中高年夫婦 伊豆下田の旅
先週、夫婦で一泊二日で伊豆下田に旅行に行ってきた。
我が家は、義母と私達夫婦の3人暮らし。おばあちゃんには2泊3日でショートステイしてもらい、その間に久しぶりに旅行した。
夫67歳は定年以降、電車や飛行機にもあまり乗らなくなり、その間にキャッシュレスチケットレス、予約はスマホからという世の中に変わってしまい、色々と昔とは勝手が違ってきているが、今回の旅は、パック旅行ではなく、自分たちで企画したので色々と勉強になった。全く新しいことを学ぶ気のない夫にとっても、ちょっとだけ刺激になったようだ。
そもそも、行き先からして揉めた。サフィール踊り子号に乗って見たいねということで伊豆にいくことだけは決まった。でも、伊豆のどこにする?
伊豆といえば熱海。熱海といえば社員旅行。もう終わっている場所みたいなイメージしかないようで、伊豆に行ったって何にもみるものは無いとか言い出して、スゲーめんどくさかった。
あそこに行きたい、ここに行きたいという私に、いちいちイチャモンつけてくるので、腹が立ち、もーわかった、2日目は、朝宿で解散、各自観光してそれぞれ帰宅、家で集合って事で。と話を終わりにした。
踊り子号の予約はえきねっとが使える私担当、宿泊先は夫が担当という事だけ決めた。せっかく踊り子号になるなら、伊豆半島の最先端の伊豆下田ということだけ決まった。
夫は歩くの嫌いで、タバコ無しではいられない。乗り物で長時間タバコが吸えないと降りるとすぐに、喫煙タイムが必要。昨今は、喫煙できる場所も限られているので、喫煙所を探し当て、煙モクモクの場所に突っ込んで行ってタバコ吸って出てくる。その間、私は待たなくてはいけない。
歩くの遅い、タバコ吸う。一緒に旅行したくないヤツNo.1。でもまあ、しょうがないか。ガンガン観光したいなら、一人で行けばいいわけだし、複数で行動するならゆっくりな人に合わせた方が良い。夫をゆっくりな人としてカウントすれば、良いだけのこと。最近ようやく学んだ。
夫との旅行で良いことは、宿泊費やご飯代を全くケチらないこと。
私だったら、そんなに高い宿予約しないけどと思う宿を予約してくれていた。宿選びも口出ししないで夫に全面的にお任せしたのも平和でよかった。
伊豆下田の白浜海岸にあるホテル伊豆急というところに宿泊。早朝に海岸に降りて、のぼる朝日と海と砂浜とサーフィンする人たちという素敵な景色を堪能することができた。夫は全然起きてこなかったので、これは一人で堪能しました。
結局、初日も二日目も、そんなに揉めることなく一緒にゆっくり観光して家までたどり着いた。
初日
サフィール踊り子号で伊豆急下田駅到着。駅近の寝姿山ロープウェイ。絶景。バスで石廊崎へいき、石廊崎クルーズで海側から海岸線を眺める。ブラタモリ気分で絶景。数少ないバスにギリギリ間に合い、下田駅へ戻る。そこからホテルシャトルバスで白浜海岸にあるホテル伊豆急へ。夕食海鮮尽くしを満喫。温泉に二回入る。
二日目。ホテルで朝食。鯵の干物が美味しかった。電車で伊豆高原駅。そこからバスで大室山ロープウェイ。360度のパノラマ絶景。バスで伊東駅へ。40分位バスに乗るが、運転手さんが上手で、そんな山道をそんな速度で走れることに驚く。レンタカーしなくてよかったねと夫と話す。伊東駅に戻って、駅前ののんびりした商店街をちょっと散策して、見つけた食堂で魚ランチ。思わず伊豆高原ミカンハイも追加注文。そこからJRで熱海駅へ。熱海からは、湘南新宿ラインで大宮まで乗り換えなしで一本で帰れる。熱海は始発なのでグリーン券1000円を追加すれば、予約なしで2階の良い席に乗れた。快適。帰りの眺めも海が見えて、なかなか良い。踊り子号じゃなくても十分楽しめる。(もちろん、サフィール号は最高でした。また乗りたい。)
二人で行動すると揉めることが多いので、今回の旅行も途中ですごい揉めるかも、あんまり揉める様なら途中で解散別行動もありかと心づもりしていたけど、意外に大丈夫でした。お互い年取ってきて、揉めるのがめんどくさいから譲るようになってきたらなのでしょうか。
夫とは絶対一緒に旅行したくないという奥様も多い様ですが、ちょっとめんどくさい友人と旅行しているつもりで行けば意外と大丈夫かもしれません。
次の日、旅行に行くからとショートステイに行かされて文句たらたらだったおばあちゃんを迎えると、なんでショートステイに行っていたかをすっかり忘れて職員さんから優しくしてもらって上機嫌で帰ってきたので拍子抜けしました。笑