著者が「出版社」を選ばなくてはいけない理由
オリンピックも間近に迫り、毎日いろいろな報道がされていますね。
とはいえ、いつどこで何の競技が行われるかはさっぱりわかりません。
積極的に調べていないこともあるけれど、競技についてはあまり報道されていない気が……。
開催については賛否両論あるのは仕方ないですが、出場する選手たちに責任があるわけではないので気の毒だと感じています。
始まったら気持ちよく応援したいと思っています。
「出版できればどこでもいい」ではなぜダメか
さて、今週に入って出版グルコンの受講生の出版が新たに決まりました。
少々特殊なジャンルだったので、提案する出版社は選ばなくてはならなかったのですが、その甲斐があり、無事に企画採用していただくことができました。
(Tさん、おめでとうございます!)
「選ぶ」と書くと偉そうに思われてしまいますが、これはけっして選り好みをしているわけではありません。
出版社、編集者によってジャンルの得手不得手があるので、事前にそれを把握しておくということです。
出版できればどこでもいいという人や、逆に出版するならば大手や有名な会社がいいという人もいますが、そんなに単純な話ではないのです。
読者の立場であれば、内容がよければどこの出版社から出版されていてもあまり関係ないでしょう。
ですが、著者側になるのであれば、違った見方をしないといけない。
出版社や担当者が、自分の書くジャンルへの理解があるかどうかを見極めることが必要。これは会社の規模や知名度よりも大切です。
(さらにいうとその出版社に販売力があるかないかも重要。しかしこれは一筋縄ではいかない問題なので、別の機会に書きたいと思います)
数打てば当たる方式で、手当たり次第に企画書を送るというやり方も否定はしませんが、今のところ私自身は採用していません。
(やり方によっては著者の印象が悪くなるし、時間と紙の無駄になることもあるので……)
著者と出版社、編集者との相性を考えたうえでの個別の企画提案をしています。
正直、時間も手間もかかるし、大手の出版塾みたいに売れっ子編集者をプレゼンに集めるようなことはできませんが、今はこの方法がベストだと思って粛々とやっているんですね。
なので、こうして結果が出てくると報われた気がして、素直にうれしい。
この出来事が呼び水になって、ほかの案件も続々と決まることを期待してます。
今日のBGM
「予感」SUPER BEAVER