藍月あんこ

おたく系評論の同人活動をしているサークル「砂上の空論」のバーチャルメンバーです。BOOTHで同人誌も販売しています。(https://azuki-anko.booth.pm/ ) バーチャルなサークル活動:動画、noteでの記事、Twitterでのつぶやき

藍月あんこ

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最近の記事

メタバースから現実へ「ライブ:VARTISTs」

 VRよりリアルが凄いのか――  頭の片隅にその言葉を抱いたまま、9/24に開催された、ライブイベント「VARTISTs」に参加した。なぜそこが引っかかるのか。私は、主に趣味としての交流は九州の離島住みという地理的ハンデを背負っている。そのため、人と会える感覚がある「VRChat」は「ひょっとしたら、現実よりいいのでは」と考えてもいるし、メタバースの日常というテーマで同人誌の原稿を書いていたりしている。「とはいっても、リアルに勝る物でも無いでしょ」とささやく自分もいる。  

    • HUGっと!プリキュアのアンリ君についての考察

      2019年に「アンリくんアンソロ」に投稿した考察を掲載します  2018年にスタートした、HUGっと!プリキュア(以下はぐプリと略)は今までのプリキュアシリーズではあまり無かった反応も含め、文字通り賛否両論を巻き起こした作品だった。アニメ系のブログやネット媒体以外でも、話題として取り上げられることが多々あったように思う。例えば普段は政治や社会問題などの硬派な記事が多いハフィントン・ポストにて「プリキュアが「男の子だってお姫様になれる!」と叫んだ。はぐプリ19話が伝えた、すご

      • バーチャル世界で美少女に受肉したい ――バーチャルな肉体での学習と癒し

        ■はじめに 本稿は「バーチャル世界で美少女に受肉したい(バ美肉)」サークルメンバーの島人と、同じサークルのとりの対談を収録したものです。  多くの人にとっては、バ美肉というよりは、キズナアイをはじめとしたVtuberの方がなじみがあるかも知れません。バ美肉はVtuberの用に動画を投稿しなくてもなりえるもので、Vtuberより広い範囲を指します。VRのチャットなども盛んになっています。  「受肉する」というのは宗教用語ですが、「バ美肉」は特定の宗教に結びつけられた言葉ではあり

        ¥400
        • ボイスチェンジャーについての書きかけの記事(VRChatの話)

          今、noteに書きかけのまま「下書き」状態の記事があります。 その記事は「なぜ私がボイスチェンジャーを封印しているのか」というもので、最初は、割と簡単に書けるんじゃないかと思っていましたが、思った以上の難産になっています。 私がボイスチェンジャーを使わなくなったのは 「フレンドさん数人に聞き取りにくい」 と言われたから。 という、短い回答もできるのですが、なぜ「聞き取りにくい」と言われただけで(改善の余地があるのに)諦めてしまったのか考えてみると ・私にとってのVRChat

          「パンツ」は誰の物…?

          私は生まれてこの方、スカートの類を履いたことがまったくありませんでした。そのため「パンチラ」をされるという状況になったことがありません。有り体に言ってしまえば、物理肉体は男性です。 しかし、VRChatをはじめてから「パンツを見られる」というのに抵抗感を感じるようになりました。 (※この記事で用いる「パンツ」という言葉は、「パンツスタイル」といった正しい用法ではなく、「下着」を指す意味で使っています) 私がVRでよく使うアバターは、このアカウントのプロフ写真につかっている

          「パンツ」は誰の物…?

          「二次元の嫁」から「推し」へ

           ツイッターで「今のオタク文化で好きなキャラクターを『推し』と表現するが、『俺の嫁』と言っていた界隈は絶滅したのだろうか」(要約)というツイートを見かけたので、私なりに「二次元の嫁(俺の嫁)」から「推し」への推移を考察する記事を書きました。  今となってはめっきり使う人が減りましたが、アニメ、まんがやゲーム、ラノベなどのキャラクターを指し「○○は俺の嫁」と言った発言は、以前はネット上でちらほらと見かけました。  二次元のキャラクターに対し、「俺の嫁」と発言することは、多少な

          「二次元の嫁」から「推し」へ

          16年目の癒し

          すこし(?)感傷的な記事を書きます。 BS11のアニソン番組、AnisonDays 第131回は早見沙織さんがゲストでした。 AnisonDays では、毎回、ホスト役の森口博子さんと酒井ミキオさん(とバンド)、それとゲストがさまざまなアニソンをスタジオライブで披露します。 その早見沙織さんが披露したのは、故岡崎律子さんの「For フルーツバスケット」でした。 岡崎律子さんは、私がものすごく好きな歌手です。 私の好きなアニメ、プリンセスチュチュ(2002年)の主題歌で心

          16年目の癒し

          批評と誹謗中傷

          私はツイッターが好きな「おたく」側に位置していると自認しています。 そこでよく感じるのは「批評/批判」と「誹謗中傷」の区別を付けていな人が結構いるんじゃないかってことです。 「私はおたく」なのも踏まえて考えてみると、電車男ブーム(2004年)以降弱まってきたとはいえ、おたくに対する蔑視や誹謗中傷を当事者として、または、身近な物として感じている「おたく」は多いでしょう。もっとも、「蔑視」「誹謗中傷」を日常的に感じているのは、おたく以外にもさまざまな「属性」であるとは思います

          批評と誹謗中傷

          ソーシャルなネットワーク上のサービス

          見出しに「ソーシャルなネットワーク上のサービス」と書きましたが、略せばSNSで普段使い慣れている単語です。 あえてこの見出しで記事を書いたのは、VRChatが極めて「ソーシャル」の要素が強いSNSだなと再確認したからです。補足するのなら「バーチャル空間でのソーシャル」です。 まずは私の話です。私はネットでの付き合いに、リアルより強い帰属意識を持っています。九州の片田舎に住んでいて、田舎ならではの人との繋がりや愛郷心を持った人が多くいる印象がありますが、私自身は、田舎的な人

          ソーシャルなネットワーク上のサービス

          ねほりんぱほりんとアバター

          1/8に放送されたNHKの「ねほりんぱほりん」はバ美肉おじさんでしたが、知らない人からしたら、あまり説明せずに突っ走る内容で大変よかったです。 番組を見終わってふと思ったんですが、「ねほりんぱほりん」という番組は出演者がすべて操演されている人形に置き換えられて放送する内容で、言い換えるなら、「アバター」を利用したTV番組といえるでしょう。 出演者がアバターである事により、出演者が自身の事を語ったり、聞き手のYOUさんや山ちゃんの「ねほりはほり」聞くトークが従来の番組以上に「

          ねほりんぱほりんとアバター

          満たされる空間

          1/8にNHKで放送された「ねほりんぱほりん「バ美肉おじさん」…驚きのバーチャル世界がそこに 」を見ました。 いくつか取り上げたい事柄があるのですが、今回は、「(リアルで)恋愛のスイッチが入らなかった」件について、少し書いていきたいと思います。 私自身の捉えた感じ方を主に書いていきます。 私は今、バーチャルキャストができる環境を整えつつも、まだ、配信や凸をした事が無い状態で、一方でVRChatはすこし(?)ハマっている段階です。 それはすごく「エモい(エモーショナルな)

          満たされる空間

          リアルってなんだろう…

          VRヘッドセット(Oculus Quest)を購入してから、というよりは、VRChatの世界に少しずつなれるに従って、「リアルってなんだろう…」って疑問が少しずつ大きくなっていきます。 VRは「仮想現実」で、VRのゲームは「仮想現実のゲーム」というのは「まあ、そうだよね」みたいな感じがあります。 一方、VRChatは「仮想現実のチャット」となるけど、確かに、「仮想現実」的な世界ではある物の、そこで共に「時間」「体験」「コミュニケーション」などを共有した人が居るというのは「

          リアルってなんだろう…

          ボイスチャットからVRChatへ

          私はここ最近、VRChatをやるようになりました。 VRChatを知らない人に簡単に説明すると、VR内でのチャットです。参加者は思い思いのアバターを身にまとい、「おしゃべり」をします。 チャットルームは「ワールド」と呼ばれていて、3Dモデリングやプログラムを駆使して、ユーザーがかなり自由な空間を作り出せ、把握できないほど様々なワールドがあります。 立方体のオブジェクトが置いてあるだけの殺風景なワールドから(オブジェクトやギミックが少ない部屋は「軽い」のでそれもまた需要が大き

          ボイスチャットからVRChatへ

          アバターとしての「私」

          「藍月あんこ」は中の人にとってのアバターのひとつです。 実は、2019年の夏ぐらいから、絵を描くフォロワーさんにお願いして、Live2D のアバターとなる素のイラストを描いて貰いました。そのアバターは「藍月あんこ」ではありません。 なぜそのアバターを使わなかったかというと、理想側に振りすぎてたからです。具体的に言えば、理想のアバターには、今の自分のボイスチェンジャーの音声は合わないと思ったからです。 そこから漠然と悩んでいました。 秋に入り、バ美肉に関する評論ジャンル

          アバターとしての「私」

          バ美肉は人生のリトライ?

          私にとってのバ美肉はなんだろうって考えたとき、学生時代(主に中学生)のやり直しって要素もあるのかなって思っています。 私のリアル側の人は、中学時代、忘れ物が多く、板書が追いつかなかったので、授業中のノートは真っ白、つまり、書くのが遅かったので、大量の宿題も投げ出して提出せず。そんな私は中学時代、教師から日常的に体罰を受け、落ちこぼれ扱いを受けていました。ちなみにADHDと診断されたのはつい数年前です。 中学時代は自尊心を酷く毀損されていました。 適切な教育を受けていれば

          バ美肉は人生のリトライ?

          名前の由来

          私の「藍月あんこ」って名前ですが、「あんこ」ってのが先に決まりました。ちょっと野暮ったいけど、かわいい名前って事で漠然と思い浮かびました。なんとなく思い浮かんだのは、「杏子」とかいて「あんこ」と呼ばれていたキャラクター。 名字の「藍月」は、「あずき」ってよんで、あんこに合わせた名前だけど、最初は語呂あわせとか考えて無くて、なんとなく「月」を名字に入れたくて。その時イメージしてたのは、ターンエーガンダムの月の女神、ディアナ様。「月」が付く名前をネットで探していたら「藍月」って

          名前の由来