ケチらないこと
先日、お茶をしばきにいったときのこと
好きなことにどうお金を使うかと言う話になった。
それは、永遠のテーマだ。
すると彼は「本と音楽はケチらないようにしている」と言っていた。
良い表現だなと正直思った。
「一食分減らしてでも、欲しい音楽や本を買う」
尊敬している村上春樹さんもそういう風なことをいっていたようだ。
自分の文化度も高めることは大切だ。
僕は、固定観念に縛られること多々あるから特にそう思う。
偏見を持つことの利点は、斜めから見ることも出来ることだ。
でもどちらかというと
視野が狭くなりがちになるので不便なことの方が多い。
だからこそ、様々な文化、それが圧縮された本や音楽というカルチャーに触れることで
広く豊かにできる手助けにもなり得るのではないかと思う。
とはいえ、無作為にただ数を~とかでは無く
そこには、しっかり吟味する。
選ぶと言うところすらも楽しむべきなのがたいせつなのだ。
音楽は心を豊かにして、本で思考を言語化出来るような表現力を高めることが出来ると思う。
共に、イマジネーションを高めることが出来る。
いいなぁ。その考え!
最近はどんどん色々なことが便利になる。
選択する手間というものを避け、効率的な者が好まれたりする。
コロナだし、様々な当たり前が、そうではないと気がついたとき
逆に手間がかかっていたことが、突然美しく豊かに感じた。
例えば、メールや電話は便利だ。
会う為に移動する時間を無くした。
けれど、会うという時間にかける思いがあるということにきがつく。
会う人を考えるようになる。
そのまま更新されていくメールやラインでは無く、手紙という点で残すことの大切さがある。
通販もいいけど、個人のお店で会話しながら買うという手間を愛することが出来るし
”あなたから買いたい”と意思表示することの重要性に気がつけた。
だからといって、便利なものをつかわないってことではなく、
手間がかかることでも案外、それが大切と感じ、気がつくことが出来るって話。
そして、ミニマルは自分は向いていないと気がついた。
それはものを持とうと言うことでは無く、好きな!ものを必要な分だけ持とうということなんだ。
あなたにとっての本や音楽になり得るものは何ですか?