後ろ髪引かれる夜 3

一番前、スピーカーに振動を感じ、生音に身をゆだねる。

のり方は人それぞれだ。

ミッチさんというトランぺッターがまたとてつもなくカッコいい。
それをバックで固める韻シストBAND
盤石だ。オスカーラリオス並に盤石。
 
期待通り、いや期待以上に最高の空間。
「感動して涙が出そうでした」
なんて大体泣いていないのだが。

マジで涙が出て
どんな言葉もチープになってしまうほどこの感動に言葉はつけられない。
すごかった。としか言えない。

実際にそういうものなのかもしれない。
動画をとりたい、写真を撮りたい、でも目に焼き付けたい。
そんな思いや興奮や、こんな時間が長く続いてほしいといういろいろな感情にあふれていた。
なんて幸せなのだろうか。
高田延彦の言葉を借りるならば
「サブイボ全部立った。」
 
実際、この人たちの作る音楽や演奏にどれほどやる気元気勇気をもらったか。
 
あっという間に第一部が終了した。
 
はけていく中、彼らの待ち席がまさかのすげぇ近いところだった。
 
行くか行かざるべきか。
葛藤が始まった。
 

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