区議会 〜実際何をしているの?今日の本会議での主たる議論
受動喫煙対策。荒川氾濫時の対応。小中学校体育館の冷房設置。このあたりが本日多く質疑がされたテーマでした。
今日と明日は平成30年度板橋区議会第4回定例会の本会議です。
おもに何をする日かというと、議員のうち担当となった10数名(自民党だと3名)が、本会議場で「質問」を行い、区長が「答弁」をするというもの。これを一般質問と言います。
区民に選挙で選ばれた議員に対して、公式の場で区長が答弁をする。というのは、普通で考えられている以上に双方にとってとても公的な発言であって、聞く側も答える側も一字一句に気を使います。
なので板橋区議会では、まず質問通告をして、答弁調整を担当所管(主に課長職)がとことん詰めて、で双方共に「読み原稿」で行います。
これがいいのか悪いのかの議論がたまにありますが、流れの中での発言や場当たり的なものでなく、数字と確実な実現の根拠を持ってお互いが公的にやり取りをするので、合理的なひとつのやり方だと思っています。
さて、今回の定例会で主を占めるテーマは、受動喫煙対策、荒川氾濫時の対応、小中学校体育館の冷房設置です。
1)受動喫煙対策として、都条例で厳しい締め付けが入り、殆どの公共の場でタバコが吸えなくなります。けど、あまりに厳しく規制をし過ぎたせいで思いもよらぬ片隅に喫煙者が溜まり、煙害が余計に起こる事例が数多く報告されています。
ならば、きちんと設備投資をして分煙の徹底をすることの方がより効果的で問題が解消するのでは?嫌煙の度が過ぎることで受動喫煙の問題は解消されないのでは?というやりとりでした。
結論としては、「いや言いたいことは分かるし対応策は考えるけど規制を緩めることはないよ。」とのこと。
私はタバコを吸わないのですが、数年前に昼食時の職場の席でぷかぷかされ先輩達に激オコして完全分煙を成し遂げた身としては、分煙のもたらす効果を身を以て感じているので、嫌煙エキセントリックにむしろなってはいけないと考えてます。特に駅前周辺や人が多くいる場所には喫煙スペースを確保してあげたい。あとはそれぞれの案件で個別に分煙壁の設備費用を誰がどれだけもつかの議論になるのかなと。
2)荒川氾濫時の対応
1000年に一度の大地震がわずか7年前に起こったことを考えれば、200年に一度と言われる荒川氾濫は、現実的にいつでも起こり得る大災害。
地震と違って大雨による河川氾濫は検知してから発生までの時間に若干の猶予があり、この短い時間でどれだけの対応策が取れるかが、被害を最小限に抑えるための大切な作業。
けれど、被害想定は近年ようやく具体的にものがでてきてるものの、発生からの時系列に沿った具体的対応策はまだまだ無きに等しい。この準備を!というのがテーマでした。
これはもう仰る通りでやるだけ。で、じゃあやりましょうよ!と言っても甚大は想定規模だから順を追って、且つナルハヤですすめましょうよ。という次第。区内だけでなくて埼玉側の彩湖や江東5区の高潮対策も踏まえながら、GISベースで。と思っています。
3)小中学校体育館の冷房設置
も、書こうと思いましたが、続きはまた明日ということで。
議会が終わってから、成増、池袋、表参道と三軒忘年会をまわってからの最終の電車内も、まもなく駅に到着です。お疲れ様でした。
明日も本会議と忘年会なり。
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