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アンパンマンの実績

「もしアンパンマンを評価するとしたら」
お風呂に入りながら、ぼんやりそんなことを考えていました。

会社によって評価制度はさまざまです。学校での成績や通信簿のつけ方…(が今はどうなっているのか”学校”から離れてだいぶ経つのでわかりませんが)成績表のつけ方というのもありますね。

申告型、他者評価型、360℃評価、数字評価、行動評価。

転職や就職、アルバイトの面接などの履歴・職務経歴書も類似していますね。自分のことを相手(採用担当者)にわかりやすく伝える必要があります。

「愛と勇気だけが友達さ」すでに多くの方が認識しているアンパンマンの功績をどう書かれてたらぐっとくるかを考えてみました。

アンパンマンの専門性

まずはアンパンマンが”どんな専門性をもっているか”を説明する必要がありますよね。簡単に言い換えると「何ができるか」ですね。
求められているポディションにマッチすることが採用や評価の前提となります。

<アンパンマンの専門性>
・人命救助
・治安維持

<ミッション>
・アンパンマンワールドの治安維持。
・困っている人やお腹を空かせた人の救助。
・パン工場のパンを届ける。
・敵と戦う。

これが明確になったら次は実績です。

資料パターン1

アンパンマンワールドの住人のために、天候に左右されることなく毎日パトロールをしました。困っている人がいたら自分の顔の「あんパン」を差し出し人命を助けました。アンパンマンワールド随一の”パン工場”のパンをパトロール同様、毎日滞ることなく配給しました。敵対するバイキンマンとも戦い、街を守っています。みんなから愛されています。

アンパンマンが誰からも愛され、皆に優しく、怖気づくことなく敵と戦い、平和を維持していること、なんだったら敵対しているバイキンマンをも助けていることは周知の事実です。しかし、上記の情報だけだけでは「なんとなくすごく、頑張ってるね、いい人ね」という事しか伝わってきません。

資料パターン2

バイキンマンとの対戦実績 【72回、72勝0敗 勝率100%
物をとったり町を汚すなど、アンパンマンワールドの治安を乱す敵「バイキンマン」から町を守るために、2016年2月からの1年間で72回、戦いました。勝率は100%でアンパンマンワールドの治安は守られています。
(集計期間:2016年2月16日〜2017年2月10日放送回)

顔をあげ救出した人数 【約353名 顔約17個分
1988年から2009年までの『それいけ!アンパンマン』の登場キャラクター数は1,768体(※2)。キャラクター数の5分の1に自身の顔を渡し救出たと仮定した場合、353名の人命を助けました。

(※1)パパパッとパパ.ばいきんまんの戦績*2勝99敗、唯一の勝利は?)
(※2)認定の対象となったキャラクターは、テレビアニメ第1回放送(1988年10月3日放送)から2009年3月27日放送までの980話に登場した分と、前年までに公開された映画20作品および同時上映作品に登場した分)

資料1と比較すると資料2のほうが、何をしてどのくらい実績を収めたか、成果が得られたかがわかりやすいですね。

前年比や、対戦に要した時間の前年比、救出された人の満足度などが入ってくるともっと実績が一目瞭然になってきます。

書けるトピックが無い

最近の改善や新規施策がまだ実績として実っておらず数値化できない、ルーティンワークを正確にこなすことが求められて目新しいトピックをかけない等の場合は、評価2のような華々しい功績を書くことができません。
その場合は評価されないのでしょうか?

結論、見方の角度を変えることでかけることはたくさんあります。
例えば、今年度1度もアンパンマンがバイキンマンと戦わなかったとします。

対戦成績0回
顔を上げ救出した人数2人(旅の道中で食料を失った、熱中症計2名)

どうしても、自己を評価する時に肯定感が低いとネガティブ要素にひっぱられてしまいます。
少し角度を変えてみましょう。

治安改善率100%
毎日のパトロールによる治安維持の結果、前年72回行われた戦いが本年は0回でした。アンパンマンワールドの治安維持に大きな貢献をしています。

しかもこれ、アンパンマンになり切って読んでみてると、少しテンションがあがりませんか?

もし、誰かを説得したり、何かを報告する場面になったら是非アンパンマンの実績を思い出してみてください。うんうんそうする!と思った方はぜひ♡を。私も実践してみようと思います!

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