・平日から週末までアニメドラマ映画祭り
・平日から週末までアニメドラマ映画祭り
娯楽が少ないところで育った僕の救いは“映画”だった。
町に遊びに行くだけでも小学生のお小遣いを移動費だけで食いつぶす為
パンチングマシーン三回で終了なんてのもザラだった。
戻れば海、川、山での遊びしかなく
インドア派なんて概念がない当時、よく祖父母からは疎まれていた。
でもドラマや映画やアニメを観ることで、そんな苦しかった感情から自分が知らない別の世界に連れて行ってくれるような気がして
小学生ながら、明日も頑張ろうとか、登校しようとか思わせてくれていた。
今更ではあるものの僭越ながらスタローンにビッグサンクスを送る。
さて、少年時代、週末の楽しみといえば、金曜ロードショーだった。
今でも続いているこの番組は、僕にとって華金だった。
何度も見たジブリ映画も不思議と許せるし、ルパン三世~カリオストロの城~なんてもう数えきれないほど見ているのに22時30分以降の記憶がないほどよく眠ることができた。
普段観ない邦画や釣りバカ日誌も好きだった。
そして土曜は、ゴールデン洋画劇場
僕が大好きな80年代~90年代アメリカの映画をバンバンやってくれて、自分の世界を広げてくれた。
そして、明日も休みで洋画劇場をみたら、日曜の朝五時過ぎから十時までアニメ三昧だ。
火薬量は金土日で一番だと思う。(多分)
そして、社会人になっても今なお患っているサザエさん症候群を抑えるのは、日曜洋画劇場で、派手さは金曜、土曜に劣るものの、これまた自分の琴線に触れる映画が多く、一番好きだった。
今思うと、学校が終わり
15時からの再放送のドラマから参戦していた。
GTOは少なくとも4回は見ているし、ロンバケも世代ではないが、キュンキュンしていたし
振り返れば織田裕二も僕の心をつかんでいたし、江口洋介の首の揺れもキムタクの含み笑いも好きだった。
16時から17時50分まではハンターハンター、忍空、はじめの一歩、つよししっかりしなさいの再放送にヴィンテージちびまる子ちゃん、ミクロマンにビーストウォーズ、トランスフォーマー、ポケモン、などなどなど!忍たま乱太郎からの天才てれびくんもそうだ!
今では、てんちむがyoutuberになっていて驚いたし、(当時はつぐみちゃん派でした)ちむどんどんでも天てれ戦士が出ているのを見、ほっこりもしている。う~んリサスティッグマイヤー。
そのあとは、19時から20時までNHKのスペシャルアニメのふしぎの海のナディア、学園戦記ムリョウ、コレクターユイ、そして無人惑星サヴァイブ。そしてぼくの初恋、カードキャプターさくら。
さらにNHKが輸入してくれた海外のドラマたち、どこかで誰かがミステリー、ヤングスーパーマン、二人はおとしごろ、サブリナ、ハイスクールウルフにワンダーエディなどなどなど
人類が氷河期になりタイムスリップするドラマはなんてやつだったんだろうか?
挙げただけでも、相当な映像作品に触れてきている。
もちろん、今とは違って、録画もできなかったし、検索してすぐ動画が見れるわけでもなかった。
だからこそ培われた一期一会スタイル。
それは、人の縁とも同じだと思う。
無理やり作るものではないのだ。
これからも僕は、たくさんの人に出会うのと同じようにたくさんの作品にも出会うだろう。