NARUTO|再不斬から学ぶ「人間らしさとは?」
NARUTOを読んだことがあるあなたも、読んだことがないあなたもおはようございます。最近、学ぶシリーズにハマり出してしまいました。
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キングダム|信から学ぶ「生き方」
今回取り上げるのは、「NARUTO」です。
主人公のナルトを深掘りしようと思いましたが、今回は違います!
私がNARUTOを好きになったのは、「再不斬」という忍びがいたからでした。
「再不斬」と「白」という忍びの関係が美しくも儚く描かれている「NARUTO」の漫画を見て、当時中学1年生の私は毎晩ベッドで涙ながらに見ていました。
私、好きなものは、何度もみたくなってしまう傾向があります。笑
再不斬編を復習したい方はこちら↓
ではさっそく、再不斬を探求していきたいと思います!
以下、アニメ版ウィキペディアより引用
再不斬は霧隠れの里に生まれ、当時の霧隠れの里では、卒業試験で生徒同士に殺し合いをさせていたが、再不斬は、その年の100人を越える受験者を殺戮しつくした。 その後は、「霧の忍刀七人衆」の一人として名を上げ、"霧隠れの鬼人"の異名で恐れらた。
幼いころから戦闘には秀でており、忍者学校の卒業試験では100人を超えるその年の受験者を皆殺しにした。
そのことをカカシに言われた際「楽しかったなぁ……アレは…」と残忍な笑みを見せるなど、戦闘狂のような描写も垣間見える。
私は再不斬が100人の受験者を殺戮するとき本当に楽しかったのか?
と疑問に思います。
なぜなら、
殺戮を楽しむはずの再不斬が、死んだ白のことを想って涙を流すでしょうか?
確かに戦闘には秀でていて、100人を殺したことが事実だとしても、再不斬は、心の奥底では苦しんでいたのではないでしょうか?
その苦しみを周りに話せる人、共感してくれる人がいなかった。
まず、試験そのものとその国の環境が問題なだけです。
ウィリアム・ジェームズというアメリカを代表する哲学者・心理学者の有名な言葉があります。
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。
殺戮行動を正当化するために楽しいという感情を用いて、
自分に嘘をつき続けて、それが本当の自分だと
人格にまでに深く染み込んでいったと私は考えます。
そして再不斬は「白」に出会います。
血継限界という生まれながらに特別な能力を持っていた白は、子どものころ、親に殺されかけます。
以下ナルトネタバレを引用
父からの仕打ちを幼い頃に経験した白は、
「自分は誰からも必要とされていない」
と感じ、孤独に生きていく決意をします。
それがどれほど辛いものなのか。
私は同じ体験をしたことがないので、完璧に理解することはできません。
でも、とてつもなく苦しく、辛いことだと
イメージしたり、感情移入することはできます。
そんな「白」を見つけた再不斬は、
「自分も必要とされない存在」だと共感し、
心の奥底には別の本心があることに気づいていたと思います。
そして、一緒に旅をする中で、
同じような存在だけど、まだ真っ白な心を持つ「白」との時間は再不斬にとっては大切な拠り所になったんだと思います。
「白」も再不斬の道具としてではなく、
1人の人間として必要な存在と認めてくれていると感じていることが以下のセリフからわかります。
カカシとの対戦で再不斬は絶体絶命のピンチの時も
「白」が自分をかばって死んだ後、再不斬は感情のないセリフを言いながら、戦闘にも影響が出ます。
それはカカシも気付いています。
ここにナルトが口を挟んできます。
ナルトは自分の本心からの言葉をまっすぐにぶつけます。
その言葉に再不斬の本心がようやく共鳴したのかもしれません。
この言葉に再不斬の想いの全てが詰まっています。
そして、再不斬は死際に本心からの台詞を言います。
最後は、鬼人としてではなく、1人の人間として死ぬのです。
再不斬にとって「白」は優しすぎた人間。
「白」と一緒のところに行きたいという願いは、「人間として死にたい」という再不斬の願いでもあります。
再不斬から学べるのは、
人間は生きている限り、過ちを犯したり、人を傷つけてしまったり、嘘をついたり、隠したり、様々な後悔を経験します。
それでも本心を受け入れて、伝えること、誠実に生きるという
人間らしさです。
私たち人間にはそれができます。
最後に私はここで断固として宣言しておきます。
「この世に生まれて、誰にも必要とされない存在はいません!!!」
そして、最後に人間らしく生きれば、きっと。。。
と大切な人から言われるかもしれませんね(^^)
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