【‘‘知力を磨く’’】#7.
-#3.ルーティンを作らない習慣-
[エッセイ]
習慣といいますと、早寝早起き、読書、瞑想、ランニング、筋トレなど様々なものがありますが、私はこうした習慣をルーティン化してはいないことを始めに断言しておきたいと思います。
ルーティンと言えば、決まった時間帯に毎日ある作業をしているというイメージがありますが、私は決められた時間帯にあれもして、これもするといった決まり事は何もありません。
気分的に読書をしたい時に読書をして、映画を見たい時にはたまに映画を見たり、お腹が空けばお菓子を食べてそのまま、SNSをしてゴロゴロして過ごしたりしています。
基本的には、予定も綿密に立てることはなく、ほぼ空白に近いものだと言えます。
では、何故、ルーティンを作らないのかと言えば、
まず、ルーティンを増やし過ぎたり、スキマ時間などにタスクを詰め込み過ぎると必ずストレスフルになり、生産性も落ち、下手をすれば体調を崩してしまう恐れがあるからです。
その為に、ルーティンとはまた違ったことになりますが、自分自身にマイルールを設けています。
例えば、ルーティンは多くても3つまでに絞り、自分にとって大切なことだけを無理なく継続させるように、タスク処理の時間もがっちり決めていたりします。
読書や執筆でもそうですが、私はどんなに集中しても2時間までしか、集中力が続かないタイプでそれ以上の作業をしていると、明らかに集中力が低下して生産性も落ちてしまうことを自分で理解しています。
物事に集中していると、必然的にエネルギーを消費してしまい、エネルギーがない状態で集中しても何もする気が湧かず、ただただ時間だけが消費され、無為に時間を過ごしかねないと思います。
なので、集中してエネルギーを消費したら、必ず休息を取る時間を設けています。
私の場合だと、甘いチョコレートを食べたり、好きな音楽を聴いたりして、リラックスしたりしています。
ですが、ここで問題点がありまして、休息してから次に行動を起こせるかが問題になってきます。
完全にリラックスし過ぎてしまうと、かえって何もやる気が湧かず、そのままだらだらして過ごしてしまうというパターンが考えられるからであります。
その為に、ある工夫があるのですが、例えば読書やnote執筆という重いタスクをこなして、休息してから、また重い同じタスクに戻るのではなく、読書なら読むという行為=Twitterやnote記事といったものをサラッと読むという行為に移してみる、執筆なら書くという行為=Twitterに何でもないことをつぶやいてみる、こうした軽いタスクを行動として移すことこそが集中力を持続させる為のコツにもなります。
流れとしましては、重いタスク→休息→軽いタスク→休息→重いタスク→休息→軽いタスクといった流れを継続させることで無理なく集中することが出来たりします。
こうした流れというものを俯瞰的に捉えると、見方によってはルーティンとも言えるのではないかと感じます。
ですが、こうした方法は私にとってはルーティンとして捉えているのではなく、無意識的な作業手順とでしか捉えていません。
そもそも、習慣化する為には、日頃から理想的なルーティンをこなさなければいけないというような固定観念が根付いているのではないかと考えられます。
そうした固定観念を捨てること、極端に言ってしまえば、ルーティンという考え方そのものを捨て去ることで、気持ちがだいぶ楽になります。
ですが、習慣の中でも特に悪習慣があり、これを長いこと続けることは自分にとってはマイナス面でしかありません。
なので、悪習慣を絶ちきる為の私なりの方法としましては、劣後順位、つまりはやらないことリストを作り、自分にとって無意味だと思ったものはとことんやらないこととして取り決め、ひたすらやらないことを書き出してみることをオススメします。
やらないことを紙にひたすら、書き出してみると、必然と大切なことがはっきりと見えてきます。
そして、本当にやるべきこととしては、3つまでに絞ること、3つ以上のやるべきことを書き出して実行したとしても上手く両立出来ないことを実感しました。
私のやるべき大切なことというのは、読書と執筆、この2つだけであり、それだけに全力投球しています。
80~90%の割合でやるべきことに目を向けて、残りの20~10%は気分的に楽な姿勢で取り組む、こうした考え方というのはルーティン以前に、物事に対しての考え方、全般的に当てはまるものがあります。
ルーティンを作らない習慣というと、怠惰な考え方として捉えられるかも知れませんが、ルーティンというものは時に、自分の首を苦しめてしまうものになりかねないことがあったりします。
ルーティンに縛られない考え方に至るまでには、自分にとっての大切なことって、本当は何なのかということを見つけ出すことから始めなければいけないものだと感じます。
ルーティンを作らない習慣を通して、より理想的な日常を過ごし、自己成長に結び付けられるものとしての価値を提供出来ることこそが私の願いでもあります。
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