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夫婦円満のコツを遂に発見!か?

私はは50代女性。夫は定年退職後ずっとうちにいる系おじさん。
なので、イラっとする種はそこら中に転がっているので探すとキリがない。キリがないので喧嘩はやめて、なんとか穏やかに日々過ごしたいと思い、日々研究を重ねている。
このnoteにも、自分の過去記事をタイトル眺めてみると、夫に腹立てる話しのなんと多いことか。定期的に書いている。全然、仲良く出来てないじゃん。

ところが、最近、ちょっとした極意を遂に掴みかけた気がする。

キャンペーンしてたのでaudibleに入り、「反応しない練習」という本を聴いたら、とても良かったのだ。

この本によると、大体人は、他の人が言った事を真剣に受け止めすぎている。人の話しを一生懸命聴いて、その人の言葉の背景にどう言った意味があるのかを推しはかり過ぎているらしい。これは、普段の周囲の人との会話に止まらない。偉人が残した言葉や、小さい頃教えられた道徳的にはどうするべきかなどの言葉も、みんな自分の中に取り込み過ぎて意味を持たせ過ぎているから、それに苦しめられているらしい。

確かに、そうかもしれん。

子供の頃、親に言われた事をずっと意外と真面目に大事にしてたり、人に言われた何気ないひと言をずっと引きずっていたりするものだ。

「全てスルーしよう。反応しちゃダメです。」

振り返ってみれば、人に言われたことに反応して、勝手に脳内で悲しくなったり怒ったりしてマイナスの感情に揺さぶられてきた。本に書かれていた事を上手くお伝え出来ればいいんだけど、その能力が私には無い。よく理解できてないのかもしれない。でも、とにかく私は、夫のいう事をいちいち間にうけて、イライラするな。全部スルーしといて大丈夫というメッセージと理解した。

イラっとして、言い返したくなっても相手にするな。
相手の言葉に反応して言い返すと、そこからまた言い合いになるので、とりあえず、応戦するな。
あなたの話し聞いていませんよ!という態度をとるのも、反応しているのと同じなので、ダメ。
いったん聞くことは聞くが、それに対してマイナスの感情が湧きそうならスルーする。
勿論、楽しく会話がやりとりできるならすれば良い。そうでないなら、相手の言葉を受け取らないようにするのだそうだ。
あくまでもニュートラルに。
これはテクニックのようなものだから、練習がいる。ついつい反応してしまいそうになるのだが、そこをグッと我慢。

おー、なるほど。それは、テクニックの様なものなので、練習すればよいらしい。半分の私は聞いてるが、半分の私はもっと外からそれを眺めている様な感じらしい。

ふむふむ。すぐには出来ないかもしれないけど、やってみた。

すると、これがいい感じ。

相手の事を真面目に相手していないので不誠実な気もする…と、最初は思ったのだけど、そんな事もなさそう。大体向こうも人の話しを全然聞いていないし、相手の話し完全に理解する事など所詮無理なのだ。

夫婦とは、お互いに全く相手のことを理解していないまま、何十年も一緒に暮らすものなのかもしれない。
昔は、もっと話し合ってお互い理解し合おうと思っていたが、どうもそうではないらしい。という事が、ようやく段々わかってきた。
全然理解し合えてないまま、なんとか一緒にやっていく。
以前は、そんなの寂しいじゃないの。と思っていたけど、今はもう、それでいいのだ。と思えるようになった。友人や同僚、仲間は、なんらかの共通点があったり、ある分野で理解しあったりして繋がっている。でも、家族や夫婦は違う。理解してなくても、一緒にいられる事が大事なのかも。

時々、奥さんがずーっと喋っていて、旦那さんがずーっと黙っているというご夫婦を見かける事がある。あの旦那さん、悟っていたんだなぁ。わざを実践していたんだなぁ。
逆に、私がやられたら、「ちょっと聞いてないでしょ!」と怒るかもしれない。
でも、夫に対して、ふんふん、ふーんと、あんまり自分の意見を言わず、とりあえず放置してみたら、気が済んだのか、しばらくしたら黙った。
大体、ネットでコメントしたら炎上しそうな碌でもない事しか言わないので、いつもそれに腹立てて反論していたりしたのだが、ほーって置いたら、それ以上言って来なかった。

そうそう、そうだよね〜と楽しく話せると時は、話せばよい。

でも、大体すぐに、「いやいやいや、」と何でも否定するイヤイヤ期のおじさんなので、そういう時は、「ふーん、そうなんだ。」と否定も肯定もせずに、ノーコメントにしたら、直ぐに鎮火した。

よし、これだ!

調子に乗った私は、audibleで、「反応しない練習」をもう一度聴き、次には「図太くなれる禅思考」など、次々と聴いている。日々の家事も、禅僧になったつもりで、無心に。お陰で、廊下はピカピカに。
とは、なっていないのだけど。