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「納得していない」を見て、しっかり潰す(人間観察)
カフェや本屋等のお店に行くと、
必ず定員さんの爪や服装、髪型等を観てしまうんですよね。
「この人どんな人だろう?」って。
癖になっていますね。
気持ち悪いかな?今更ですかね、、。
とはいっても、観察はやめられないので、引き続きご迷惑にならない程度に観るようにします。
■「納得していない」を見極めて、ちゃんと潰しておく
人間関係や仕事において、対立や意見のすれ違いはよく見られます。
対立やすれ違いが起こった際に、その場で気がつくことができればば、話し合いが可能ですが、
「相手が納得していない」ということに気がつかず物事を進めてしまうと、後々変更が利かなくなったタイミングで問題が発生してしまいます。
特にリーダーであれば、メンバーが立場を気にして反対意見を言わない為、後々になって「メンバーが動いてくれない」といったことが良く見られると思います。
しかし、この「反論がある」「納得がいかない」といった感情には、明確なサインがあるのです。
それらのサインを抑えておけば、会議室を見渡した際に誰が反論を持っているのか、はっきり見ることができます。
そうすることで、「あと誰を説得する必要があるのか」がわかり、反論を持っている方にその場で意見を聞くことで、後々「メンバーが動いてくれない」といったことを防ぐことができます。
私が「この人は反論を持っている/納得していないな」と判断する材料にしているのは、下記の仕草です。
・頭の後ろを叩く
・額の真ん中を人差し指で押す
・唇をすぼめて前に突き出す
・腕を伸ばしテーブルを押して、身体を後方に下げる
結構あからさまですよね。上記の反応が観られた場合はすぐに相手に意見を聞いてみてください。
(私はそういうあからさまな仕草が好きなので喜びますが)
私はこれらの仕草が観られた場合、必ずその場で意見を聞くか、後になって「実際どう思ってます?!」と聞くようにしています。必ずです。
すると、大半の方が「いや実は、、」や「実際上手くいかないと思う、、」といった発言をする為、その場で意見調整を行います。
人間の身体に出ている反応は、全て情報です。全てです。
言葉と同じように身体の言語も読み解けると、ある程度人間の心理状況を知ることができるので面白いですよ。(私は大好きです)
それでは、そろそろ本日の観察内容の共有になります。
是非見ていっていただけると嬉しいです。
■40~50代男性:
シーン①:カフェに到着
▼観察結果(この人ってどんな人?)
・営業職についており、本日中に終わらせる必要がある仕事がまだ終わっていない。
・仕事が上手くいっておらず、ストレスを感じている。
・「好きなことをしたい」気持ちと、「仕事をしなくては」という気持ちがぶつかっている。
・こだわりが強く融通が利かない性格をしているが、オープンなタイプ
・生活習慣もそこまで良くはない。
▼観察内容
・スーツ姿、髪にワックス、シルバーの時計を付けている。また、足首が太い。 = 足首が太いのは普段から立つ・歩くことが多い為。営業職だと考えられる。
・古びた鞄を愛用しており、いくつかのポケットが開けっ放しになっている。= 古びた鞄を愛用している人はこだわりが強く、融通が利かないケースが多い。鞄が空いていることを気にならない人はオープンなタイプである可能性が高い。
・カフェに到着するなり、両手を強く握りながらスマホで野球を見始めた。= 両手を握りながら野球を観ている為、葛藤が見える。
・鞄からPCを取り出した。口角から空気を吸っている = 口角から空気を吸うのは心配やストレスを感じている為。
・椅子を前に進めて机と身体の距離を近づけた上で、身体は背もたれにもたれかかっている。脚はクロスさせて椅子の下に入れている。= 身体を背もたれに付け、後ろに重心を置いている場合は逃げたい・やめたいという心理がある。また脚をクロスさせていることから、好きなことをしたい気持ちを抑えていることがわかる。
・仕事の最中に後頭部を掻く仕草が目立つ。= 後頭部を掻いている為、苛立ちやストレスがわかる。脚の仕草からも仕事が上手くいっていないことがわかる。
・爪は整えられていない。= 生活習慣に問題がある可能性がある。余裕がない。
■40~50代男性:続き
シーン②:電話の対応
▼観察結果(この人ってどんな人?)
・電話の相手は好意的な上司だが、報告している内容はネガティブである。
・電話後もしばらくはストレスを感じている。
▼観察内容
・敬語で話しており、挨拶時に両手を頭の後ろで組んでいる。= 両手を頭の後ろで組むということは自信があるのだろう。好意的な相手であることがわかる。
・報告を始めてからは、左ひじを肘掛けに置き、左手で頭を掻いている。= 頭を掻く等の仕草からストレスや不安を感じていることがわかる。ネガティブな報告だろう。
・電話中は終始、脚をクロスして、クロスした後ろ足がぶらぶら揺れている。= 脚を観るに、自分を抑えており、不安を感じているのだろう。
・電話が終わってからも、しばらくの間は肩が上下している。= 呼吸が乱れている。不安がある。
▼知識まとめ
・足首が太い=普段から立つ・歩くことが多い
・口角から空気を吸う=心配や不安を感じている
・身体を後ろにもたれる=逃げたい・やめたい、という心理
・両手を握る=ストレスや不安を和らげたい(握った手が強ければ強いほどストレスは強い)
・脚をクロスする=自分を抑えている
・後頭部を掻く=苛立ちやストレスを感じている(速度が速い場合は「次に何をするべきか葛藤している」こともある)
今日も良い観察でした、楽しかったです。
また次回も見ていただけると嬉しいです。どうもありがとうございました。