・映画と影響とメッセージと今ここ自分と(5)
しかし、
神からの啓示には、即効性はなかった。
そして予想と期待を大幅に裏切り、僕のアメリカでの挑戦は大失敗におわった。
番組でも、史上初のお蔵入りだとも聞いた。
(今思うとおいしいが、、、)
ただ、不思議と心臓の鼓動は高鳴りを続けていた。
あの時から、僕は不確かだけど少しずつ確信をしていた。
『この失敗は、成功した時のコク、深み、振りになる』ということを
そりゃもちろん、悔しくて悔しくてピエロみたいな気持ちを今でも少し味わう。
傷は癒えない。
あれから、うまくいかないことが増えているような気もしている。
けれども僕は、今でもあの言葉を思い出し、歩むことを、パンチを打ち続けることを、行動することを僕はやめることはないだろう。
あの小説や映画の主人公だってそう。
啓示に即効性はない。
様々な紆余曲折を経て、メッセージの本当の意味をみつけたときに、ハッピーエンドが待っている。
そりゃそう、物語の前半部分で夢かなっておしまいじゃつまらないでしょ?
ふと振りむけば、足跡があるけれど、大事なのは今の足音だと思う。
歩みをとめず、今僕は旅の途中。
パンチを打ち(挑戦し)続けてみようと思う。
これが僕が映画から教えてもらった大切なことだ。