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メンタル成長日記30~「元を取る」発想

食べ放題のお店に行くと、
「元を取らなくちゃ!」という
考え方をする人がいます。

「います」というよりも、
それが一般的なのかも、ですね。

テレビでも
食べ放題のお店や
パッケージ旅行など、
お得感をイメージさせるサービスには
必ず「元を取る」発想が
ついてきますよね。


「元を取る」発想は、
実は買い手に存在する意識です。

サービスを提供する側の私には
「元を取ってもらおう」という
発想がそこまで熱心に
あるわけではありません。

なぜなら、
元を取ってもらおうと
私が考えた瞬間から
「奪われる」という発想が
何故か生まれるからです。

特に、
いわゆる「割に合わない」仕事を
した時には、さらに奪われる発想が
顕著に表れていたなと
今思えばそう思います。

それから、
私が奪われる発想をしているうちは
最高のサービス提供ができない、
ということにも気が付きました。

「取られる」と思うと、
守りたくなるのが
私たちの本能ですもんね。


自分の能力を最大限に発揮するには
この「元を取る」発想、

つまり、支払う(奪われる)お金だけに
目も心も奪われてしまい、
相手のサービスを受けたとしても

その価値を受け取れない人物を
お客様として向かい入れることを
辞めることだ
と気づきました。


O。゚。O。゚。O。゚。O。゚。O。゚。

「元を取る発想」の人と
一緒にレッスンをしていても
お互いに実りがありません。

私がいくらおうち療育を
オーダーメイドしても
その人が抱えるのは安心ではなく
さらなる不安なのです。

なんだか不思議な話、なのですが💧

安心を得たいのに相談したのに、
その人には結局不安が
生まれてしまうのです。

不安があるからこそ、
実際場面で
オーダーメイドおうち療育を
生かすことができていない、という
本当にもったいないことが
起こっています。


O。゚。O。゚。O。゚。O。゚。O。゚。

「元を取る」発想の人を
私がお客様にすることで
私はその人のサポートを
しているのではなく、
ただ単に不安や悩みを増やしています。

私が意図的にそうしているのではなくて、
自然にそうなってしまうのです。


ただ、ほんのひとときの安心を
私が提供することは
できるようです。

どうしてかというと、
私とお話をしている時は
最終的にはホッと安心なさるからです。

残念なのは、
その人が私に相談すればするほど
不安が増すことです。


私は知っています。

「元を取る」発想の人は
「どうすればよいのか」という
応急処置にも似た、
今の育児の解決法だけを求めて、
それが解決しそうだという、
偽物の光が見えることで安心をするのです。

実際、そのアドバイスを受けて
実践したとしても
もちろん上手くいかないことが
多いのです。

しかも、上手くいったとしても
そこに価値を見出すことはしません。

「できなかった」ばかりに
注意が向いてしまうのです。


こういう切ないことを
生み出すためのレッスンを
私は提供したい訳ではありません。


ですから、
私自身がお客様を選ぶ、というのは
お互いが幸せになれる選択だと
そう思うのです。


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おうち療育クリエイター あづみ
最後までお読みいただきましてどうもありがとうございます。いただいたサポートは、発達障害の育児である「おうち療育」を広めるために活用させていただきます。