坂本あずまお 日々の想いを記すところ

船で釣った魚を下手ながらも自分でさばいて、家族に食べてもらえるのがとても楽しみです。ふと出会ったDucatiに一目惚れをしてしまい、一念発起して大型免許を取得し乗っています。地図を見るのが好きで集めだしたら作りだし、今はGISで街の分析と政策立案をしています。板橋区議会議員です。

坂本あずまお 日々の想いを記すところ

船で釣った魚を下手ながらも自分でさばいて、家族に食べてもらえるのがとても楽しみです。ふと出会ったDucatiに一目惚れをしてしまい、一念発起して大型免許を取得し乗っています。地図を見るのが好きで集めだしたら作りだし、今はGISで街の分析と政策立案をしています。板橋区議会議員です。

最近の記事

Social distances, 社会的距離と人のthoughts〜思い〜

もし今の時代にシェイクスピアが生きていたら、どんな詩を詠むのだろう。と思います。 新型コロナの影響により、人と人との間には距離を置くこととなりました。 昔から日本では”間合い”と言いまして、剣を構え相対した時、そこから内は切っ先の中、懐です。まさにこの1間(約180センチ)の距離が身を守る距離と現代で規定されるのは、不思議なものです。 新型コロナ時代の新しい振る舞い 社会的距離社会的距離・ソーシャルディスタンス これは今回のコロナ禍が起こるまでは、物理的な距離のことでは

    • 保育園の自粛要請or原則休園の決断で感じている、コロナ中andコロナ後の世界のこと。

       医療従事者のお子さんに保育園で偏見が、また保育士さんの心労にも限界が、とのニュースが続いています。学校休校当初から、医療従事者からも、一緒に預けている他の親御さんからも、保育園さんからも、それぞれの立場からの不安と心配の相談を受けてきました。 どの方も本当に苦しいです。  現在当区は保育園に対し強めの原則自粛とはしていません。開設を続けるも自粛強化も、どちらの方針を区が取っても多大な影響の出る方が必ずいる大きな判断でした。長期化する傾向が見られた中、区担当者も苦渋の判断だ

      • またたび日記〜東生旅日記トルコ編〜

        まえがき この日記は、私坂本東生が日本の高校を卒業してからの十八歳より二十六歳まで八年、トルコ共和国イスタンブルにて四年間、英国マンチェスターにて四年間それぞれ在住しているあいだに様々な地を歩き、色々な空気に触れ、その土地に暮らす人々の息づかいを肌で感じてきた見聞録です。  世の中、触れてみないと分からないことが沢山ありました。民族のちがい、人種のちがい、食べ物のちがいや海の色、空の色のちがい。また、我々とは言葉も宗教も、何もかもが異なる歴史と環境の中で育った、遠い遠い異国の

        • 今日の駅頭〜地域カルテ〜

          会社の経営は、数字で計ります。 人間の体の健康も、数値をとって調べます。 同様に、町の健康も数値化し政治を見える化する必要があります。 町の課題を解決するとき、また将来起こりうる課題を考えるとき、漠然とした推測や勘で判断をしてきたのがこれまでの政治ではないでしょうか。 例えば成増駅北口周辺。開発から約30年経ちましたが、当時の見込みと比べてバスやタクシーや自転車の需要はだいぶ変化しました。 想定以上にタクシーは使われず、自転車は近距離で使われ、バスの需要はまだまだ多い。

          政治を志したきっかけ その1 〜トルコ編

          ここまで生かしてくれた命の恩をふるさとへお返しする。それが私の区議へ立候補したきっかけでした。 区議会議員の坂本あずまおです。28歳で立候補し議員となってから12年。あらためて今、私がどうして政治を志したのか、今後の道はどうあるのか、自分自身振り返りながら記していきます。 長編となりそうなので、3部に分けたいと思います。 成増で生まれ私の生まれた地域は昔から名物議員と言われる方が多くいて、政治はとても身近なものでした。「コーゾーさん」「キヨシさん」(元都議会議長の故田中

          政治を志したきっかけ その1 〜トルコ編

          政治を志したきっかけ その3〜日本編

          ふるさと日本、そして参拝で決意 板橋区議会議員の坂本あずまおです。政治を志したきっかけ、その3です。 ありとあらゆるものの正確な対比、細部に宿る魂を見抜くこと、この積み重ねによる精査と相互理解が政治の本質であり、今後の世界で国土・国民・国家間の紛争をなくすためには、未だ存在していない『国土主権』たる思想を構築する必要がある、と卒論に記し、日本に帰国したのが26歳の時です。 帰国後すぐ、私の『東生』の名を戴いた千葉県の東大社、そして地元の産土さんである菅原神社へ帰国の報告

          政治を志したきっかけ その3〜日本編

          政治を志したきっかけ その2〜英国編

          ここまで生かしてくれた命の恩をふるさとへお返しする。 区議会議員の坂本あずまおです。 28歳で立候補し議員となってから12年。あらためて今、私がどうして政治を志したのか、今後の道はどうあるのか。その1トルコ編の続き、英国編です。 英国と政治学国家、民族とは、そして国土とは何なのか。トルコで感じていた疑問は、日本やトルコにいただけでは解決できませんでした。 このままでいいのか。そんな思いが爆発し、英国へ政治を学ぶために飛びました。そのとき22歳、同級生は就職を迎えていて

          政治を志したきっかけ その2〜英国編

          「日本を守る。ふるさとを守る。」の、のぼり旗

          日本を守る。ふるさとを守る。自民党青年局が2011年のあの頃より掲げているのぼり旗です。自分の名前を売ればいい、という駅頭ならばこの旗を掲げても仕方ないのですが、私はこののぼり旗を大切にしています。 板橋区議会議員の坂本あずまおです。 「われわれ、自由民主党青年部青年局の青年世代議員は、青年世代の代表として未来を切り拓き、将来を担うこどもを守り育てる責務があります。 現在、日本国を取り巻く環境は、国防・外交・防衛において諸問題を抱えています。それらに対しまず一地方青年議

          「日本を守る。ふるさとを守る。」の、のぼり旗

          地図で課題解決〜女性部の皆さんとお茶をしながら〜

          議員の活動の一つに、後援会活動というのがあります。 応援してくださる皆さん(後援会)と一緒にすること全般を指しますが、先日、新年のご挨拶も含めて約50名の後援会女性部の皆さんとお茶会を開きました。 コーヒー紅茶で、美味しいケーキ。はい、私自身の楽しみも少し入ってます。 板橋区議会議員の坂本あずまおです。 議員になって12年間(長い人だと私が生まれた時から40年間)ずっと近くで見守り支えてくれてきた”近所のかあちゃんたち”には、難しい政治の話や堅苦しい事を話しても『知ら

          地図で課題解決〜女性部の皆さんとお茶をしながら〜

          JC生活、最後の夜に

          率先して変革の能動者たれ。 28歳、1回目の区議選当選直後にJC(青年会議所)と出会い、29歳で入会し、一昨日の12月23日をもって現役としての活動を終了しました。 公益社団法人東京青年会議所。板橋区の委員長は2012年に務めましたが、その後特段の役職に就くこともなく、程よい距離感を持って(とは言ってもだいぶのめり込んだし、家族にも随分迷惑かけました)活動してきました。 青年会議所というのは、いろいろな言われ方をしますが、私にとっては青年世代なりの社会に対するモチベーシ

          成増団地、跡地のゆくえ(2)〜幸福をもたらす具体策が必ずある〜

          都営成増第二アパート(通称:成増団地)に創出される約1.9haの跡地。このままでは塩漬け用地になってしまい、周辺地域にとって最も好ましくない結果が訪れてしまいます。前編と後編を合わせてご一読いただき、この東京の一番はじっこにある空地から、少子高齢化社会が抱える課題を解決する一助の取り組みが生まれるよう、ご助言やご協力を頂戴できればと思います。夢もってすすもう! 板橋区議会議員の坂本あずまおです。 成増団地の跡地を活用するためには、住民の声・PFI・SIB(social i

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          成増団地、跡地のゆくえ(1)〜経緯と現状〜

          都営成増第2アパート、通称”成増団地”。建て替えによって創出された約1.9haの跡地の活用が決まらぬまま、数年が過ぎました。このままでは塩漬けの遊休地になってしまいます。なぜこうなってしまったのでしょうか。ちょっと長めの文章です。 地元議員として交渉や折衝は5年近く続けてきました。現在でも結論はまだ出ていませんが、今、わずかな光明が見えてきたと感じています。その道は、住民発議の声・PFI・そしてSIB(social impact bound)による健康寿命増進プログラム

          成増団地、跡地のゆくえ(1)〜経緯と現状〜

          公立小中学校〜教室の冷房と体育館の冷房。どっちが優先?

          小中学校体育館の冷房設置。 各地で今年も大規模災害が発生しました。特にとんでもない猛暑だった今年は、体育館に避難した際の暑さがそれ自体もう災害というレベルでした。 板橋区でも公立小中学校の体育館は避難所指定されています。 この体育館、新しい箇所には暖房が設置されている場所もありますが、実は冷房設置は中学校で1校しかありません。 区議会ほぼすべての会派から「早急に学校体育館への冷房設置を強く求める」との声が上がっています。しかし、なかなかすぐにyesとはいきません。以下

          公立小中学校〜教室の冷房と体育館の冷房。どっちが優先?

          区議会 〜実際何をしているの?今日の本会議での主たる議論

          受動喫煙対策。荒川氾濫時の対応。小中学校体育館の冷房設置。このあたりが本日多く質疑がされたテーマでした。 今日と明日は平成30年度板橋区議会第4回定例会の本会議です。 おもに何をする日かというと、議員のうち担当となった10数名(自民党だと3名)が、本会議場で「質問」を行い、区長が「答弁」をするというもの。これを一般質問と言います。 区民に選挙で選ばれた議員に対して、公式の場で区長が答弁をする。というのは、普通で考えられている以上に双方にとってとても公的な発言であって、聞く

          区議会 〜実際何をしているの?今日の本会議での主たる議論

          神輿を担ぐ意味、板橋農業まつりの意義 〜土と農の暮らしから〜

          秋のおまつりシーズンがようやくひと段落しました。 神輿を担ぐ、と言います。 なぜ担ぐのか。 これは宮出しをした神様の社(神輿)を担いでまわり、そこに街中の息吹を吹き込んでから戻り宮入りをするところに真意があるそうです。祖父からの教えです。 吸う息、吐く息、街の人々の呼吸は街の人々の「想い」そのままでありますから、神輿によって運ばれてきた息吹を受けとる神社の神様は、『街の姿』そのものになるとも言えるのではないでしょうか。 板橋区は、北豊島郡赤塚村、志村、上板橋村、仲宿、

          神輿を担ぐ意味、板橋農業まつりの意義 〜土と農の暮らしから〜

          【イタハシ】板橋区の語源〜諸説あるうちのひとつとして。

          【板橋区】の語源は?と尋ねると、大半の板橋区民は「江戸時代、仲宿の石神井川にかかっていた板の橋から」と答えるかと思います。 しかし、平安時代にはすでに数多くの人が暮らすイタハシという地がありました。 【イタハシ】という地名は、古くは西暦1,100年代の平家物語に登場します。 江戸時代以降の荒川治水の大工事が始まるまで荒川の川幅は大変に広く、河口からはるか上流まで川端に沿った街々間の船の往来が盛んでした。 武蔵野台地の北端、荒川左岸には旧石器時代から人々が暮らし出し、縄

          【イタハシ】板橋区の語源〜諸説あるうちのひとつとして。