
積ん読、どうしたらいいのよ
【積読、積ん読(つんどく)】
入手した書籍を読むことなく自宅で詰んだままにしている状態を意味する言葉。
読み終わった本を飾っておく棚と、まだ読んでいないこれから読む予定の本を入れておく棚がある。
読み終わった本を飾っておく棚の方はとても気を遣っている。
お気に入りの本はいつでも目に入るように手前に並べているし、そうじゃない本は奥にしまっている。
たまに順位が変わってレイアウトが変わるのもすごく楽しい。
並べ替えている内に「この本どんな内容だっけ?」と思って読み始めちゃったりもする。
まだ読んでいないこれから読む予定の本を入れておく棚は全く気を遣っていない。
文庫だろうがなんだろうが大きさに関わらず平積み。鬼の平積み。
買ってきたものをひたすら適当に放り込んでいるのでジャンルも無茶苦茶。
今見たらでんじゃらすじーさんの上に三島由紀夫「金閣寺」がある。鬼のジャンルレス。
パッと見ただけで40〜50冊が積ん読されている。
こうなってくると正直どれから読めばいいかわからなくなってくる。
全て自分で購入した物だから以前の自分が少なくとも一度興味を持ったものに違いないのに「こんな難しそうな本どうやって読んだらいいねん」と思ってしまう本がいくつかある。以前の自分は一体どのタイミングで金閣寺に興味を持ったのだろう、と。
でも以前の自分のその時の興味に思いを馳せるのは、それはそれで楽しい。
難しい本なら、あ〜なんかカッコつけようとしたんかな、とか。
社会派な本なら、学ぼうとしていて偉いな、とか。
でんじゃらすじーさんなら、頭空っぽにしたかったんだろうな、とか。
それにしても量が多い。
しかも読むペースよりも買うペースの方が早いので積み上がっていく一方。
書きながら思い出したがトイレにも3冊ある。
そっちには短い時間でも読めるような詩集などが置いてある。
でも最近はスマホをトイレに持ち込んだりしてしまうのであまり読み進めていない。
せっかく本があるのにもったいない。
書きながら思い出したがテーブルの上に読まなくちゃいけない生命保険のお知らせがある。
規約がどうとか支払いがどうとか内容がどうとかまた小難しいことが書いてあるに違いない。
読みたい本は読めずに、読みたくない保険のお知らせは読まなくちゃいけない。
完全に自堕落な自分の責任なのは百も承知で身勝手なことこの上ないのだが言わせてもらう。
こんな不条理な世の中おかしいよ。
誰か代わりに保険のお知らせを読んでよ。
読んだらわかりやすくかいつまんで教えてよ。
きっと何回も質問するだろうけど根気強く応えてよ。
だから頼むよ。
その間でんじゃらすじーさん読んで待ってるからさ。