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【‘‘モデリング法’’】[読書術]
-テニプリにおける、仁王の‘‘イリュージョン’’から読み解く、模倣の可能性について-
テニプリでは、作中で最も最強と呼び声が高い立海を代表する仁王というキャラクターがいます。
特に、仁王の能力として最も知られているものというのは‘‘イリュージョン’’と呼ばれるものにあります。
イリュージョンとは、対象の見た目やプレイスタイル、精神さえも体現させるというものであり、作中では仁王は様々なキャラクターにイリュージョンし、活躍してきた選手であり、彼の能力であるイリュージョンというのは、いわゆる模倣だということをまず理解しました。
模倣は、大前提にオリジナルをコピーすることが条件としてあり、アイデアの発想というものは模倣から様々なものが発想されることにあります。
私が過去に記した記事で、ヤングの『アイデアのつくり方』と呼ばれる本があります。↓
この本では、アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせからの創造性の重要性を解いており、作中で描かれる仁王はダブルス戦により、様々な選手にイリュージョンすることで、‘‘能力共鳴(ハウリング)’’を発動させて活躍するシーンが描かれ、仁王のイリュージョンは更なる進化を遂げています。
このイリュージョンと呼ばれるものは、読書においても応用させることが出来ます。
例えば、書店に行けば、あらゆる読書法にまつわる本や時間術、習慣術と呼ばれるものもたくさん並んでおり、その中からまず、一冊でもいいので本の読み方が書かれたメソッドを徹底的に模倣することから始めることがとても重要になってきます。
テニプリのイリュージョンについては、対象者を肉眼で研究した対象にしか発動させることは出来ず、オリジナルの能力を発揮させるつもりであっても、オリジナルの半分以下でしか再現させることは出来ません。
ですが、それは記録さえ残っていれば体現可能であり、仁王はテニプリのキャラクターの中でもチートクラスである手塚國光のプレイをビデオ映像で見て研究し、作中では完璧なまでに手塚になりきっています。
つまりは、イリュージョンの体現制度というのは、使用者のスペックに依存するものであり、仁王が模倣出来る範囲こそが、イリュージョンの正体であることが裏付けます。
私は彼のイリュージョンというものを通して、いかに模倣が重要であることを痛感し、ヤングの『アイデアのつくり方』に通じるものがあることに気付きました。
オリジナルの原点というのは、全ては模倣からであり、自分自身のオリジナリティを確立させる為には様々なメソッドが記された読書法、もしくは文章術でもいいので一冊一冊を読み込み、模倣することが大切です。
イリュージョンというものから、私は自分自身の能力を更に進化させていきたいと思い、模倣の可能性というのは無限大だということをテニプリの仁王のイリュージョンから学び得ることはたくさんあったと言っても過言ではありません。
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