くなりますが、乳腺組織が腫れているということだったわけで。半分ぐらいは予想通りでした。昔はさほど痛くなかったのだけど、なんらかのホルモンバランスで、この年齢になってから目立つようになることもあるそうでした。
いやはや、安心。よかったよかった。
ホメオパシーをやっているので、普通の薬は飲みませんし、病院には基本的にほぼ行きませんし、レントゲンやなんかは、可能な限りやらない方が良いと思っています。が、もしこの考えに固執し、自分の感じる不安を無視していたとしたら、「乳がんかも」「どうしよう」「でもホメオパシーやってるから大丈夫、かも」というような妙な心の偏りにすがり、心配な気持ちを心の深くへ押し込めていたのだろうと思います。それはもしかしたら非常に不健康なことかもしれません。場合によっては、そういう不安が身体の不調を生み出すとさえ思えます。
一安心したあと、実家の母に「まさかの、副乳があったよ!おまけつけてくれてありがとう!」と連絡をしました、とさ。
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