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【日誌】TokyoSandBoxに出展 初日編

前日編

設営はした

β版もリリースした

告知もした

が、1時間近く経って誰もブースに寄ってこない(まじで)

ふと脳裏に、誰も客が来ないさびれた商店街でよく分からない商品を売ってるお店の店主のイメージがよぎる・・・

これはまずい。ていうか普通に辛い。

左隣りの宇宙ネコさんは大きいポスターを掲げて可愛いいネコが目立つのが効果出てそうだ、何人も立ち止まって遊んでいく。

右隣りを見るとOnion Gamesさんだ。熱心なファンも多いのだろう。試遊する人だけでなく、次から次へとグッズが買われていく。すごい。

一方で当店はコレだ。

青と赤に挟まれて

なんか画面に移ってるけどそれよりもダンボールが目立つ

ポスターっぽいのが立てられてるけど遠目からはよく分からない

誰も立ち止まらないのが設営のまずさを物語っている・・・


何か手を打たなければと思い、まずはプレイ動画を撮影して、ディスプレイで上映する作戦を取ることにした。

エディタでゲームを再生してQuickTimeで撮影。そしてディスプレイでループ再生。黙々と作業してると宇宙ネコさんの知り合いの方から

「宣伝しなくて大丈夫ですか・・・?」

心配される。(ちなみにこの方、「代わりに見てるので休憩行ってきて大丈夫ですよ」だったり、大変親切にしてくれました。ありがとうございます。)

確かに今やることじゃない・・・でもやらないよりはマシなはず・・・

そう自分に言い聞かせて上映を開始。すると早速立ち寄る人が・・・!

それは小学校低学年くらいの男の子だった。こんな小さな子にテキストが少なくない自分のゲームは大丈夫かな・・・ そう思いつつも試遊用のスマートフォンを渡す。あれ、起動しない? 少し慌てつつ、代替でPCのエディタで遊んでもらうことに。

チュートリアル冒頭のテキストはすっ飛ばされ、バトル開始。するとどうだろう。味方のユニットが攻撃するタイミングに合わせて攻撃モーションをとる男の子。

「ドラゴンスマアアアアシュ!グギャアアア!」

小さい腕を突き出しながら拳を龍の爪のように立てて唸り声をあげる小学生。めっちゃ夢中で遊んでる・・・

その様子を撮影してTwitterでシェアしたくて堪らなかったが、グッと我慢できた。流石に知らない子を無断で撮影してネットにあげるのはまずい。

その後間が空いたが、高校〜大学生くらいの男の子2人が立ち止まって遊んでくれた。1人はスマホ、もう1人はPCでエディタ。

少し離れて見守っているとずっと遊んでいる。チュートリアルを1戦やってその後1戦やったら終わりにしそうなものだが、3戦もやってる。遊びながらときどき2人で何か話している。何話しているんだろう。気になる。

少し近づいてみるとスマホで遊んでた子が顔をあげて、

「これもうリリースされてるんですか?」と聞いてきた。

「今はAndroidだけβ版で〜」と答えると

「iOSは無いのか〜〜」とばかりに残念な顔をされたので、

「iOS版も対応予定なので出たら遊んでください」と伝えて名刺だけ渡す。

最後に

「改善して欲しい点とかなにかありました?」と聞くと

「うーん、、強いて言えばゲーム速度を早くして欲しいですね」

と言ってもらえて、早速Scriptを開いてBattleSceneのAwake()にTime.timescale = 1.3f; を追記して1.3倍速に。人があまり来ないので、逆にフィードバックをその場で直せる。

フィードバックをちゃんと受け付けたいなと思い、またその場でGoogleフォームでアンケートを作成。直接遊んでもらった人に意見を聞かないのは勿体無い。

色々整えつつも、人はそんなに増えない。暇な時間が多い。突っ立ってても辛いだけなので、人が遊んでる様子やフィードバックを元にできる所だけその場で修正。エクストリーム開発。

1人で寂しそうだったからか、OnionGamesさんの応援に来てた綾里まるさんが話しかけてくれました。雑談で辛さが紛れる。感謝🙏

(そしてまた暇になる)

しばらくして東京インディーズで知り合ったYURINOさんが応援に寄って差し入れにチョコくれました。染みチョコ。心に。

その後も何人か人が立ち寄って試遊してくれて、人数は少なかったですが熱心に遊んでくれる人の割合は高く、マニアには刺さるゲームになってるかもなぁと思いました。

そんなこんなで1日目が終了し、帰宅して泥のように眠る。

2日目につづく。

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