【‘‘知力を磨く’’】#2.
-#2.アウトプット重視のフロー&ストック術-
[読書術]〈応用編〉
読書術において、私の読み方のベースとなるものは、スキミング=拾い読みであることを以前の記事では記しました。
知識をいかにして、体系化させる為に必要なこと、それはアウトプットあるのみだと私自身は考えています。
ここで、強調したいことは、アウトプットする上でスキミングで重要箇所とそうでない箇所に分類した箇所を更に分類することにより、アウトプット重視による、フロー&ストック術についてのノウハウが理解出来るのではないかと思います。
まず、フローとストックというものの概念について、理解する必要があります。
フロー…時間が経ったり、変わったりすると使えなくなる情報。
ストック…長い時間、蓄積されいつまでも、使える情報。
この2つは、インプット、アウトプット、速読、精読にそれぞれ加えると、以下のようになります。
フロー…インプット、速読
ストック…アウトプット、精読
実際には、このように表すことが可能であり、フローで言えば、速読により、効率的に(スキミング)を使い、必要な情報だけを拾っていき、大量の知識をインプットさせていく。
一方のストックで言えば、精読により、アウトプットをこなす、ノートにまとめたり、人に話したりなどを繰り返し行い、確実に記憶に定着させることが求められます。
私はフローで言えば、本の場合スキミングを行い、SNSを活用させ、必要な情報だけをインプットして、学んだことはノートにまとめたり、Twitterやnoteなどで情報発信して記録として残して、アウトプットさせています。
フローでは、1~2割までで、インプットを。
ストックでは、8~9割までで、アウトプットを心掛けるようにしています。
私がオススメするやり方としては、読んだ本の感想をTwitterで簡潔に内容を要約させて、その中でも特に自分にとって、面白かったり、感動したりした本などはnoteにまとめたりしています。
SNSを活用させた、アウトプット術で言えば、Twitterで簡単には内容をまとめ上げて軽いアウトプットから、noteで更に飛躍させ内容を深掘りさせて、より多様な視点から作品を論究させていく重めのアウトプットは、普段からSNSを活用させていらっしゃる方にはとてもオススメなやり方だと思います。
そして、更に発展的な方法ですと、Twitterやnoteにおける、SNS経由で同じ作品について言及されている方のコメントへ共感したり、自分のその作品に対して思う感想を付け合わせて、コメントしたりして意見交換してみることで、作品自体の解釈も深まり、色んな方々と円滑な繋がりが生まれることがあるのでオススメです。
こうしたスキミングの技法によるアナログ的な本の読み方やSNSを活用させたデジタル的なアウトプット術では、とても相性が良いことが実感します。
私なりの読書術では、インプットとアウトプット、速読&スキミングと精読との使い分けによるものが読書の基盤となっていると言っても過言ではありません。
読書においては、SNSによって読書時間が奪われてしまうものだというような思い込みがあるイメージがありますが、SNSでは効率的な情報収集術や情報活用術として利用すれば、今まで以上に読書が活かされるだろうと感じます。
読書は純粋に楽しむ為が一番だと思いますが、こうした知識を肉付けさせる為に特化した読みの技術というものも学ぶことで、今まで見えてこなかった新しい発見というものもあるということを考えるようになりました。
読書×SNSでのアウトプット術は、現代の私たちが普段から慣れ親しんでいる読書から、これからは少しずつアップデートされていくだろうと感じます。
アップデートされた技術というものは、その時代や環境に適した時などで最大限に活かされるものであったりと、時間が経つにつれて更にアップデートを重ねる必要があるのではないかと考えています。
何故、技術というものをアップデートしなければいけないのかと言えば、自分にとっての最も適した技術を一つに絞り、一つの技術を磨き通しているだけでは物事を多面的に捉えることが出来なくなってしまうことがあるからです。
あらゆる情報を収集して、自分が確実に成長出来るであろう材料を選別し、ノウハウを組み合わせることが新しい発想を生み出すきっかけにもなったりします。
創造性というものは、既存のものの組み合わせで初めて生まれるものであり、新しいものというものは古くからあるアイデアの知恵を組み合わせたものであることを理解する必要があると思います。
SNSでは、自分の技術を最大限にまで発揮させることが出来る強力な武器にもなり得ます。
特性を組み合わせ、それを活かした新しい創造性は自分だけのオリジナリティであり、オリジナリティには様々な人たちが試行錯誤の果てに生み出した最大の知恵であるということを私たちはこれからも、新しいものへと進化させていくことが求められます。
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