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今日の駅頭〜地域カルテ〜
会社の経営は、数字で計ります。
人間の体の健康も、数値をとって調べます。
同様に、町の健康も数値化し政治を見える化する必要があります。
町の課題を解決するとき、また将来起こりうる課題を考えるとき、漠然とした推測や勘で判断をしてきたのがこれまでの政治ではないでしょうか。
例えば成増駅北口周辺。開発から約30年経ちましたが、当時の見込みと比べてバスやタクシーや自転車の需要はだいぶ変化しました。
想定以上にタクシーは使われず、自転車は近距離で使われ、バスの需要はまだまだ多い。
有楽町線に加えて副都心線も開通し、北口から南口へ抜ける人の数は増え続けている。
これを見越した数値が図られていれば、駅周辺の設計は違っていたかもしれませんし、もっと使い勝手よく賑わいがあったかもしれません。
将来を推計する。
たしかに難しいことです。
けれど予防であったり健康診断であったり、健康であり続けるためには人にも町にもカルテが必要です。今の数値を取ることは重要です。
私は『地域カルテ』として、東武東上線成増駅から都営三田線西高島平駅間の町丁目別人口推計と町の構造、歴史を重ね合わせています。
そこから見えてくるのは、おそらくこうだろう、という先入観とは違った、生々しい町の真の姿です。
子育て世代の家族構成、と一言で言っても未就学児を抱える母親と中学生の母親の「時間」は違います。土日休日の父親のお金と時間の使い方も違うでしょう。
これらをつぶさに調べて地図にかさねて、政策立案をしていきます。