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#十六夜短歌 勝手にあずき賞

■はじめに

#十六夜杯 楽しんでいますでしょうか。
投稿の期間は終わりましたが、私は楽しんでいます。
企画の内容はこちら。

俳句、短歌、川柳、その他多くのスピンオフ企画。
どれも素敵です。

さて、十六夜杯では俳句はみんなの投票によるみんなの俳句大賞や、スタッフによる賞が贈られます。
投票はこちらから。

しかし、それだけではないのです。
公式賞以外にも、勝手に好きな作品に賞を贈っても良いという「勝手に賞」があるのです。

この記事では、十六夜杯短歌作品に勝手に賞を贈ります。
「賞を贈るだけではつまらないよね」ということで、勝手に歌にしています。
実は前回も勝手に歌にしました。
もしご覧になられていない方がいらっしゃいましたらこちらから。

なお、評を書くようなことはできません。
短歌は素人です。
選考理由は単純です。
「スキ」です。

多くの作品の中から今回は8作品を選ばせていただきました。
作者に対する感情が入ってしまうといけませんので、作者の記載のない状態で順番をランダムに入れ替えて全作品を読み、その中から好きなものを選ばせていただきました。

最後にお知らせがあります。
最後までお読みいただけると嬉しいです。

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■勝手にあずき賞

手を引かれあなたについて出てみれば夜空は月の貸切だった

しちさんの作品です。
手に温もりを感じながらただ一つの同じ月を見ている情景が浮かびました。
スキです。

きみのソファ月日重ねて馴染みゆき二人の時間永遠(とわ)より永く

これでも母さんの作品です。
今も続いている二人の時間がこれからもずっと永く続くよう願わずにはいられません。
スキです。

ぐずぐずと居座る夏に遠慮して勝手口より上がる秋かな

かっちーさんの作品です。
毎年のことですが、9月になっても10月になっても暑い暑い、いつまで夏かと言っていたら、気づけば秋になって肌寒くなってしまいます。
そんな季節の移り変わりが素敵な言葉で綴られています。
スキです。

今ここにたとえあなたがいなくても見上げる空はたったひとつさ

Kobayashi muさんの作品です。
ひとり暮らしの娘さんを想って書かれたという短歌。
離れていても同じ空の下にいる。
そんな気持ちが安らぐような素敵な短歌。
スキです。

ゆっくりと育ってゆくよ君らしく苦労した分優しくなって

Kobayashi muさんの作品です。
歩き始めた息子さんを想って書かれたという短歌。
健やかに育つことを願う親の気持ちがあふれている素敵な短歌。
スキです。

これからはわたしの気持ちそのままを感じるままに言葉にしよう

Kobayashi muさんの作品です。
自分自身を想って書かれたという短歌。
気持ちをそのままに。
言葉にすれば伝わる。きっと叶う。
私もそんな風に生きていきたいな、と思います。
スキです。

作者名を隠し、順番も入れ替えた状態で選んだのですが、Kobayashi muさんの作品を3首選ぶという結果になりました。
素敵な作品を作ってくれたKobayashi muさん、ありがとうございます。

もし君が猫になっても見つけるさ秋の光のにおいを頼りに

まりもさんの作品です。
大切な人はきっと姿が変わってもわかる気がする。
だってこれは運命だから。
そんな素敵なラブストーリーを感じました。
スキです。

東京の空にあなたが歌うから遠く仰ぎ見る同じ秋の夜

Finnさんの作品です。
歌をテーマにしていることもあるのかもしれませんが、Finnさんのこの作品からは音楽を感じました。
遠くで頑張るあなたと同じ月をみている。
秋の夜空でつながっている。
そんな物語を思い浮かべました。
スキです。

なお、Finnさんの作品は前回の鶴亀杯特別審査員賞のあずき賞でも選ばせていただきました。
Finnさんの作品からは音楽を感じるように思います。
スキです。

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■お知らせ

オフボーカルバージョンを公開いたします。
勝手にあずき賞に選ばせていただいた方もそうでない方も、良かったら歌ってみてください。
なお、作曲者名を明記していただければYouTubeやその他動画、音声共有サイトでの使用は自由です。
報告は不要ですが、教えてくださいましたら聴きに行きますので、noteのコメントやツイッターでご連絡いただけると嬉しいです。

これは使わなかったものですが、前奏と後奏部分を使用したBGM用の音源もありますので、こちらも公開します。
こちらも作者名を明記していただければ使用は自由です。

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■おわりに

勝手に賞ということで、好きなようにやらせていただきました。

素敵な企画、素敵な作品にたくさん触れることができ、ついでに音楽も楽しませていただきとても有意義な時間でした。
ありがとうございます。

伝え合いましょう。気持ち。