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「思考の言語化サポート事業『ビジュアルインタビュー』」を受けてみたよ!~体験スケッチ~

旧知の友人の関美穂子さんが、ライターの岡島梓さんとユニットを組んで開始された「思考の言語化サポート事業『ビジュアルインタビュー』」
サービスの実施方法を模索しているプロトタイピング中のモニターとして、受けさせてもらいました(2020/5月末~6月段階)。

この記事では、そのときの体験をふりかえりながら、体験のスケッチを記載していきたいと思います。
※注:私がうけたタイミングから、よりビジュアルインタビューはブラッシュアップされている模様です!気になる方はぜひ以下からご確認を♪

依頼した理由:脱オタク★ポートフォリオのアップデート

私は2-3年スパンで大きな仕事が終わるたびに、自分の仕事を棚卸して、キャリアを捉え、ポートフォリオをアップデートしています。
大事な仕事の文脈を形にしてのこすことで、そのプロジェクトが自分の中で完結すると考えているからです。
(後、3年に一度のHCD-Net認定 人間中心設計専門家の更新の際、思い出しやすくするというメリットもある…w)

こうしたポートフォリオを作る過程で必要なのが内省と再構築。
これまでも自分で描いて内省してきたし、それを再構築して文章やドキュメントとして書けるという自負もありました。

でも同時に。
専門職としてのキャリアを積めば積むほど「専門家同士で伝わることば」「仕事を一緒にしたいと言ってくれる他専門職の人へ語ることば」では語れても、「これから一緒にやっていきたい若手の人とつながるための、自分を紹介する言葉」がなんかでてきづらいな~、と感じたのです。

あれ、私、オタク化している…!!
私はナチュラルボーンなオタク気質。普通に語るとオタク話題ができる嬉しさゆえに、マシンガントークと質量で相手をおしてしまいます。うん、いけてない。
というわけで、オタク文脈から語るべきことを引っ張り出すために、関さんと岡島さんへ相談のメッセージを投げかけたのでした。

ビジュアルインタビュー実際の体験


実際の体験を、体験スケッチボードをベースにまとめました。

Step1:問い合わせ
・思考:こんな変な依頼で大丈夫かなあ、納品物も私自身ふわっとしてるし…と不安になる

・行動:でも期限(ウェビナー登壇)が迫ってきてるので、えいやで相談する
Step2:事前打ち合わせ
・思考:相談した際の個人の文脈を活かした、ヒアリングシートを作ってくれていて嬉しくなる。二人の深堀りする視点の違いがどんなものかまだ見えず気になる。

・行動:打ち合わせを終えたのち、日常(散歩や買い物等)で何をインタビュー本番で語るべきかを考える
Step3:インタビュー当日
・思考:自分が気づいてなかったこと(過去のキャリアをベースに自分の個性を語っていたけど、未来へ向けては語ってなかったこと)に気づいてびっくり。未来を語ることで人生がんばろうと思えた。

・行動:オンラインでも指さしながら一歩ずつ深めていく感覚を感じて、安心して話せる。最後の30分で、気づきを得る。得た気づきから、活かしたい場を考え、納品物を関さん・岡島さんへ相談。
Step4:データ納品
・思考:自分が積んできたキャリアに、さらにここ3年グラグリッドで積み重ねてきたものの意味を捉えなおすことができ、自分の歩みを感じた。

・行動:納品物を検収し、自分の活動へ活かした。

ちなみに、私は、納品物が見えたのは、インタビュー最後の30分の時間でした。
というのも。私は絵を「描ける」し、文章も「書ける」タイプ。
「何を他者に描いて・書いてもらうことに価値があるのか?何を自分で描く・書くことに、価値があるのか?」という切り分けのラインを考えていたのです。

今回は、
・「関さんに、今~私のありたい未来をつなぐ絵を、ビジョンを示すために描いてほしい」=ツイッター等SNSのアイコンにしよう!
・「岡島さんに、大切にしていることやこれからについて、自己紹介を書いてほしい」=それを活かして、ポートフォリオの自己紹介を脱オタ目線でブラッシュアップ
というように二人へお願いをしました。

関さんに絵を描いてもらうことは、「自分のありたい姿や未来を宣言してうけとめてもらう」ということにほかならず、自分で描く以上に今回の私にとっては身が引き締まる思いがしました。

また、岡島さん文章を書いてもらうことは、脱オタクな目線で自分のストーリーを再構成してもらうことにつながったと感じています。
「私は人の長所や変化にときめきたいんだ!」という「ときめき」というキーワードを引き出してもらえた瞬間、「あれ、私ってオタクワードで自分語れなくても語れるのか!」とびっくり&なんかほっとしました。

↑こうして作っていただいた納品物!

ビジュアルインタビューの価値

このプロセスを経て、ビジュアルインタビューについて感じた価値が二つあります。

①言葉にまだなってない部分を、第三者に聴いてもらって、ストーリーとしてとりあげ、文及び絵という形として外化させることができる価値

②一人でももちろんできるんだけど、一人だと無意識的にとりあげない部分もあり、そこに光があててみることができる価値

①は第三者の存在、というところがポイント。
第三者がどんな意味をもつのかは人それぞれです。私は自己内抽象化したものをさらにアップデートをかけるための他者として、お二人の存在が必要でした。

②については。自分が本当に何気なく「見ていない」ものに気づくこと自体が、自分という存在が、人生で生きていく楽しい要素のひとつになるんじゃないかなーと思うのです。
発見してもらえる嬉しさ、なのかな。

また、価値という側面から考えると「文章と絵という納品物に価値があるのか、プロセスに価値があるのか?」という疑問がでてきますが。きっと、ビジュアルインタビューに求める価値は人それぞれなのだと思います。
(私はプロセスに価値を重んじているタイプですね)

納品物に価値を感じる人の場合、ビジュアルインタビューの文章と絵は、途中成果物の一つで、さらなる加工が必要になってくると感じています。
キャッチコピーが掲載されたポスターだったり、パンフレットだったり、webサイトだったり。様々なタンジブルな形として、依頼者は活用していくと思うのです。

そのタンジブルな形、今後社会に発信されていくのがとても楽しみだな!と感じました!
というわけで、関さん&岡島さんのサンカクさんの活動が、より楽しみになったのでした!

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