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交通事故を考える①
普段何気なく乗って、移動して、行きたいところへ連れて行ってくれる自動車。
予定を組んで当たり前のように移動しているが、いざ事故を起こしてしまったときは、予定が全て狂って時間が止まる。
いざ自分が当事者になった時には、頭が真っ白、どういう行動を取ればいいのかすら手順さえ分からない。
先日、自分がその当事者となった。
高速道路のトンネル内で走行中、突如ハンドル操作が効かなくなった。
あれ?っと思った瞬間にトンネル内の側壁に向かって進み始め接触後、車体がスピンして反動で車体が横転してしまった・・・
イベント出店のため、キャンピングカーで約300km先の県外へ向かっている途中、目的地まであと少しのところでの出来事だった。
車高が高いキャンピングカーなので容易に横転してしまったのだが、幸い乗車は自分一人だった。
このあと行動した手順について備忘録的に記載しておきたい。
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横転したまましばらく道路上を滑りながら進み停止。
止まったと同時に、後続車両から追突される恐怖心のため横転車内からの脱出を試みる。
運転席が下になっているので、助手席の窓から脱出しようと思い窓を開けてハンドルを踏み台にしてよじ登る。
車外に出た後一旦安全な場所へ退避。
その時頭が真っ白だが、後続車を見ると追突事故などなく停止していた。
少し冷静になり次に何をするか・・・
非常電話がどこかにあるのか確認するも分からない。
エンジンを止めるために車に戻り、割れた運転席側の窓から手を伸ばしキーを回して停止。
スマホと貴重品のバッグが取れる場所にあったのでとりあえずそれだけ取って再び退避
さて、何をするか・・・あ、連絡をしなければ。
後続車の人が近くにやってきて、「警察と消防に電話します」と言ってくれた。
妻に電話して、事故を起こして腕のけがはあるものの命に別状はない旨を伝える。
契約している任意保険の緊急コールセンターに電話をかけて事故の説明とレッカーの手配。
警察が到着し事情聴取される。
消防が到着し怪我の手当てと救急車内収容。
経験がないので、この手順が正しいのかどうかも分からないが、救急車内に収容されて、少し気持ちが落ち着く。
そして近くの総合病院に搬送されて怪我の状況の診察をし、肘付近の挫創の縫合処置と刺さったガラス片除去のため手術、入院となった。
すぐに帰宅できるものと思っていたが、ガラス片からの破傷風菌感染予防のための点滴が続き、結局5日間の入院となった。
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入院中に考えたこと。
日本の自動車保険のシステムが素晴らしいことをまず思った。
車両保険や人身傷害、さらに事故車のレッカーサービスや修理工場までのレッカー移動費の負担まで任意保険に付帯されている。
入院費、車両運搬費など、何の心配もなく療養に専念できた。
他国がどのようなシステムなのかは全く知らないが、こんなに至れり尽くせりのシステムは日本以外には無いんじゃないかと思う。