片付けてたら、ハンドメイド生活に突入した話し。
この前、片付けてたら、買っていたキットが見つかり、編みぐるみを再開したという記事を書いた。孫8ヶ月に早速送り、齧ったり振り回したりして、彼なりに楽しんでくれている様子が動画で送られてきた。そうすると、すっかり嬉しくなり、またまた端切れで帽子を作る事を思いついた。頭の中では、あんな感じで出来るのでは?と妄想が膨らむ。そんな上手には出来ないんだけど、ミシンも壊れているんだけど、子供の小さな帽子なら手縫いでなんとかなりそう。早速、ググってみると、チューリップ帽子という、二等辺三角形を六つはぎ合わせて作る帽子を発見した。おー、これは楽しそうと、早速、制作に取り掛かった。ちょうど、夫と出来れば口聞きたくない状態が続いていたので、黙々と作業が捗った。この辺りに、ちょっとした夫婦の事情もあり、作業が兎に角捗るし、没頭できて、ハンドメイド、非常に良い。
なんとなく、形が出来て来て、ホントは絶対口聞かないぞとおもっていたのに、つい、「ねぇねぇ、お父さん、見て!」と見せてしまう。
しまった。
夫も、私が無言で自室に篭っているので何かを察知したとみえて、いつもなら、なにそれ、変なの。買った方が早いだろ。とか言うはずなのに、へぇ、送ってあげれば。とか、心にもあるのかないのか知らない事をいう。
夫は、けなしてこなかったが、実は私的には、ちょっと思ってたのと違う残念な仕上がりだった。なんか大きすぎるし、接着芯を貼るなど本当はやったらよい作業を面倒で省いた為に、へなへなの布帽子みたいだった。
うーん、まあ、これは試作品という事で、あげるのはよそう。
と思いつつも、諦めきれず、ネットの赤ちゃん帽子を検索していると、頭にフィットする様に、ゴムが入っているものがあった。
これなら、リカバリー出来る!
そう確信した私は、帽子を、もう二周チクチクと縫い、ゴムを通した。
ジャジャーン!
帽子が完成した。
楽しい!しかも、ただ!
うちの片付けしながら、出て来たものをリメイクするのは、楽しい。万が一失敗した時も潔く捨てられる。
作る元気と時間がある50代ならではの楽しみ方ではないだろうか。
いや、60でも70でも80でも90でもやってる人はやっていらっしゃるだろう。でも、めんどくさくなったり、目が疲れ過ぎたり、段々と億劫になるもののようだ。
なにより、ポッドキャストや、聞くだけのYoutubeなど、聴きながら、チクチクとか、あみあみするのはなかなか楽しい。
色々作って送りすぎて、お嫁さんに嫌がられないよう気をつけないといけないので、次は何か自分用のモノを作ってみようかな。
スッキリさせたいし、捨てた方がいい物も勿論あるけど、ちょっと待て、これは何かになるかもしれないと工夫してみるのは楽しい。ちょっと前までは、そんなめんどくさいことして、どうせ仕上がりもイマイチだし、買ってきた方が早いと思っていた。でも、それを繰り返しているからモノが増えていく。いったん買わないで、なんとかしてみよう。昭和も初期の頃の主婦生活みたいな暮らしになってきたけど、これが楽しい。
部屋を片付けようとして昔の漫画読みだして捗らない人みたいな事になっていますが、まあ、それもまた楽しいという事で、少しずつ片付けていこうと思います。家にあるのに、どこにあるのか分からず、また買ってくる。これさえやらないで、おうちに既にある物で遊んでいれば、だんだんモノも減っていくかも。