【バリアント ハート ザ グレイトウォー】のトロコン🏆戦争の憂鬱
2014年にUBIソフトから発売された「バリアント ハート ザ グレイトウォー」をトロコンしたので記録を残す。(めちゃくちゃ心にくる名作だった・・・)
◯第一次世界大戦の悪夢を知る
このゲームは第一次世界大戦(1914〜1918年)を舞台にしたパズルアクションアドベンチャーゲームである。
主人公であるエミールを中心に、フレディ、カール、アンナというそれぞれ立場の違う3人とウォルトという軍用犬が登場し、彼等彼女等の目線で戦争が描かれている。戦争に巻き込まれた個人の目線、背景から、第一次世界大戦の悲惨さを体験するゲームとなっているのだ。
◯シンプルな横スクロールとパズルゲーム
ゲーム自体はシンプルな横スクロールアクションで、基本的にパズル要素を解きながら進めていくことになるのだが、戦場の緊張感を感じる場面があったり、操作キャラの特長を活かしたギミックがあったりして飽きさせない作りとなっている。
◯没入感あるシナリオと悲しい歴史
本作の最大の魅力はシナリオである。あくまでも個人目線での戦争を描いているため、各キャラクターがどうなってしまうのか先の読めない展開にハラハラさせられる。ゲームをクリアーした後はエンディングの衝撃もあり、感慨に耽ってしまった。
小説や映画とは違い、ゲームは自身でキャラクターを操作するので必然的に没入感が高まる。本作は日記という形でキャラクターの心情を後追いすることができるが、劇中ではセリフがなく、キャラクター同士の掛け合いも簡単なジェスチャーぐらいしかないのに、なんかキャラクターへの愛着が生まれる。
シナリオ展開が上手いのと、史実の歴史が衝撃的だからかもしれない。
◯トロコンについて
プラチナトロフィーのない小規模タイトルである為、難しいトロフィーはない。
ただし、
【🏆「ずっと語り継ぐ」すべての歴史的アイテムを見つける】
は、初見プレイでは見落とすアイテムが出てくる可能性が大なので、クリアー後のチャプターセレクトで探索するか、アイテム収集のみ攻略を見ながら進めるのが吉だ。
また、個人的には
【🏆「救出名人」失敗せずに3度目にカールを助ける】
のトロフィーが非常に難しくて、30回以上やり直した。
◯まとめ
パズルアクションゲームとしてもシンプルに面白いが、ストーリーを楽しむノベルゲームとして非常に面白かった「バリアント ハート ザ グレイトウォー」
第一次世界大戦を知る、歴史を学ぶにきっかけにもなるので、万人に勧めたい良ゲーだ。第一次世界大戦は、現代日本人からすると少し馴染みが薄い戦争である。(日本も連合国側として参戦しているものの、青島の戦いなど、限定的な戦いにしか直接的には参加していない)
故に、第一次世界大戦における知識や学習の機会はそう多くない。そんな人にこの「バリアント ハート ザ グレイトウォー」は歴史を知るきっかけになる。クリアーするだけなら5〜6時間で出来るので、興味があれば是非プレイするのをオススメします。