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天日坊備忘メモ

ジャニオタ、歌舞伎を見る。vol.25

初心者なのをいいことに、あーだこーだ言って後で自分で笑う用の備忘録です。悪しからず。
去年夏祭浪花鑑が緊急事態宣言で見られなかったので、初めてのコクーン歌舞伎でした。(今回はチケット指差し確認してからきました!!!(笑))

脚本も然ることながら、演出がめちゃめちゃ好きでした。
暗闇に箱の中の芝居が浮かび上がるような小さく見せる芝居も、それらの小部屋を取っ払って、どんつきまで使った迫力ある殺陣も緩急があって本当に楽しかった。
音楽もすっごくよくて(おじちゃんたちが実に楽しそうで、そして格好良かった)、最高でした。サントラほしい。

赤坂もそうでしたけど、歌舞伎座よりとっつきやすい(かといって内容として平易なわけではない)演目が選ばれているの、なるほど〜って感じでした。

キャラクターとしては赤坂に引き続き亀蔵さんと虎之介さんが好きすぎて個人的に優勝だったのですが、七之助さんの登場シーンの艶めかしさが凄くて、手で口を覆ってエアーでキャア〜!ってなってました。(終盤の海老茶色の打掛がすごく素敵だった)
そして、最後の三人の殺陣のシーンがめーーーっちゃ格好良かった………地雷太郎とお六が寄り添って散るところも美しかったです。

今ちょうど(?)大河平清盛をNHKオンデマンドで見ているのもあって、「俺は誰だ」と苦悩する法策殿、「〇〇が嫡男、△△」(ニュアンス)等、当時の生まれながらにアイデンティティを縛り付ける名乗り方にヘトヘトに。

しょうもないところだと、光義が捕らえられているところが虎者の「虎というより猫、震えるかわいい子猫ちゃんじゃないか、なぁ!!!」のシーンみたいで懐かしかったです(笑)

クドカンも串田さんも天才なんだな、コクーン歌舞伎、必ず次回も見ようと思って終演。


渋谷・コクーン歌舞伎 第十八弾『天日坊』
今月26日までの上演。


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