・映画と影響とメッセージと今ここ自分と(2)
あの時、あの映画から学んだことを今の自分は実践できているだろうか。
そう思うときがある。
人は忘れる生き物だ。だけども忘れたくないものもある。
常に刻み込んでおきたいことがある。
時は無常で、感情も蜃気楼のようにおぼろげに浮かんでは消える。
そんな中でも
“パンチを打ち続けろ”
これは、消えそうになっても尚、頭の中に残り続ける言葉だ。
できているかと言われれば、今までの人生ドロップアウトをしたことのほうが多かったので、決して胸を張って そうだ!とは言えない。
故に、自分の心のど真ん中にあり続ける言葉なのかもしれない。
これから書くことは、正直言うと書こうか迷った。
良くも悪くも、この時の出来事から自分の根拠のない自信がぽっきりと折られたきっかけになったからだ。
けれど、このコラムのテーマ“映画”について
映画と僕をつないでいる物語としては、これが最大の出来事でもあるし、
あれから三年経ち、もうそろそろ自分の中でも整理をつけ、新たに踏み出したいと強く思えたからだ。
・・・あれは三年前の暑い夏のことだった。
~続く~