#39 「やられた!と思った接客」甘いキャベツの話
写真はキャベツじゃないんだけどねー
今年の夏、実家の畑で採れたぴかぴかのお野菜
その日はちょっとイライラしてた。
疲れてたし寝不足で早く帰って寝たいってしか考えてなかった。
だからきっと私の愛想も良くなかったと思う。
帰り道にある小さな八百屋さん、
こじんまりと道端に、お手頃な価格で野菜を広げている。
バッグ持参だから、袋持ち合わせてないとほうれん草そのまま抱えて家に帰ったりしちゃう。
普段は実家からお野菜を送ってもらってるからめったに買わないんだけど、
その時はなんとなくキャベツが食べたい気分だった。
ひと玉80円
すいません、これください。
はいよ、
お嬢ちゃん、このキャベツはあま〜いよ!
このへんで他に売ってるのは最近甘くないんだけどね、
これは甘いよ〜
いっぱい食べな!
なんかその一言がじんわり嬉しかった。
暗い気持ちがなぜか吹き飛んで、にやにやしながらキャベツを抱えて帰宅した。
そうか、甘いのか〜
何して食べようかな、千切りかな、
たった一言でこうやって人の気持ちって良くも悪くも変わるから、
周りにも伝わるくらい、常に明るくいたいなと思う。