身近にある至福のとき
結婚するまでは、割と交通の便の良い所に住んでいたので車の免許なんて一生取らないと思っていた。
結婚と同時に地方都市に移り住んだ時も自家用車は有ったが、運転は夫に任せて、ずっと助手席の人だった。
助手席の人はとっても楽チンで楽しい。
歌は歌い放題。
お昼寝し放題。
ぼーっとしてても誰にも怒られない。
気楽で気まま。
けれどある時から運転席の人になった。
今は、ほぼ週7、自分で運転している。
どこへでも自分で行ける自由を手に入れた代わりに、ぼーっとする時間を手放した。
自分で舵取りするドキドキ感、責任感。
怖いけど楽しい。
運転は自分の在り方がそのまま表れ
どこか人生に重なる。
週一、夫と行くジム帰りの道
私は助手席の人になる。
心地よい疲労と開放感でぼーっとしている。
たまにはこんな瞬間もいい。
そこにCHICAGO や TOTO や Boz Scaggs が
あると至福のときになる。
人生にもそんな瞬間は必要だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?